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テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦
開催日 2017年8月19日
認定王座 WBAWBCIBFWBO世界スーパーライト級王座統一戦、リングマガジン世界スーパーライト級タイトルマッチ
開催地 アメリカ合衆国ネブラスカ州リンカーン
会場 ピナクル・バンク・アリーナ
観衆 12121人
リングアナ ルーペ・コントレラス
放送局 ESPN
主催 ボブ・アラム(トップランク)
エディー・ハーン(マッチルーム・スポーツ)
ネストール・トビアス(MTC・サンシャイン・プロモーション)

テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ
Hunter(狙撃手) Blue Machine(青い機械、ブルーマシーン)
比較データ
29歳 年齢 34歳
ネブラスカ州オマハ 出身地 ウィントフック
31戦 31勝 (22KO) 無敗 戦績 22戦 22勝 (11KO) 無敗
173cm 身長 179cm
140 lb (64 kg) 体重 139 lb (63 kg)
178cm リーチ 181cm
ブライアン・マッキンタイア
エサウ・ディエガス
指導者 ネストール・トビアス
WBC世界スーパーライト級王者・WBO世界スーパーライト級王者・リングマガジン世界スーパーライト級王者・世界2階級制覇王者 評価 WBA世界スーパーライト級王者・IBF世界スーパーライト級王者・IBO世界スーパーライト級王者

結果 クロフォード3回1分18秒KO勝ち
主審 ジャック・リース(WBC)
副審 スティーブ・ワイスフェルド(WBA・IBF)
マックス・デルーカ(WBC)
ゾルタン・エンエディー(WBO)

テレンス・クロフォード 対 ジュリアス・インドンゴ戦(テレンス・クロフォード たい ジュリアス・インドンゴせん)は、2017年8月19日にアメリカ合衆国ネブラスカ州リンカーンピナクル・バンク・アリーナで開催されたプロボクシングの試合。WBCWBO世界スーパーライト級王者のクロフォードとWBAIBF世界スーパーライト級王者のインドンゴが行う4団体王座統一戦。4団体王座統一戦は2004年9月18日に行われたバーナード・ホプキンスvsオスカー・デ・ラ・ホーヤ戦以来13年ぶりに実現した。

試合成立まで

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2017年5月20日、クロフォードがマディソン・スクエア・ガーデン北京オリンピックライトウェルター級金メダリストでWBC世界スーパーライト級3位でWBO世界スーパーライト級10位のフェリックス・ディアスと対戦し、ディアスの10回終了時棄権によるTKO勝ちでWBC王座の2度目の防衛と、WBO王座の5度目の防衛に成功した[1]。この試合には4月にWBA・IBF統一王者となったインドンゴが観戦しており、マニー・パッキャオとの対戦を希望していたクロフォードは対戦が厳しいのであれば「インドンゴがここに来てくれている。インドンゴと(統一戦を)やろうじゃないか。」とインドンゴに統一戦を呼びかけた[2]

2017年6月29日、トップランク社はクロフォードvsインドンゴ戦が成立したことを発表した[3]ウェルター級転向が噂されていたクロフォードであったが、スーパーライト級4団体統一戦を選び、一方のインドンゴはエドゥアルド・トロヤノフスキーに挑んだ初の世界戦、リッキー・バーンズとの統一戦に続く強行マッチメークとなった。

2017年8月4日、試合20日前にインドンゴ陣営がロサンゼルスに到着。翌日からフレディ・ローチのワイルドカードジムにて最終調整を行うこととなった。陣営にはスパーリングパートナーとして、元WBA世界ライト級王者のパウルス・モーゼスが同行していた[4]

2017年8月7日、アンダーカードで元WBA世界フェザー級スーパー王者ニコラス・ウォータースがアルツロ・サントス・レイジェスを相手に復帰戦を行うことが発表されたが[5]、数日後にウォータースが高熱による体調不良によって欠場となった。

2017年8月17日、クロフォードvsインドンゴ戦の最終記者会見が行われた。会見の中でクロフォードが「この一戦に勝ち、全部のタイトルを統一したら、パウンド・フォー・パウンド最強と呼ばれるだろう」と胸を張れば、インドンゴも「これは歴史的なファイトになるだろう」と意気込んだ[6]

2017年8月18日、前日計量が行われクロフォードが140ポンド、インドンゴが139ポンドで両者とも一発で計量をパスした[7]

