ドナルド・トランプの選挙戦歴
以下は、ドナルド・トランプの選挙戦歴である。トランプは、第45代アメリカ合衆国大統領(2017年-2021年)を務めた。
トランプは、2000年アメリカ合衆国大統領選挙の際にアメリカ合衆国改革党の候補者として大統領選挙に初出馬し、予備選挙前に撤退した。続いてトランプは2016年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党の候補として出馬し、一般票数で劣ってはいたものの勝利した。トランプは2020年アメリカ合衆国大統領選挙で再選を求めたが、ジョー・バイデンに敗れた。トランプは2024年アメリカ合衆国大統領選挙においては共和党予備選挙に勝利し、党の候補者となっている。
2000年大統領選挙
[編集]選挙運動中にトランプは、ミシガン州とカリフォルニア州の改革党の予備選挙への出馬資格を得た。この2つの選挙はいずれもトランプが選挙から撤退した後に行われた[1]。トランプは2月22日にミシガン州予備選挙で2164票、カリフォルニア州予備選挙で1万5311票を獲得して勝利したが、この2州では最終的に改革党の指名候補者となったパット・ブキャナンが投票用紙に記載されていなかった[2][3]。トランプ支持者らは、ニューヨーク州独立党の大統領予備選挙の投票用紙にトランプを記載するように嘆願したが、技術的な問題により却下された[4]。
改革党予備選挙
[編集]政党 | 候補者 | 得票数 | 得票率 (%) | |
---|---|---|---|---|
アメリカ合衆国改革党 | ドナルド・トランプ | 2,164 | 69.54 | |
アメリカ合衆国改革党 | 該当なし | 948 | 30.46 | |
総得票数 | 3,112 | 100.00 |
政党 | 候補者 | 得票数 | 得票率 (%) | |
---|---|---|---|---|
アメリカ合衆国改革党 | ドナルド・トランプ | 15,311 | 44.28 | |
アメリカ合衆国改革党 | ジョージ・D・ウェーバー | 9,390 | 27.16 | |
アメリカ合衆国改革党 | ロバート・M・ボウマン | 4,879 | 14.11 | |
アメリカ合衆国改革党 | ジョン・B・アンダーソン | 3,158 | 9.13 | |
アメリカ合衆国改革党 | チャールズ・E・コリンズ | 1,837 | 5.31 | |
総得票数 | 34,575 | 100.00 |
2016年大統領選挙
[編集]共和党大統領予備選挙
[編集]以下は、得票率0.01%をこえた候補者の一覧である:
候補者 | 得票数 (得票率) | 獲得代議員数 |
---|---|---|
ドナルド・トランプ | 14,015,993 (44.95%) | 1,457 |
テッド・クルーズ | 7,822,100 (25.08%) | 553 |
ジョン・ケーシック | 4,290,448 (13.76%) | 160 |
マルコ・ルビオ | 3,515,576 (11.27%) | 166 |
ベン・カーソン | 857,039 (2.75%) | 7 |
ジェブ・ブッシュ | 286,694 (0.92%) | 4 |
ランド・ポール | 66,788 (0.21%) | 2 |
クリス・クリスティ | 57,637 (0.18%) | 0 |
マイク・ハッカビー | 51,450 (0.16%) | 1 |
カーリー・フィオリーナ | 40,666 (0.13%) | 1 |
ジム・ギルモア | 18,369 (0.06%) | 0 |
リック・サントラム | 16,627 (0.05%) | 0 |
リンゼー・グラム | 5,666 (0.01%) | 0 |
エリザベス・グレイ | 5,449 (0.01%) | 0 |
本選挙
[編集]備考:
- ^ ペンスは副大統領として選挙人票を305票獲得したが、そのうち304票はトランプのランニングメイトとしてである。1票はテキサス州の不誠実な選挙人がトランプではなくロン・ポールを大統領として投じたものである。[1]
- ^ a b c d e f g h i j k 不誠実な選挙人からの得票である。
- ^ a b c d e f g h これらの候補者は書き込みで得票した。カリフォルニア州、ニューハンプシャー州、バーモント州の3州では正確な得票数が公開されている[7]。
- ^ a b c テキサス州では2人の不誠実な選挙人が出現した。クリス・スープランはジョン・ケーシックに大統領票を、カーリー・フィオリーナ氏に副大統領票を投じた。テキサス州のもう1人の不誠実な選挙人のビル・グリーンは、ロン・ポールに大統領票を投じたが、副大統領票は制約に従ってマイク・ペンス投じた。ケーシックはアラバマ州、ジョージア州、イリノイ州、ニューハンプシャー州、ノースカロライナ州、ペンシルベニア州、バーモント州で書き込み票を獲得した。
2020年大統領選挙
[編集]共和党大統領予備選挙
[編集]以下の一覧は、(a)公職に就いている、(b)最低でも5つの独立系の全国世論調査に含まれている、(c)メディアで大きく取り上げられている、のいずれかを満たす4人の候補者である。ウェルドとウォルシュは予備選開始後に選挙戦から撤退し、デ・ラ・フエンテは第3党の指名を獲得した[8][9][10]。
候補者 | ドナルド・トランプ |
ウィリアム・ウェルド |
ロッキー・デ・ラ・フエンテ |
ジョー・ウォルシュ |
Total delegates, pledged (unpledged/total), and votes |
---|---|---|---|---|---|
Pledged delegates (unpledged / soft total)[11] (総数: 2,312人)[12] |
2,311人 (38人 / 2,273人) 90.63% |
1人 (0人 / 1人) 0.04% |
