ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン
ニュー・セントアンドリュース ゴルフクラブ・ジャパン New St. Andrews Golf Club Japan | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ニュー・セントアンドリュース ゴルフクラブ・ジャパン全体の空中写真。赤枠で囲んだ左側がOld Course、右側がNew Course。 両コースに挟まれたゴルフ場は千成ゴルフクラブ。 2016年11月6日撮影。 国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
所在地 |
日本 栃木県大田原市福原2002番地 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
概要 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
開業 | 1975年(昭和50年)5月10日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
運営 | 創立者 濵田善弥。メンバーシップコース | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
設計 |
・ニューコース - ジャック・ニクラウス、デズモンド・ミュアヘッド ・オールドコース - セントアンドリュースチーム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
運営者 | 株式会社 ロイヤルフォレストゴルフ倶楽部 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
コース | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Old Course | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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その他 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
公式サイト | ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン |
ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパンは、栃木県大田原市にあるゴルフ場である。
概要
[編集]「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」。創始者は濵田善弥。栃木県の北東部、東に八溝山地が茨城県境に沿って延び、西には那須野が原扇状地の扇端付近にあたる平地が広がる、那珂川や八溝山系の里山など自然豊かな地域で、松尾芭蕉「奥の細道」と縁の深い地として知られるそうしたロケーションにある[1]。
1970年代中期、大田原市福原地区に新たなゴルフ場の建設を始め、創始者である濵田を中心にニューコースのコース設計はジャック・ニクラウスとデズモンド・ミュアヘッドが行い、オールドコースはセントアンドリュースチームが行って、27ホール規模のゴルフ場の造成工事が着工され、1975年(昭和50年)5月10日、造成工事が完了し[1]、18コースで開業[2]。その後2年ほどで100億円の負債を抱え倒産し、会員有志により「NSAJをよくする会」を設立して競売で施設を落札し存続させ、1986年にはスコティッシュスタイルな9コースの「オールドコース」が追加開業した[2]。
コースは、ニューコースが18ホール、オールドコースが9ホールの27ホールで構成され、オールドコースはニューコースと少し離れた所にある。このため、以前は専用のモノレールで連絡をしていたが2013年頃から使用されていない(後述)。スコットランドの設計スタッフの手により、ゴルフの聖地の雰囲気を楽しむことが出来るレイアウトである[1]。特徴としては、池を巧みに配置したアメリカンスタイルで、フェアウェイは緩やかな起伏があり、深いバンカーと傾斜のあるグリーンなど、関東屈指の難コースとして知られている[1]。また、英国のセントアンドリュースを模した「スウェルケンブリッジ」などの名物ホールがある[1]。
2006年(平成18年)2月1日、経営会社の「株式会社ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」は、宇都宮地裁へ民事再生手続き開始の申請を行い、同日、保全命令を受けた[3]。2006年(平成18年)2月26日、ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパンは、オリックスグループをスポンサーとした再生計画案を会員に配布した[4]。2007年(平成19年)1月12日、債権者集会で再生計画案が可決され、同日、宇都宮地裁から認可決定を受けた[5]。2014年(平成26年)9月1日、運営会社の「オリックス・ゴルフ・マネージメント合同会社」は、「株式会社ロイヤルワールドゴルフ倶楽部」の全株式を「株式会社ロイヤルフォレストゴルフ倶楽部」に譲渡した[6]。2019年(平成31年)1月29日、東横イングループの東横インホテル企画開発がロイヤルワールドゴルフ倶楽部の全株式を買収した[7]。
