ナンキンオシ
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ナンキンオシ | ||||||||||||||||||||||||
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ナンキンオシ
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | ||||||||||||||||||||||||
分類 | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Nettapus coromandelianus (Gmelin, 1789) | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ナンキンオシ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Cotton Pygmy-goose |
ナンキンオシ(南京鴛、学名:Nettapus coromandelianus)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種。
分布
[編集]中国南部、南アジア(パキスタン、インド、バングラデシュ)、東南アジアで繁殖する。中国南部で繁殖した個体は、冬季インドネシアやオーストラリア等の南方に渡り越冬する。
日本では、沖縄県与那国島で1972年3月[1][2][3]、沖縄県多良間島で2010年6月に[4]観察されている。また、2010年5月には大阪府でも観察されており、この個体には、足環などの飼育されていた痕跡はなく、関西の動物園でも本種を飼育していた動物園はなかったことから、自然渡来した可能性が高いと考えられる[5]。
形態
[編集]全長約33cm。日本で記録されたカモ科の鳥としては、最も小型の種類に属する。雄成鳥は頭部は白色だが、額から頭頂は黒褐色。背中から尾は黒色で体の下面は白色である。雌の成鳥は、顔の茶色の通眼線があり、体の上面はやや褐色味をおびる。
生態
[編集]淡水域の湖沼や湿地、河川、マングローブ林などに生息し、小群かつがいで行動する。
食性は植物食で、水草や植物の種子などを食べる。こうした食物を、水中に頭をつけて採る。
繁殖形態は卵生。樹洞に営巣する。1腹6-8個の卵を産み、抱卵日数は22-24日である。
亜種
[編集]以下の2亜種に分類されている。
- Nettapus coromandelianus coromandelianus ナンキンオシ
- Nettapus coromandelianus albipennis オオナンキンオシ
絶滅危惧評価
[編集]- LEAST CONCERN (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))[6]
参照・注釈
[編集]- ^ 黒田長禮、「日本産ガン・カモ科鳥類の渡来地表 追加Ⅱ」『鳥』22巻、日本鳥学会、1973年、47-53頁
- ^ 内田康夫、「日本迷鳥録6 ナンキンオシ」『世界動物百科 70巻』、1972年、2頁
- ^ 今井光雄、「与那国島におけるナンキンオシ」、『野鳥』41巻、日本野鳥の会、1976年、651-652頁
- ^ 羽地邦雄・砂川栄喜・池永祐史、「沖縄県多良間島におけるナンキンオシ Nettapus coromandelianus の観察記録」『日本鳥学会誌』60巻2号、日本鳥学会、2011年、246-249頁
- ^ 佐竹忠義・湯浅健・松井敬子、「大阪府深北緑地におけるナンキンオシ Nettapus coromandelianus の記録」『日本鳥学会誌』60巻2号、日本鳥学会、2011年、254-256頁
- ^ Nettapus coromandelianus (Species Factsheet by BirdLife International)
参考文献
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