トリオキナーゼ
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トリオキナーゼ(Triokinase、EC 2.7.1.28)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- ATP + D-グリセルアルデヒド ADP + D-グリセルアルデヒド-3-リン酸
従って、この酵素の基質はATPとD-グリセルアルデヒドの2つ、生成物はADPとD-グリセルアルデヒド-3-リン酸の2つである。 この酵素は転移酵素、特にアルコールを受容体とするホスホトランスフェラーゼに分類される。この酵素の系統名は、ATP:D-グリセルアルデヒド 3-ホスホトランスフェラーゼ(ATP:D-glyceraldehyde 3-phosphotransferase)である。トリオースキナーゼとも呼ばれる。この酵素は、ペントースとグルクロン酸の相互変換及びフルクトースの代謝に関与している。
出典
[編集]- Hers HG, Kusaka T (1953). “[The metabolism of fructose-1-phosphate in the liver.]”. Biochim. Biophys. Acta. 11 (3): 427–37. doi:10.1016/0006-3002(53)90062-6. PMID 13093749.
- Sillero MA, Sillero A, Sols A (1969). “Enzymes involved in fructose metabolism in liver and the glyceraldehyde metabolic crossroads”. Eur. J. Biochem. 10 (2): 345–50. doi:10.1111/j.1432-1033.1969.tb00696.x. PMID 5823111.