テワンテペク地峡
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テワンテペク地峡(テワンテペクちきょう、スペイン語: Istmo de Tehuantepec)は、メキシコに位置する地峡であり、メキシコ湾から太平洋までの距離が最も短い場所である。
名前の由来
[編集]テワンテペクの名前は、ナワトル語で「ジャガーの丘」を意味する「tecuani-tepec」に由来する。
地理
[編集]テワンテペク地峡はメキシコの西経94度から96度の部分に位置する。地峡の西側にはベラクルス州とオアハカ州、東側にはタバスコ州とチアパス州がある。
メキシコ湾から太平洋までの距離は、最も短い場所で 200 km 程である。南シエラマドレ山脈の東端であり、地峡の部分は比較的なだらかな地形となっている。テワンテペク地峡を横切るテワンテペク鉄道の最高地点の標高は 224 m である。
地峡の北側には沼地と熱帯雨林が広がっている。これらはテワンテペク鉄道の建設時に大きな障害となった。
1907年に完成した鉄道はカンペチェ湾側のプエルト・メヒコから南にマティアス・ロメロを通り、テワンテペク湾の西側のサリナ・クルスへと続く。
関連情報
[編集]セルゲイ・エイゼンシュテインの映画、メキシコ万歳で描かれているのはこの地域である。
出典
[編集]- 大貫良夫、落合一泰、国本伊代、恒川恵市、福嶋正徳、松下洋『ラテン・アメリカを知る事典』平凡社、1987年。ISBN 4582126251。