デヴィッド・ボウイ・ライブ
『デヴィッド・ボウイ・ライブ』 | ||||
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デヴィッド・ボウイ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1974年 7月10日-13日 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | RCAレコード | |||
プロデュース | トニー・ヴィスコンティ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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デヴィッド・ボウイ アルバム 年表 | ||||
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『デヴィッド・ボウイ・ライブ』収録のシングル | ||||
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『デヴィッド・ボウイ・ライブ』(原題:David Live)は、イギリスのロック・ミュージシャン デヴィッド・ボウイによる最初のライブ・アルバム。このアルバムは、1974年7月にペンシルベニア州アッパー・ダービータワーシアターで録音され、10月にRCAからリリースされた。
概要
[編集]このアルバムは、『ジギー・スターダスト』『アラジン・セイン』に代表されるグラムロック期から、『ヤング・アメリカンズ』に始まるプラスチックソウル期への過渡期にあるボウイを捉えている。収録曲は主に当時の最新作『ダイアモンドの犬』『アラジン・セイン』と、『ジギースターダスト』以前の代表曲から選ばれている他、1972年にモット・ザ・フープルに提供した「すべての若き野郎ども」が収録されている。
『ヤング・アメリカンズ』の録音セッションが始まる1か月前の7月にニューヨーク市のエレクトリック・レディ・スタジオでミックスされた。 2004年のスタジオアセテートオークションによると、当初の仮題は「"Wham Bam! Thank You Mam!"」だった[1] 。
2005年版収録の「スペイス・オディティ」では、ボウイはステージ上で高所作業用クレーンによって上下しながら、電話を模したラジオマイクを使用してパフォーマンスを行なった [2]。
評価
[編集]イギリスで2位、カナダで5位 [3] 、米国で8位を記録。 「ノック・オン・ウッド」はシングルリリースされ、イギリスで10位 [4]。
再リリース
[編集]1990年、最初のCDがライコディスク・EMIからリリースされ、「時間」「Here Today、Gone Tomorrow」、メンバー紹介(「バンド・イントロ」)が追加。ヴァージン・レコードからリリースされた2005年版で「デトロイトでのパニック」「スペイス・オディティ」が追加された。5.1サラウンドミックスを収録したDVD-Audioも発売されている[5]。
2016年のボックス・セット『フー・キャン・アイ・ビー・ナウ?(1974–1976)』には、このアルバムが1974年のオリジナル版と、トニー・ヴィスコンティによって新たにミックスされ、4曲が追加された2005年版の2バージョンが収録されている[6]。後者は2枚組CDと3枚組LPでそれぞれ2017年にリリースされている[7]。
トラックリスト
[編集]オリジナル
[編集]# | タイトル | 時間 |
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1. | 「1984年」(1984) | |
2. | 「愛しき反抗」(Rebel Rebel) | |
3. | 「月世界の白昼夢」(Moonage Daydream) | |
4. | 「美しきもの/キャンディデイト/美しきもの(リプライズ)」(Sweet Thing/Candidate/Sweet Thing (Reprise)) | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「チェンジズ」(Changes) | |
2. | 「サフラジェット・シティ」(Suffragette City) | |
3. | 「アラジン・セイン」(Aladdin Sane) | |
4. | 「すべての若き野郎ども」(All the Young Dudes) | |
5. | 「気のふれた男優」(Cracked Actor) | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」(Rock'N Roll With Me) | |
2. | 「あの男を注意しろ」(Watch That Man) | |
3. | 「ノック・オン・ウッド」(Knock on Wood) | |
4. | 「ダイアモンドの犬」(Diamond Dogs) | |
合計時間: |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ビッグ・ブラザー/永遠に周り続ける骸骨家族の歌」(Big Brother/Chant of the Ever Circling Skeletal Family) | |
2. | 「円軌道の幅」(The Width of a Circle) | |
3. | 「ジーン・ジニー」(The Jean Genie) | |
4. | 「ロックン・ロールの自殺者」(Rock'N'Roll Suicide) | |
合計時間: |
1990年版
[編集]# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「1984年」(1984) | |
2. | 「愛しき反抗」(Rebel Rebel) | |
3. | 「月世界の白昼夢」(Moonage Daydream) | |
4. | 「美しきもの/キャンディデイト/美しきもの(リプライズ)」(Sweet Thing/Candidate/Sweet Thing (Reprise)) | |
5. | 「チェンジス」(Changes) | |
6. | 「サフラジェット・シティ」(Suffragette City) | |
7. | 「アラジン・セイン」(Aladdin Sane) | |
8. | 「すべての若き野郎ども」(All the Young Dudes) | |
9. | 「気のふれた男優」(Cracked Actor) | |
