チェーザレ・ザヴァッティーニ
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チェーザレ・ザヴァッティーニ Cesare Zavattini | |
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1975年、ミラノで撮影 | |
生年月日 | 1902年9月20日 |
没年月日 | 1989年12月13日(87歳没) |
出生地 | イタリア王国、エミリア=ロマーニャ州ルッザーラ |
死没地 | イタリア、ローマ |
職業 | 脚本家 |
ジャンル | 映画 |
チェーザレ・ザヴァッティーニ(Cesare Zavattini、1902年9月20日 ルッザーラ - 1989年12月13日 ローマ)は、イタリアの脚本家である。「ネオレアリズモ」作品で知られる。
来歴・人物
[編集]1902年9月20日、北イタリアのエミリア=ロマーニャ州レッジョ・エミリア県の中心地であるレッジョ・エミリアに近い町、ルッザーラに生まれる。同州パルマ県パルマのパルマ大学で法学を学ぶが、執筆活動に身を投じた。1930年、28歳のときミラノに移住し、書籍・雑誌を編集出版するアンジェロ・リッツォーリのもとで働いた。
1934年にリッツォーリが映画製作を開始したのちの1936年、ザヴァッティーニの名が、原案・脚本として初めて映画にクレジットされる。1939年、映画監督のヴィットリオ・デ・シーカに出逢い、パートナーシップを開始する。20数本にもおよぶデ・シーカとの作品には、以下のような「ネオレアリズモ」の代表作がある。
- 靴みがき Sciuscià 1946年
- 自転車泥棒 Ladri di biciclette 1948年
- ミラノの奇蹟 Miracolo a Milano 1951年
- ウンベルトD Umberto D. 1952年
- 終着駅 Terminal Station 1953年
脚本を提供した監督
[編集]80作を超えるザヴァッティーニ作品が提供されたイタリア内外の有名な映画監督には、以下の人々がいる(アルファベット順)。
- ヴィットリオ・デ・シーカ
- ミケランジェロ・アントニオーニ
- アレッサンドロ・ブラゼッティ(Alessandro Blasetti)
- マウロ・ボロニーニ(Mauro Bolognini)
- マリオ・カメリーニ(Mario Camerini)
- ルネ・クレマン
- フェデリコ・フェリーニ
- ピエトロ・ジェルミ
- アルベルト・ラットゥアーダ
- マリオ・モニチェリ
- エリオ・ペトリ(Elio Petri)
- ディーノ・リージ
- ロベルト・ロッセリーニ
- マリオ・ソルダーティ(Mario Soldati)
- タヴィアーニ兄弟
- ルキノ・ヴィスコンティ
ガブリエル・ガルシア=マルケスの短篇小説『La Santa』のある登場人物の名はザヴァッティーニからとられた。物語の中でのその人物は映画学の教師である。
代表作
[編集]- ナポリの黄金 L'oro di Napoli 1954年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- ふたりの女 La Ciociara 1960年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- アルトナ I sequestrati di Altona 1962年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 禁じられた恋の島 L'isola di Arturo 1962年 監督ダミアーノ・ダミアーニ
- 昨日・今日・明日 Ieri, oggi e domani 1963年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- ひまわり I girasoli 1970年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
- 悲しみの青春 Il giardino dei Finzi-Contini 1970年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ ※ザヴァッティーニのクレジットはない
- Una breve vacanza 1973年 監督ヴィットリオ・デ・シーカ
外部リンク
[編集]- Cesare Zavattini - IMDb
- Cesare Zavattini - Official website - 公式サイト イタリア語