コンテンツにスキップ

チキトス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

チキトスは、ボリビアサンタ・クルス県のプロビンシアのひとつ。プロビンシア (provincia) は、複数の市から成る県より下位の地方行政区画である。主都サン・ホセ・デ・チキトス。周辺のプロビンシアであるベラスコニュフロ・デ・チャベスアンヘル・サンドバルヘルマン・ブッシュガラヨスなどとともに、大チキトスを形成する。名前は、この地の先住民チキトス族に由来する。

創設

[編集]

チキトスの創設は、県の創設と同時だった。しかし、1880年代までは、地方全体を含んでチキタニアという名前だった。この時に、大チキトスが分割され、今日あるような各プロビンシアが成立した。


地理

[編集]

土地の3分の2はなだらかな平地で、残りが起伏に富んだ地形を形成しているが、山脈は高くはない。平野部の標高は低く、東部から南東部へ広がる氾濫原である。木々は鬱蒼と茂り、平原にはヤシも多い。チキトスは、ウシの飼育(畜産)が行われている農業地森林が多くある。

  • 平均標高 : 296 m.
  • 平均気温 : 25.4 度.
  • 年平均降水量 : 1040 mm.
  • 面積 : 31,429 km2

水利

[編集]

チキトスは、水利の基盤をパラペティ川盆地においている。その地で、イソソグ沼が途切れ、コンセプシオンが出来ている。

人口

[編集]
  • 68,445人 (2005年
  • 人口密度は1.90人 / km2

構成都市

[編集]

人口は2005年の数字。

  • 主都 - サン・ホセ・デ・チキトス(16,942人)
  • パイロン(36,864人)
  • ロボレ(104,639人)

文化

[編集]

チキトスに残るイエズス会伝道所群は、1990年ユネスコ世界遺産に登録された。詳しくは、ボリビアのイエズス会伝道所を参照のこと。