10. | 「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」(Rock'N Roll With Me) | |
11. | 「あの男を注意しろ」(Watch That Man) |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ノック・オン・ウッド」(Knock on Wood) | |
2. | 「ダイアモンドの犬」(Diamond Dogs) | |
3. | 「ビッグ・ブラザー/永遠に周り続ける骸骨家族の歌」(Big Brother/Chant of the Ever Circling Skeletal Family) | |
4. | 「円軌道の幅」(The Width of a Circle) | |
5. | 「ジーン・ジニー」(The Jean Genie) | |
6. | 「ロックン・ロールの自殺者」(Rock'N'Roll Suicide) | |
7. | 「バンド・イントロ」 | |
8. | 「Here Today, Gone Tomorrow」 | |
9. | 「時間」(Time) |
2005年版
[編集]# | タイトル | 時間 |
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1. | 「1984年」(1984) | |
2. | 「愛しき反抗」(Rebel Rebel) | |
3. | 「月世界の白昼夢」(Moonage Daydream) | |
4. | 「美しきもの/キャンディデイト/美しきもの(リプライズ)」(Sweet Thing/Candidate/Sweet Thing (Reprise)) | |
5. | 「チェンジズ」(Changes) | |
6. | 「サフラジェット・シティ」(Suffragette City) | |
7. | 「アラジン・セイン」(Aladdin Sane) | |
8. | 「すべての若き野郎ども」(All the Young Dudes) | |
9. | 「気のふれた男優」(Cracked Actor) | |
10. | 「ロックン・ロール・ウィズ・ミー」(Rock'N Roll With Me) | |
11. | 「あの男を注意しろ」(Watch That Man) |
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「ノック・オン・ウッド」(Knock on Wood) | |
2. | 「Here Today, Gone Tomorrow」 | |
3. | 「スペイス・オディティ」(Space Oddity) | |
4. | 「ダイアモンドの犬」(Diamond Dogs) | |
5. | 「デトロイトでのパニック」(Panic In Detroit) | |
6. | 「ビッグ・ブラザー/永遠に周り続ける骸骨家族の歌」(Big Brother/Chant of the Ever Circling Skeletal Family) | |
7. | 「時間」(Time) | |
8. | 「円軌道の幅」(The Width of a Circle) | |
9. | 「ジーン・ジニー」(The Jean Genie) | |
10. | 「ロックン・ロールの自殺者」(Rock'N'Roll Suicide) |
参加ミュージシャン
[編集]- デヴィッド・ボウイ - ボーカル
- アール・スリック - ギター
- ハービー・フラワーズ - ベース
- マイケル・ケイメン - エレクトリックピアノ、ムーグ、オーボエ、編曲
- トニー・ニューマン - ドラム
- パブロ・ロサリオ - パーカッション
- デビッド・サンボーン - アルトサックス、フルート
- リチャード・グランド - バリトンサックス、フルート
- マイク・ガーソン - ピアノ、メロトロン
- ガイ・アンドリサノ - バックボーカル
- ウォーレン・ピース - バックボーカル
脚注
[編集]- ^ Pegg 2016, p. 373.
- ^ Easlea (2002年). “David Bowie David Live / Stage Review”. BBC Music. BBC. 16 March 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。27 August 2021閲覧。
- ^ “Item Display – RPM – Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca. 23 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。26 April 2011閲覧。
- ^ Davidson (4 April 2005). “David Bowie: David Live / Stage”. PopMatters. 31 July 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。24 December 2020閲覧。
- ^ David Bowie – David Live (2005, DTS 5.1 Surround, DVD) - Discogs 2022年1月6日閲覧。
- ^ “Who Can I Be Now? [1974 - 1976 / フー・キャン・アイ・ビー・ナウ? 1974-1976]”. wmg.jp. 6 January 2022閲覧。
- ^ “David Bowie - David Live”. discogs.com. 6 January 2022閲覧。
参考文献
[編集]- Pegg, Nicholas (2016). The Complete David Bowie (Revised and Updated ed.). London: Titan Books. ISBN 978-1-78565-365-0
- Sheffield, Rob (1995). “David Bowie”. In Weisbard, Eric; Marks, Craig. Spin Alternative Record Guide. Vintage Books. pp. 55–57. ISBN 0-679-75574-8
- “David Bowie”. billboard.com. 9 January 2022閲覧。