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ネイサン・クランプトン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ネイサン・クランプトン
個人情報
フルネームNathan Ikon Crumpton
国籍アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
生誕 (1985-10-09) 1985年10月9日(39歳)
ケニアの旗 ケニア ナイロビ
身長1.83 m (6 ft 0 in)
体重78 kg (172 lb)
スポーツ
アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
競技スケルトン陸上短距離走走幅跳三段跳
成績・タイトル
自己ベスト100m 11秒27

走幅跳 7.15m

三段跳 15.04m

ネイサン・クランプトンNathan Crumpton1985年10月9日 - )は、アメリカ領サモアスケルトン選手[1]

来歴

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ケニアナイロビ生まれ。父親が外交官として勤めていた先の現地で生まれた。アメリカ人の父親と、中国系とハワイ系の血を引く母親を持ち、生まれながらのアメリカ合衆国国籍である。幼少期をアフリカで過ごした後、オーストラリアへ移住。その後、アメリカ合衆国バージニア州へ移住し、高校を卒業した[2]

プリンストン大学では、陸上選手として走幅跳三段跳を専門に活躍した[3] 。その後、スポーツにも取り組み、2014年にはアメリカ合衆国代表としてスケルトン・ワールドカップに初出場した。2016年IBSF世界選手権のスケルトン男子では8位入賞となった。しかし、椎間板ヘルニアを発症し、2018年平昌オリンピックには出場できなくなった[4][5]

2019年、クランプトンはアメリカ領サモア代表へ移籍[6]2020年東京オリンピックに初出場し、陸上競技の男子100mで自己ベストを更新した[7]。これは、アメリカ領サモア史上2番目の記録であった[8][9]閉会式では旗手を務めた[10]

このオリンピックに初出場した半年後、クランプトンは2022年北京オリンピックにも出場し、夏季冬季の両オリンピックに出場したこととなった。また、アメリカ領サモア代表選手が冬季オリンピックに出場するのはこれが2回目で、1994年リレハンメルオリンピックの初出場以来、実に28年7大会ぶりのことであった。開会式では旗手を務めた[11]。凍える寒さの中、上半身裸でサモアの伝統衣装を纏い入場行進し、注目を浴びた。出場した種目のスケルトン男子では19位という結果を収めた。閉会式にも再び伝統衣装で登場し、旗手を務めた。

主な戦績

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スケルトン

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大会 開催地 種目 順位 記録 備考
2016 IBSF世界選手権 オーストリアの旗 インスブルック スケルトン 8位 3分32秒12
2017 IBSF世界選手権 ドイツの旗 ケーニヒス スケルトン 18位 3分28秒53
2020 IBSF世界選手権 ドイツの旗 アルテンベルク スケルトン 18位 3分49秒61
2021 IBSF世界選手権 ドイツの旗 アルテンベルク スケルトン 22位 2分56秒26
2022 オリンピック 中華人民共和国の旗 北京 スケルトン 19位 4分06秒80

陸上

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大会 開催地 種目 順位 記録 備考
2021 オリンピック 日本の旗 東京 100m 予備予選敗退 11秒27 自己記録
2022 世界陸上競技選手権大会 アメリカ合衆国の旗 ユージーン 100m 予備予選敗退 11秒71

記録

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種目 記録 年月日 場所 備考
100m 11秒27 2021年7月31日 日本の旗 東京
走幅跳 7.15m 2007年5月6日 アメリカ合衆国の旗 プリンストン
三段跳 15.04m 2008年4月19日 アメリカ合衆国の旗 プリンストン

脚注

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外部リンク

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