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ナウ・アンド・ゼン (ロバート・プラントのアルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ナウ・アンド・ゼン』
ロバート・プラントスタジオ・アルバム
リリース
録音 ロンドン Swanyard Studios、Marcus Studios
ジャンル ロック
時間
レーベル Es Paranza
プロデュース ティム・パーマー、ロバート・プラント、フィル・ジョンストン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 6位(アメリカ[2]
  • 7位(ニュージーランド[3]
  • 10位(イギリス[4]
  • 12位(ノルウェー[5]
  • 18位(スウェーデン[6]
  • 31位(オランダ[7]
  • 48位(ドイツ[8]
  • 51位(日本[9]
  • ロバート・プラント アルバム 年表
    シェイクン・アンド・スタード
    (1985年)
    ナウ・アンド・ゼン
    (1988年)
    マニック・ネヴァーナ
    (1990年)
    『ナウ・アンド・ゼン』収録のシングル
    1. 「ヘヴン・ノウズ」
      リリース: 1988年1月18日[1]
    2. 「トール・クール・ワン」
      リリース: 1988年4月11日[1]
    3. 「シップ・オブ・フールズ」
      リリース: 1988年9月[1]
    テンプレートを表示

    ナウ・アンド・ゼン』(Now and Zen)は、イギリスロック・ボーカリスト、ロバート・プラント1988年に発表したソロ名義では4作目のスタジオ・アルバム。LPは9曲入りだが[10]、同時に発売されたCDには「パラダイス」が追加されて10曲入りとなった。

    背景

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    「ヘヴン・ノウズ」は、フィル・ジョンストンが参加していた「レスト・イズ・ヒストリー」というユニットによってデモテープが作られていた曲で、それを聴いたプラントは、レッド・ツェッペリン時代に対する否定的な考え方を捨てたという[11]。そして、プラントはジョンストンを自分のバンドに迎え入れ、多くの曲を共作した。プラントは『ローリング・ストーン』誌のインタビューにおいて「この男(ジョンストン)はツェッペリンのファンで、俺は思いがけず、自分もそうだったことを思い出した」と語っている[11]。また、レッド・ツェッペリン時代の盟友ジミー・ペイジが「ヘヴン・ノウズ」と「トール・クール・ワン」の2曲でギター・ソロを弾いた[12]

    「トール・クール・ワン」では、レッド・ツェッペリンの楽曲「ブラック・ドッグ」「幻惑されて」「胸いっぱいの愛を」「カスタード・パイ」「オーシャン」がサンプリングされている[13]

    反響

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    プラントの母国イギリスでは、先行シングルとして発表された「ヘヴン・ノウズ」が全英シングルチャートで33位に達し[14]、本作は全英アルバムチャートで10位に達して、プラントの個人名義のアルバムとしては5年振りのトップ10入りを果たした[4]

    アメリカではBillboard 200で6位に達し[2]、1988年5月にはRIAAによってプラチナ・ディスクに認定され、2001年9月にはトリプル・プラチナに達している[15]。本作からのシングルは、Billboard Hot 100では「トール・クール・ワン」が25位、「シップ・オブ・フールズ」が84位に達し、ビルボードのメインストリーム・ロック・チャートでは「ヘヴン・ノウズ」と「トール・クール・ワン」が1位、「シップ・オブ・フールズ」が3位に達した[2]

    2007年リマスターCD

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    2007年にライノ・エンタテインメントから発売されたリマスターCDには、1990年11月1日のロサンゼルス公演と1993年12月20日のアムステルダム公演で録音された未発表ライヴ音源がボーナス・トラックとして追加された[16]。これらの音源では、フィル・スクラッグの後任としてプラントのバンドに加入したチャーリー・ジョーンズがベースを弾いている。

    収録曲

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    特記なき楽曲はロバート・プラントとフィル・ジョンストンの共作。

    1. ヘヴン・ノウズ - "Heaven Knows" (David Barrett, Phil Johnstone) – 4:05
    2. ダンス・オン・マイ・オウン - "Dance on My Own" (Robert Plant, P. Johnstone, Robert Crash) – 4:30
    3. トール・クール・ワン - "Tall Cool One" – 4:40
    4. ザ・ウェイ・アイ・フィール - "The Way I Feel" (R. Plant, P. Johnstone, Doug Boyle) – 5:42
    5. ヘレン・オブ・トロイ - "Helen of Troy" – 5:10
    6. ビリーズ・リヴェンジ - "Billy's Revenge" – 3:34
    7. シップ・オブ・フールズ - "Ship of Fools" – 5:00
    8. ホワイ - "Why" (R. Plant, R. Crash) – 4:14
    9. ホワイト・クリーン&ニート - "White, Clean and Neat" – 5:30
    10. パラダイス - "Walking Towards Paradise" (Jerry Lynn Williams) – 4:49

    リマスターCDボーナス・トラック

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    1. ビリーズ・リヴェンジ(ライヴ - ロサンゼルス 1990) - "Billy's Revenge (live)" – 6:00
    2. シップ・オブ・フールズ(ライヴ - アムステルダム 1993) - "Ship of Fools (live)" – 10:35
    3. トール・クール・ワン(ライヴ - ロサンゼルス 1990) - "Tall Cool One (live)" – 5:07

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

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    • ジミー・ペイジ - ギター・ソロ (#1, #3)
    • マリー・ピエール - バッキング・ボーカル
    • カースティ・マッコール - バッキング・ボーカル
    • トニ・ハリデイ - バッキング・ボーカル
    • ジェリー・ウェイン - ヴォイス (#9)
    • チャーリー・ジョーンズ - ベース (#11, #12, #13)

    脚注

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