ニコラ・コロンベル

ニコラ・コロンベル Nicolas Colombel
コロンベル作、「クピドとプシュケ」
生誕	1644年頃 フランス,ソットヴィル＝レ＝ルーアン
死没	1717年5月27日 フランス,パリ

ニコラ・コロンベル（Nicolas Colombel、1644年頃 - 1717年）は、プッサンの影響を強く受けていたフランスの画家。

生涯

セーヌ＝マリティーム県のソットヴィル＝レ＝ルーアンで生まれた。パリにでてPierre Sèveに学んだ後、1680年にはローマに移った。ローマで活動していたフランスの画家、ニコラ・プッサンの作品や、イタリアのバロックの画家、ドメニキーノの作品から影響を受けた。1686年にアカデミア・ディ・サン・ルカに入会した。ローマでも音も有名なフランス人画家の一人となった。

1691年頃フランスに帰国し、1694年に王立絵画彫刻アカデミーの会員として認められた。1701年にアカデミーの助教授、1705年に教授に任じられた。

ギャラリー

• ニコラ・コロンベルの作品
• 
  Jésus Christ guérissant les deux aveugles de Jéricho, (1682), セントルイス美術館
• 
  Hagar et Ismaël dans le désert, (av. 1682), ブダペスト国立西洋美術館
• 
  Hippomène et Atalante (1680頃), ウィーン, Liechtenstein Museum
• 
  Le Christ et la femme adultère (1682), ルーアン美術館
• 
  Le Christ chassant les marchands du temple (1682), セントルイス美術館
• 
  Mars et Rhéa (1694), パリ国立高等美術学校
• 
  Sainte Cécile jouant de la basse de viole (après 1694), ルーアン美術館

出典

この記事は1886年から1889年にかけて出版された現在パブリックドメインである、マイケル・ブライアンが著し、ロバート・エドムンド・グレーブスとサー・ウォルター・アームストロングが編集したBryan's Dictionary of Painters and Engraversの本文を含む。

• Théodore-Éloi Lebreton, Biographie rouennaise : recueil de notices biographiques et bibliographiques sur les personnages célèbres nés à Rouen qui se sont rendus célèbres ou qui se sont distingués à des titres différents, Rouen, A. Le Brument, 1865, 360 p. (OCLC 31033533, lire en ligne ), p. 87.
• Anthony Blunt, Two Drawings by Nicolas Colombel, Détroit, Detroit Institute of Arts, 1980 (OCLC 25614234, lire en ligne ).
• Louis-François Dubois de Saint-Gelais, Vies d’Antoine Benoist, Anselme Flamen et Nicolas Colombel, biographie.
• Karen Chastagnol, « Nicolas Colombel, peintre ressuscité du Grand Siècle », L’Objet d’Art, L’Estampille, no 486, janvier 2013, p. 36-43.