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デーヴァキー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クリシュナとバララーマが両親に会う場面(ラヴィ・ヴァルマ画)

デーヴァキー(Devakī、देवकी)は、インド神話に登場する女性。ヤドゥ族の出身で、マトゥラーの悪王カンサの妹(またはいとこ)。ヴァスデーヴァの妻で、ヴィシュヌ神の化身であるバララーマクリシュナの母。デーヴァキーの生む子供が後に自分を殺すことを知ったカンサによって、夫ヴァスデーヴァとともに獄中に監禁された。彼女の生む子供は6人まで殺されたが、第7子バララーマはローヒニーの胎内に移されて無事に生まれた。また第8子クリシュナはナンダヤショーダーの生まれたばかりの娘とすり替えられて助かった。こうしてクリシュナとバララーマは無事成長し、後にカンサを殺した。またクリシュナは地獄から他の6人の兄弟を連れ戻し、デーヴァキーが彼らに乳を与えると、彼らは昇天したとされる。