0 (0人 / 0人) 0% |
0 (0人 / 0人) 0% |
2,443人 (107人 / 2,550人) (90.67%) 19,321,267票 |
一般票数[11] | 18,159,752票 (93.99%) |
454,402票 (2.35%) |
108,357票 (0.56%) |
173,519票 (0.90%) |
本選挙
[編集]以下は、一般票の得票率が0.1%を超えた候補者の一覧である。得票数は連邦選挙委員会の報告書による[13]。
大統領候補者 | 政党 | 地盤州 | 一般票数 | 選挙人票数 | 伴走者 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
票数 | 得票率 | 副大統領候補 | 地盤州 | 選挙人票数 | ||||
ジョー・バイデン | 民主党 | デラウェア州 | 81,283,501 | 51.31% | 306 | カマラ・ハリス | カリフォルニア州 | 306 |
ドナルド・トランプ (現職) | 共和党 | フロリダ州 | 74,223,975 | 46.85% | 232 | マイク・ペンス (現職) | インディアナ州 | 232 |
ジョー・ジョーゲンセン | リバタリアン党 | サウスカロライナ州 | 1,865,535 | 1.18% | 0 | スパイク・コーエン | サウスカロライナ州 | 0 |
ホーウィー・ホーキンス | アメリカ緑の党 | ニューヨーク州 | 407,068 | 0.26% | 0 | アンジェラ・ウォーカー | サウスカロライナ州 | 0 |
その他 | 649,552 | 0.41% | — | その他 | — | |||
総計 | 158,429,631 | 100% | 538 | 538 | ||||
過半数 | 270 | 270 |
2024年大統領選挙
[編集]共和党大統領予備選挙
[編集]政党 | 候補者 | 得票数 | 得票率 (%) | |
---|---|---|---|---|
共和党 | ドナルド・トランプ | 17,015,756 | 76.42% | |
共和党 | ニッキー・ヘイリー | 4,381,799 | 19.68% | |
共和党 | ロン・デサンティス | 353,615 | 1.59% | |
N/A | 該当なし | 154,815 | 0.70% | |
共和党 | クリス・クリスティ | 139,541 | 0.63% | |
共和党 | ヴィヴェック・ラマスワミ | 96,954 | 0.44% | |
共和党 | エイサ・ハッチンソン | 22,044 | 0.10% | |
共和党 | ペリー・ジョンソン | 4,051 | 0.02% | |
共和党 | ティム・スコット | 1,598 | 0.01% | |
共和党 | ダグ・バーガム | 502 | 0.00% | |
共和党 | マイク・ペンス | 404 | 0.00% | |
N/A | その他の候補者 | 93,796 | 0.42% | |
総得票数 | 22,264,875 | 100.00% |
本選挙
[編集]大統領候補 | 選挙人投票 | 副大統領候補 | 選挙人投票 | 一般投票 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
候補者 | 所属政党 | 出身州 | 得票数 | 候補者 | 出身州 | 得票数 | 得票数 | 得票率 | ||
ドナルド・トランプ | 共和党 | フロリダ州 | J・D・ヴァンス | オハイオ州 | 312 | 49.9% | 77,269,255 | |||
カマラ・ハリス | 民主党 | カリフォルニア州 | ティム・ウォルズ | ネブラスカ州 | 226 | 48.4% | 74,983,555 | |||
ジル・スタイン | 緑の党 | マサチューセッツ州 | ブッチ・ウェア | カリフォルニア州 | 0 | 0.5% | 782,235 | |||
ロバート・ケネディ・ジュニア | 無所属 | カリフォルニア州 | ニコール・シャナハン | カリフォルニア州 | 0 | 0.5% | 755,131 | |||
チェース・オリバー | リバタリアン党 | ジョージア州 | マイク・マート | バージニア州 | 0 | 0.4% | 640,908 | |||
共和党が民主党から奪取 |
参考文献
[編集]- ^ “2000 Presidential Primary Dates by State”. FEC (June 23, 2000). November 4, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。October 5, 2015閲覧。
- ^ “Michigan Presidential Primary Facts and Statistics”. Michigan Department of State Bureau of Elections (June 2011). October 5, 2015閲覧。
- ^ “Primary 2000 – Statewide Totals”. CA Secretary of State (June 2, 2000). February 16, 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。October 5, 2015閲覧。
- ^ Winger, Richard (December 25, 2011). “Donald Trump Ran For President in 2000 in Several Reform Party Presidential Primaries”. Ballot Access News. October 5, 2015閲覧。
