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ニゴイ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ニゴイ属
ニゴイの稚魚
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : カマツカ亜科 Gobioninae
: ニゴイ属 Hemibarbus
学名
Hemibarbus
Bleeker1860[1]

ニゴイ属 (Hemibarbus) は、コイ科カマツカ亜科に属する淡水魚の属の一つ。東アジアに分布する。

構成種

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ニゴイ Hemibarbus barbus (Temminck et Schlegel, 1846)
日本固有種。流れの穏やかな水域に生息している。
ズナガニゴイ Hemibarbus longirostris (Regan, 1908)
原始的なニゴイ属の一種。中国、朝鮮半島、日本に分布[2]
コウライニゴイ Hemibarbus labeo (Pallas, 1776)
西日本 /ロシア中国ベトナム北部、朝鮮半島台湾に分布[3]
ウスクチニゴイ Hemibarbus maculatus Bleeker, 1871
中国、朝鮮半島に分布[4]
Hemibarbus brevipennus P. Q. Yue, 1995
中国固有種。
Hemibarbus macracanthus Y. L. Lu, P. Q. Luo & Yi-Yu Chen, 1977
中国固有種。
Hemibarbus medius P. Q. Yue, 1995
中国南部に生息する固有種。
ヤガタニゴイ Hemibarbus mylodon (L. S. Berg, 1907)
韓国固有種で、絶滅危惧種に指定されている。
Hemibarbus qianjiangensis T. Yu, 1990
中国浙江省固有種。
Hemibarbus songloensis V. H. Nguyễn, 2001
ベトナム固有種。
Hemibarbus thacmoensis V. H. Nguyễn, 2001
ベトナム固有種。
Hemibarbus umbrifer (S. Y. Lin, 1931)
中国に分布。

脚注

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  1. ^ "Hemibarbus Bleeker, 1860". World Register of Marine Species. 2023年9月26日閲覧
  2. ^ ズナガニゴイ 侵入生物データベース”. 2023年9月26日閲覧。
  3. ^ Hemibarbus labeo”. 台湾中央研究院. 2023年2月20日閲覧。
  4. ^ 原色満州有用淡水魚類図説』南満州鉄道、1939年、21頁https://dl.ndl.go.jp/pid/1137610/1/37