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ドム・ラ・ネナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ドム・ラ・ネナ
Dom La Nena
ドム・ラ・ネナ
基本情報
出生名 ドミニケ・ピント
Dominique Pinto
生誕 1989年????
ポルト・アレグレ
出身地 ブラジルの旗 ブラジル
ジャンル
ワールドミュージック
Folk music
MPB
Pop
職業 シンガーソングライター
チェリスト
担当楽器
ヴォーカル
ピアノ
チェロ
活動期間 2009年 –
レーベル スィックス・ディグリーズ・レコーズ
公式サイト http://domlanena.com/

ドミニケ・ピント(Dominique Pinto、1989年 - )[注 1] は、ドム・ラ・ネナ(Dom La Nena)のステージ名でも知られるブラジル出身のシンガーソングライターチェリスト音楽プロデューサー[1][2][3]

ソロのミュージシャンとしての活動音楽ジャンルは、ブラジル、パリアルゼンチン等の音楽要素、そして室内楽や南米民族音楽の要素をも含んだワールドミュージック[2][3]

歌は、母国語であるポルトガル語の他、スペイン語英語フランス語の歌詞の楽曲も創り歌っている[1][2][3]


来歴

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ブラジルの港町ポルト・アレグレにドミニケ・ピントとして生まれる[1]。生まれ故郷のブラジルと、父が博士号を取得する為の都合で引越したパリで生活する幼少期を過ごした[1]

4歳からピアノを習い始め、6歳頃からはチェロに惹かれだし、10歳の時、自分はチェリストになりたいと強く自覚する。だが、その1年後、家族はブラジルに帰国[3]。ドミニケは、 ブラジルでチェロを本格的に学べる学校を探したが見付からず、意を決して、13歳の時、チェロの勉強をする為に、家族と離れ単身アルゼンチンへ移住[3]。当時アルゼンチンのブエノスアイレスに住んでいた、チェロの女神と呼ばれるほど世界的に高名な米国人チェリストChristine Walevska(クリスティン・ワレヴスカ)[4]に師事し、 チェロの腕を磨く[1]。このアルゼンチンでのチェロ修業時代に、年上の門下生達から、「La Nena」(ラ・ネナ/少女)というあだ名を付けられたのが、その後も付いて回り、 彼女のステージ名「ドム・ラ・ネナ」へと繋がることになる[1]。因みに「La Nena」(ラ・ネナ)は、スペイン語「La Niña」(ラ・ニーニャ/the girl/少女)の南米地域でのスペイン語方言である[3]

ドム・ラ・ネナは、親元を離れ単身でブエノスアイレスでのチェロ修業をした当時のことを振り返り、「13歳という若さで、家族と過ごす大切な時間や色々なことを犠牲にして、アルゼンチンへ乗り込んで行ったけれど、後悔は全くしてないです。それくらい自分は、チェロに恋焦がれていたんです」と語っている[3]

初期の音楽活動では、再びパリに移り住み、本名のドミニケ・ピントの名で、女優で歌手のジェーン・バーキンのコンサートツアーでチェロを担当[5][6]するなど、チェリストとしての音楽活動を積み重ねた。ジェーン・バーキン以外にも、カミーユエティエンヌ・ダオーフランス人歌手や、イギリススイスラトビア等欧州圏各地のバンドやミュージシャンらの公演にチェリストとして参加している[7]

2013年1月、歌手「ドム・ラ・ネナ」としてのデビューアルバムELA を発表。同年2月下旬、NPR音楽番組Alt.Latinoウィークエンド・エディションは、それぞれ別々の観点からドム・ラ・ネナの楽曲の魅力や彼女の経歴等を紹介した[2][3]。Alt.Latinoでは、2015年2月上旬にも、同年3月発売のアルバムSOYO からの楽曲を紹介し、ELA は様々なサウンド要素が詰め込まれた興味深く美しい楽曲アルバムだったのに対して、SOYO はソレとは正反対に色々なサウンド要素を詰め込まず削ぎ落として彼女のヴォーカルや歌詞が強調される楽曲中心のアルバムになっているが、ELA を聴き大ファンになった時と同様にSOYO の楽曲も大好きになった、と評し、かつ、彼女がアーティストとして成熟していく過程で大きく前進しているのを感じられるアルバムだ、と評した[8]

音楽性

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ドム・ラ・ネナ本人は、彼女の音楽には、自身の子供時代へのノスタルジア、が多く含まれ、 また、そういう子供時代の経験にインスパイアされた音楽であり、 そこには無垢な子守唄的な雰囲気があると思う… と2013年のデビューアルバム時点では、語っている[3]

ディスコグラフィー

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ここの項目の主要ソース:[9]

シングルおよびEP盤

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  • GOLONDRINA (2013)
  • ELA POR ELES - REMIXES (2014)

フルアルバム

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私生活

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2014年時点では、既婚者[1][注 2]

脚注

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注釈

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  1. ^ 公式サイト内に明確な生年月日の記述はないが、2014年の誕生日を迎える直前の記事で、25歳の誕生日を目前に控え、という感じの描写があったり、2013年1月発売のデビューアルバム関連の記述でも、23歳にして既にインターナショナルに活躍する存在、というような記述があるので、1989年生まれ、なのだろうと思われる。
  2. ^ 公式サイト内のバイオグラフィの記述で、2015年3月発売のアルバム制作に関する憧れの先輩ミュージシャンとのコラボするに至った経緯に関する部分で、「my husband」と言及している部分があるので。

出典

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  1. ^ a b c d e f g Dom La Nena - BIO”. domlanena.com (2015年). 10 February 2015閲覧。
  2. ^ a b c d e Yo Tranquilo: 7 New Songs For Kicking Back”. NPR.org(Alt.Latino) (21 February 2013). 10 February 2015閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j With A Passion For Her Cello, Dom La Nena Debuts Her Vocals”. NPR.org(Weekend Edition) (24 February 2013). 10 February 2015閲覧。
  4. ^ Christine Walevska - Biography”. christinewalevska.com (2010年). 10 February 2015閲覧。
  5. ^ Jane Birkin au Palace|10/03/2009 - 15/03/2009”. Le Palace (2009年). 10 February 2015閲覧。
  6. ^ Whispered Lyrics, Spooky Snippets, Old Frontiers Anew”. nytimes.com (13 January 2013). 10 February 2015閲覧。
  7. ^ Dom La Nena - 基本データ|Facebook”. Dom La Nena (2015年). 2015年2月10日閲覧。
  8. ^ a b A Bolivian Folk Singer Walks Into A Portuguese Dance Club...”. NPR.org(Alt.Latino) (5 February 2015). 10 February 2015閲覧。
  9. ^ Dom La Nena - MUSIC”. domlanena.com (2015年). 10 February 2015閲覧。

外部リンク

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