- ^ a b c d “FEDERAL ELECTIONS 2016 -- Election Results for the U.S. President, the U.S. Senate and the U.S. House of Representatives”. Federal Elections Commission (December 2017). August 12, 2020閲覧。
- ^ Lau, Ryan (February 3, 2018). “Ron Paul Attacks Libertarian Leadership in Response to Controversy”. 71Republic. February 4, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。February 3, 2018閲覧。 “"I paid my lifetime membership, in 1987, with a gold coin, to make a point."”
- ^ カリフォルニア州: [2]と[3] ニューハンプシャー州: [4] バーモント州: [5]
- ^ Burns, Alexander; Flegenheimer, Matt; Lee, Jasmine C.; Lerer, Lisa; Martin, Jonathan (January 21, 2019). “Who's Running for President in 2020?”. The New York Times. オリジナルのFebruary 19, 2019時点におけるアーカイブ。 March 10, 2019閲覧。
- ^ Scherer, Michael; Uhrmacher, Kevin; Schaul, Kevin (May 14, 2018). “Who is hoping to challenge Trump for president in 2020?”. The Washington Post. オリジナルのOctober 14, 2018時点におけるアーカイブ。 March 10, 2019閲覧。
- ^ “2020 presidential election: Track which candidates are running”. Axios. (January 11, 2019). オリジナルのMarch 8, 2019時点におけるアーカイブ。 March 10, 2019閲覧。
- ^ a b “Republican Convention 2020”. www.thegreenpapers.com. April 22, 2020閲覧。
- ^ “The Math Behind the Republican Delegate Allocation - 2020”. The Green Papers. April 22, 2020閲覧。
- ^ “Federal Elections 2020”. Federal Election Commission (October 2022). 2024年11月2日閲覧。
- ^ “Republican Convention 2024”. The Green Papers. June 6, 2024閲覧。
“Guam Presidential Caucus Election Results 2024”. NBC News (March 20, 2024). 2024年11月2日閲覧。
“Missouri Presidential Caucus Election Results 2024”. NBC News (April 2, 2024). 2024年11月2日閲覧。
“Oregon Republican”. The Green Papers. 2024年11月2日閲覧。
“New Mexico Republican”. 2024年11月2日閲覧。
“Montana Republican”. 2024年11月2日閲覧。
“New Jersey Presidential Primary Election Results 2024”. 2024年11月2日閲覧。 以下の州においては、書き込み票数は上記の選挙データ報告から除外され、得票率集計のために総投票数に加算される:- “Massachusetts Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News March 21, 2024閲覧。
- “Illinois Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News March 21, 2024閲覧。
- “Washington Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News March 21, 2024閲覧。
- “Mississippi Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News March 24, 2024閲覧。
- “Rhode Island Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News April 2, 2024閲覧。
- “Wisconsin Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News April 2, 2024閲覧。
- “Pennsylvania Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News April 24, 2024閲覧。
- “Nebraska Presidential Primary Election Results 2024”. NBC News May 15, 2024閲覧。