2017年8月19日、ピナクル・バンク・アリーナで行われたWBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーライト級王座統一戦に於いて、クロフォードが3回1分18秒KO勝ちを収め4団体統一に成功した[8]

対戦カード

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階級 契約 vs. 結果 ラウンド 時間 Notes
スーパーライト級 140 lbs. アメリカ合衆国の旗 テレンス・クロフォード (c) ナミビアの旗 ジュリアス・インドンゴ (c) KO 3R 1:18 Note 1
ライトヘビー級 175 lbs. ウクライナの旗 オレクサンドル・グウォジク (c) アメリカ合衆国の旗 クレイグ・ベーカー TKO 6R 2:04 Note 2
ウェルター級 147 lbs. アメリカ合衆国の旗 マイク・リード アメリカ合衆国の旗 ロバート・フランケル 判定3-0 10R
ウェルター級 147 lbs. アメリカ合衆国の旗 マイク・アルバラード ブラジルの旗 シドニー・シクエイラ KO 4R 1:20
ヘビー級 200 lbs.超 イギリスの旗 デリアン・ホワイト アメリカ合衆国の旗 マルコルム・タン TKO 3R 2:36
ヘビー級 200 lbs.超 アメリカ合衆国の旗 ブライアント・ジェニングス アメリカ合衆国の旗 ダニエル・マーツ KO 2R 2:18
スーパーフェザー級 130 lbs. アメリカ合衆国の旗 シャクール・スティーブンソン アルゼンチンの旗 デビッド・マイケル・パス 判定3-0 6R

^Note 1 WBAWBCIBFWBO世界スーパーライト級王座統一戦、リングマガジン世界スーパーライト級タイトルマッチ
^Note 2 NABFNABO北米ライトヘビー級タイトルマッチ

採点表

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ネブラスカ州アスレチック・コミッション
公式採点表
王座:WBAスーパーWBCIBFWBO世界スーパーライト級王座統一戦、リングマガジン世界スーパーライト級タイトルマッチ   主審:ジャック・リース(WBC)   立会人:ホセ・オリバー・ゴメス(WBA:ベネズエラ,会長付ゼネラルアドバイザー)
トラビス・フォード(WBC:アメリカ,NABF副会長)
リンゼイ・タッカー(IBF:アメリカ,USBA会長)
ジョン・ダーガン(WBO:アメリカ,第1副会長)
開催日:2017年8月19日 会場:ネブラスカ州リンカーンピナクル・バンク・アリーナ 主催:トップランク
マッチルーム・スポーツ
MTC・サンシャイン・プロモーション
テレンス・クロフォード ジュリアス・インドンゴ テレンス・クロフォード ジュリアス・インドンゴ テレンス・クロフォード ジュリアス・インドンゴ
RS TS TS RS RS TS TS RS RS TS TS RS
10 1 9   10 1 9   10 1 9
10 20 2 17 8 10 20 2 17 8 10 30 2 17 8
               
副審:スティーブ・ワイスフェルド(WBA・IBF) 副審:マックス・デルーカ(WBC) 副審:ゾルタン・エンエディー(WBO)
処分:なし 減点:なし 結果:クロフォードの3回1分18秒KO勝ち

脚注

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  1. ^ クロフォード磐石、ディアスを棄権TKOで2冠堅守 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年5月21日
  2. ^ 絶頂期にいるクロフォードが王座防衛 “パッキャオ戦”実現はアラム氏の手腕に Sportsnavi 2017年5月23日
  3. ^ ロマチェンコV3戦、クロフォードvsインドンゴ統一戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年7月1日
  4. ^ 4冠統一戦に臨むインドンゴ、試合20日前にLA入り Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月5日
  5. ^ 10.7クローラvsバーンズ、ウォータース復帰戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月8日
  6. ^ 4団体統一戦、クロフォードvsインドンゴ最終会見 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月18日
  7. ^ あすクロフォードvsインドンゴ、SL級4団体統一戦 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月19日
  8. ^ クロフォードがインドンゴをKO、12年ぶり4団体統一 Boxing News(ボクシングニュース) 2017年8月20日

外部リンク

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先代
バーナード・ホプキンス 対 オスカー・デ・ラ・ホーヤ戦
ボクシング世界4団体王座統一戦
2017年8月19日
次代
オレクサンドル・ウシク 対 ムラト・ガシエフ戦