ニューセントアンドリュース・エクスプレス
[編集]レストハウスのあるニューコースから約2km離れたオールドコースまで連絡する専用の全自動モノレールで、1986年のオールドコースオープン時に総工費7億円をかけて設置され、2013年8月まで使用されていた[2]。このモノレールは新交通システムのようなもので、タイヤ接地面2本と中央の案内軌条1本からなっており日本車輌製造製のVONAシステムをベースとしていた[8]。多くの箇所で高架線となっており、コースとの間にある谷間の田園を通り抜ける。行き違い施設はなく水平エレベーターのようなものだが、オールドコース側には予備車両を留置しておけるようになっており、トラバーサーによって車両の入れ替えが出来るようになっていた。2018年の時点ではこれら施設は撤去されていない。
1986年の導入当初は定員10人の専用の車両が新造されたが[2][8]、後にマイクロバス(日産・シビリアン)をベースにしたものが[9]、2013年8月まで使われた。この車両は無人運転で大きく開口するスライドドアが設置され[9]、ホームからフラットに乗降することができキャディカートを載せることが出来た。
2010年3月17日放送のナニコレ珍百景(No.566)で「大自然に謎の乗り物」のタイトルで紹介されている[9]。
なお、法律上は遊園地の遊戯施設と同様の扱いであり、鉄道・軌道路線ではない。
所在地
[編集]〒324-0024 栃木県大田原市福原2002番地
コース情報
[編集]- 開場日 - 1975年5月10日
- 設計者 - ニューコース - ジャック・ニクラウス、デズモンド・ミュアヘッド、オールドコース - セントアンドリュースチーム
- 面積 - 1,440,000m2(約43.5万坪)
- コースタイプ - 丘陵コース
- コース - 27ホールズ、パー108、ヤード、コースレート、ニューコースアウト・イン72.6、ニューコースアト・オールドコース72.8、ニューコースイン・オールドコース73.0
- フェアウェー - コウライ
- ラフ - ノシバ
- グリーン - 1グリーン、ベント(ペンクロス)
- ハザード - バンカー108、池が絡むホール14
- ラウンドスタイル - 全組セルフプレー、専属キャディなし、セルフでプレー、乗用カート使用、乗用カート(5人乗り)自走式
1組4人が原則だが、状況によりツーサムも可。
クラブ情報
[編集]- ハウス面積 - 2,200m2(665.5坪)
- ハウス設計 - デズモンド・ミュアヘッド
- ハウス施工 - 大日本土木 株式会社[10][11]
ギャラリー
[編集]- コース - 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、コース、2021年11月8日閲覧
- ハウス - 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、ファシリティー、2021年11月8日閲覧
交通アクセス
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、Golf Course Ranking Club、2021年11月8日閲覧
- ^ a b c d 「少しハードにしすぎた」あのニクラスが反省したほど難しい栃木県のコースって?【ゴルフ初物語】 myゴルフダイジェスト 2022年10月14日、週刊ゴルフダイジェスト10月25日号掲載記事
- ^ 「2006年2月3日、民事再生手続き開始申請の知らせ」、ゴルフホットライン、2021年11月8日閲覧
- ^ 「2006年2月26日、再生計画案を債権者に配布」、ゴルフホットライン、2021年11月8日閲覧
- ^ 「2007年1月19日、再生計画案が可決」、ゴルフホットライン、2021年11月8日閲覧
- ^ 「2014年9月2日、株式譲渡に関するお知らせ」、ゴルフホットライン、2021年11月8日閲覧
- ^ “東横イングループがゴルフ場経営に進出”. 日本橋・グリーンゴルフ (2019年5月17日). 2024年1月21日閲覧。
- ^ a b 日車の車輌史 図面集 戦後産業車両・輸出車両編 - 鉄道史料保存会
- ^ a b c 珍百景コレクション2010年3月17日OA - ナニコレ珍百景(テレビ朝日)
- ^ a b 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、ゴルフダイジェスト、2021年11月8日閲覧
- ^ a b 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、ゴルフホットライン、2021年11月8日閲覧
- ^ a b 「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、アクセス、2021年11月8日閲覧
関連文献
[編集]- 『ゴルフ場ガイド 東版』、2006-2007、「ニュー・セントアンドリュースゴルフクラブ・ジャパン」、東京 ゴルフダイジェスト社、2006年5月、2021年11月6日閲覧
- 『田野辺薫の名コースめぐり』、2011、「「日本にセントアンドリュースを造る」-時代の先を走った浜田善弥の大構想-」、2011年12月27日、