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ダラス・エスコベド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
ダラス・エスコベド
Dallas Escobedo
豊田自動織機シャイニングベガ #44
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
メキシコの旗 メキシコ
出身地 アメリカ合衆国の旗 アリゾナ州フェニックス
生年月日 (1992-04-12) 1992年4月12日（32歳）
身長・体重 183cm
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
選手経歴
国際大会
代表チーム  メキシコ
五輪 2021
世選/W杯 2016・2018


アリゾナ州立大学時代 (2013年)

ダラス・エスコベド（Dallas Escobedo、1992年4月12日 - ）は、アメリカ合衆国アリゾナ州フェニックス出身の女子ソフトボール選手（投手）。豊田自動織機シャイニングベガ所属。ソフトボールメキシコ代表。ニックネームはダルパル、ダル。

経歴

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アメリカ時代

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8歳の時にソフトボールを始める[1]。アリゾナ州立大学（アリゾナステート・サンデビルズ（英語版））では2011年のWCWS（英語版）優勝に貢献した。2014年のNPFドラフト全体1位でペンシルベニア・リベリオン（英語版）から指名を受け入団。その後はテキサス・チャージ（英語版）、スクラップ・ヤード・ファストピッチ（英語版）などでプレーをした[2]。

日本リーグ時代

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2019年から日本リーグ[注 1]の豊田自動織機シャイニングベガに所属。初年度は19試合に登板して10勝6敗・防御率1.14・奪三振153の成績を残し、10月20日のNECプラットフォームズレッドファルコンズ戦ではノーヒットノーランも達成した。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で短縮シーズン（22試合→11試合）となった2020年は、全11試合に登板して7勝4敗・防御率0.96・奪三振68。最多勝利投手賞とベストナイン賞（投手）を受賞した[3][4]。

JDリーグ時代

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JDリーグ初年度となった2022年は、20試合に登板して10勝7敗・防御率0.90・奪三振135。JDリーグの個人表彰タイトルの獲得はならなかったが、奪三振数は西地区で最多であった[注 2]。

代表チーム

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ユース時代はアメリカ代表としてプレーしており、2011年の世界ジュニア選手権では世界一を経験した。

その後、メキシコ代表として2016年、2018年の世界選手権、2019年の東京オリンピック予選（英語版）などに出場。いずれの大会もエースとして活躍し、同国初のオリンピック出場の立役者となった[4]。

2021年の東京オリンピックもメキシコ代表のエースとして臨んだ。7月21日に行われた初戦のカナダ戦にエスコベドは先発したが、4回4失点で敗戦投手となった。第2戦の日本戦は登板機会がなく、第3戦のアメリカ戦では先発したが敗戦投手となり、チームは3連敗を喫した。7月25日の第4戦・イタリア戦でエスコベドは3度目の先発を任されると、イタリア打線を1安打に抑え、5-0で完封勝利を収めた。この勝利はメキシコ代表の記念すべきオリンピック初勝利となった。続く第5戦のオーストラリア戦でも完投勝利をあげ、オリンピック初出場の同国代表を4位に導いた。なお、7月27日に行われたカナダとの3位決定戦では登板機会がなく、メキシコは2-3で敗れた[5][6][7][8][9][10]。

選手としての特徴

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投球の大半はムービングファストボールで、ナチュラルな変化を含め打者の手元で微妙に動くボールを自在に操る。大崩れすることのない安定感溢れるピッチングが持ち味[4]。ソフトボールマガジンが実施した「選手が選ぶ何でもランキング」の変化球投手部門では3位にランクインしており、「手元で変化する、ボールがなくなる」、「振っても当たらない変化球」、「面白いくらい動いていた」などと評されている[11]。

詳細情報

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[12]

日本リーグ個人表彰

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  • 2020年 - 最多勝利投手賞（7勝4敗）、ベストナイン賞（投手）

背番号

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  • 44（2019 - ）

脚注

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[脚注の使い方]

注釈

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  1. ^ 2022年からはJDリーグ。
  2. ^ リーグ全体ではデンソーブライトペガサスのカーリー・フーバー（奪三振198）に次ぐ2位。

出典

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  1. ^ Wow! Collection JDリーグ
  2. ^ スタッフ＆メンバー 豊田自動織機シャイニングベガ
  3. ^ “2020年度　第53回日本女子ソフトボールリーグ１部個人表彰選手が決定！”. JSL (2020年11月9日). 2023年10月15日閲覧。
  4. ^ a b c “「第32回オリンピック競技大会（２０２０／東京）ソフトボール競技」出場チーム紹介”. 日本ソフトボール協会 (2021年7月12日). 2023年10月15日閲覧。
  5. ^ 2021/7/21　MEX 0-4 CAN WBSC
  6. ^ 2021/7/22　MEX 2-3 JPN WBSC
  7. ^ 2021/7/24　USA 2-0 MEX WBSC
  8. ^ 2021/7/25　ITA 0-5 MEX WBSC
  9. ^ 2021/7/26　MEX 4-1 AUS WBSC
  10. ^ 2021/7/27　MEX 2-3 CAN WBSC
  11. ^ “ダラス・エスコベド 投手　後半開幕節”. RISEBALL (2020年10月28日). 2023年10月15日閲覧。
  12. ^ ダラス エスコベド JSL

外部リンク

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