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ニマン川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニマン川
アムール川流域地図
水系 アムール川
延長 353 km
流域面積 16,500 km2
河口・合流先 ブレヤ川
流域 ロシアの旗 ロシアハバロフスク地方
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ニマン川(ニマンがわ、ロシア語: Ниман)は、ロシア連邦ハバロフスク地方及びアムール州を流れるブレヤ川の右支流の一つである。

満州語などのトゥングース語ではオロンキ川(Olongki bira)、漢語では斡倫奇河と呼ばれていた[1]

概要

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ニマン川の長さは353㎞、流域面積は16,500㎢で、エソプ山を源流とする。

17世紀よりこの地方を支配するようになった清朝(ダイチン・グルン)の記録によると、黒竜江城より丸木舟で1ヶ月ほどでオロンキ川(ニマン川)とニオマン川(ブレヤ川)の合流地点に至ったという[2]。17世紀後半には正黄旗蒙古都統ノミン・鑲紅旗蒙古副都統フワシャン・黒竜江副都統ナチンらによる調査が行われ[3]、清朝作成の黒竜江流域地図(「ランタン地図」)にもオロンキ川の位置と名称が記されている[4]

参考文献

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  • 承志『ダイチン・グルンとその時代』名古屋大学出版会、2009年
  • 松浦茂『清朝のアムール政策と少数民族』京都大学学術出版会、2006年

脚注

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  1. ^ 承志2009,210-212頁
  2. ^ 松浦2006,9頁
  3. ^ 松浦2006,15頁
  4. ^ 松浦2006,20頁