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デイヴィッド・マルーフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
デイヴィッド・マルーフ
David George Joseph Malouf
誕生 (1934-03-20) 1934年3月20日(90歳)
オーストラリアの旗 オーストラリア ブリスベン
職業 詩人小説家劇作家
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
主な受賞歴 英連邦作家賞(1990, 1993)
フェミナ賞外国小説賞(1991)
マイルズ・フランクリン賞(1993)
国際IMPACダブリン文学賞(1996)
ノイシュタット国際文学賞(2000)
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デイヴィッド・マルーフDavid George Joseph Malouf, 1934年3月20日 - )はオーストラリアを代表する作家、詩人、劇作家。国際的にも高い評価を受けている。

略歴

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クイーンズランド州ブリスベン生まれ。父方の祖先はキリスト教徒レバノン人(1880年代にオーストラリアに移住)、母は英国で生まれたセファルディムポルトガルに祖先を持つユダヤ人)の子孫で第一次世界大戦直前にロンドンから移住してきた。姉がひとりいる(ジル・フィリップス)。

1955年にクイーンズランド大学を卒業後、同大学で2年間教鞭を執ったが、その後24歳でイギリスへ渡りロンドンとバーケンヘットで英語の教師を務める。1968年にオーストラリアへ戻り、シドニー大学と母校クイーンズランド大学で英文学を教える。1977年に教職を辞し、文筆活動に専念。以降、シドニーとイタリアのトスカナ地方を拠点として活動を続けていたが、近年、故郷のクイーンズランド州に戻り、ゴールドコーストで詩作を続けている[1]。 なお、同性愛者であることを公表している[2]

2000年にノイシュタット国際文学賞を受賞、長編小説 『異境』(1993)で国際IMPACダブリン文学賞を受賞、ブッカー賞の最終選考に残り、2008年には西オーストラリア州政府が一度だけ実施した「オーストラリア/アジア文学賞」の唯一の受賞者となった[3]

著作

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長編小説

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  • Johnno (1975年、半自伝的小説)
  • An Imaginary Life(1978年 ニューサウスウェールズ州首相文学賞)
  • Fly Away Peter(1982年)
  • Harland's Half Acre(1984年)
  • The Great World(1990年 英連邦作家賞、フェミナ賞)
  • 異境』(現代企画室、2012年)Remembering Babylon(1993年 英連邦作家賞、国際IMPACダブリン文学賞、フェミナ賞、マイルズ・フランクリン賞、NSW州首相文学賞、ブッカー賞最終候補)
  • The Conversations At Curlow Creek(1996年)
  • Ransom(2009年)

短篇集

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  • Child's Play(1982年)
  • Antipodes(1983年)
  • Untold Tales(1999年)
  • Dream Stuff(2000年 ラナン文学賞)
  • Every Move You Make(2006年 クイーンズランド州首相文学賞)
  • The Complete Stories(2007年 オーストラリア/アジア 文学賞、オーストラリア首相文学賞最終候補)

詩集

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  • Bicycle and Other Poems(1970年)
  • The Year of The Foxes and Other Poems(1970年)
  • Neighbours in a Thicket: Poems(1974年)
  • Poems 1975-76(1976年)
  • First Things Last(1980年)
  • Wild Lemons: Poems(1980年)
  • Selected Poems 1959-1989(1994年)
  • Guide to the Perplexed and Other Poems(2007年)
  • Typewriter Music(2007年)
  • Revolving Days(2008年)
  • Earth Hour(2014年)
  • An Open Book (2018年)

ノンフィクション

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  • 12 Edmondstone St(回想録 - 1985年 「キョーグル線」が『ダイヤモンド・ドッグ―「多文化を映す」現代オーストラリア短編小説集』に所収)
  • A Spirit of Play - Boyer Lectures(1998年)
  • Made in England(Quarterly Essay, Black Inc - 2003年)
  • On Experience(Little Books on Big Themes - 2008年)
  • The Happy Life(Quarterly Essay, Black Inc - 2011年)
  • a first place(Knopf - 2014年)
  • the writing life(Knopf - 2014年)
  • being there(Knopf - 2015年)

脚本

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  • Blood Relations(1988年)

オペラ台本

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  • Voss(1986年)
  • Mer de Glace(1991年)
  • Baa Baa Black Sheep(1993年)
  • Jane Eyre(2000年)

参考文献

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  1. ^ Beikoff, Katrina (2021年11月24日). “One of our favourite sons returns home - and doesn't much like what he sees” (英語). InQueensland. 2023年1月10日閲覧。
  2. ^ Abblitt, Stephen. “Journeys and Outings: a case study in David Malouf's closet”. Australian Geographer. 30 March 2011閲覧。
  3. ^ Australian Authors - David Malouf

外部リンク

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