ダニー・イングス
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サウサンプトンFCでのイングス (2018年) | ||||||
名前 | ||||||
本名 |
ダニエル・ウィリアム・ジョン・イングス Daniel William John Ings | |||||
ラテン文字 | Danny Ings | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | イングランド | |||||
生年月日 | 1992年7月23日(32歳) | |||||
出身地 | ウィンチェスター | |||||
身長 | 178cm | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | ウェストハム・ユナイテッドFC | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 18 | |||||
利き足 | 右 | |||||
ユース | ||||||
2006-2009 | ボーンマス | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2009-2011 | ボーンマス | 27 | (7) | |||
2010 | → ドーチェスター (loan) | 9 | (4) | |||
2011-2015 | バーンリー | 122 | (38) | |||
2015-2019 | リヴァプール | 14 | (3) | |||
2018-2019 | → サウサンプトン (loan) | 24 | (7) | |||
2019-2021 | サウサンプトン | 67 | (34) | |||
2021-2023 | アストン・ヴィラ | 48 | (13) | |||
2023- | ウェストハム | 37 | (3) | |||
代表歴2 | ||||||
2013-2015 | イングランド U-21 | 13 | (4) | |||
2015-2020 | イングランド | 3 | (1) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年5月31日現在。 2. 2020年10月11日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ダニー・イングス(Danny Ings、 1992年7月23日 - )は、イングランド・ハンプシャー州ウィンチェスター出身のサッカー選手。ウェストハム・ユナイテッドFC所属。ポジションはフォワード。
クラブ経歴
[編集]ボーンマス
[編集]サウサンプトンFCの下部組織でキャリアをスタートさせたが、10歳の頃にクラブから放出され、15歳の頃にAFCボーンマスの下部組織に入団した[1]。2009年10月6日、フットボールリーグトロフィーのノーサンプトン・タウンFC戦でプロデビューを果たした。その後、当時カンファレンス・サウスに属していたドーチェスター・タウンFCへの短期ローンを経て、2010年12月28日、フットボールリーグ1でのミルトン・キーンズ・ドンズFC戦でリーグ戦デビュー。2011年2月1日、ホームでのスウィンドン・タウンFC戦でプロ初ゴールを決めた。
バーンリー
[編集]2011年8月15日、フットボールリーグ・チャンピオンシップのバーンリーFCに移籍し、4年契約を結んだ。移籍金は非公開だが100万英ポンドと推定されている[2]。バーンリーには8ヶ月前にボーンマスからエディ・ハウ監督が移籍しており、新天地で再会を果たすことになった。
しかし、加入後間もなく膝の怪我により長期離脱を余儀なくされ[3]、2012年2月14日、ホームでのバーンズリーFC戦で、チャーリー・オースティンとの交代でようやく移籍後初出場を果たした。
2012-13シーズンはジェイ・ロドリゲスがサウサンプトンに移籍したため、イングスはストライカーのファーストチョイスとされたがプレシーズンマッチで以前負傷した箇所と逆側の膝を負傷し、またしても長期離脱を強いられた[3]。
両膝の負傷を克服した2013-14シーズンはチャンピオンシップで20ゴールを記録し、クラブのプレミアリーグ昇格に貢献した[4]。2014年3月にはリーズFWロス・マコーマックやレスターMFダニー・ドリンクウォーターを抑えて、フットボールリーグ・アワードのチャンピオンシップ年間最優秀選手に選ばれている[5]。
2014年8月19日、イングスはホームでのチェルシーFC戦でプレミアリーグデビューを果たし、10月26日のエヴァートンFC戦でプレミアリーグ初ゴールを記録した[6]。2014-15シーズンはプレミアリーグ35試合に出場し11ゴールを決めた。
リヴァプール
[編集]2015年6月8日、リヴァプールFCはイングスとの契約で合意したことを発表した[7]。バーンリーとの契約満了後の7月1日にメディカルチェックを経て入団の予定となっている。なお、自由移籍ではあるが24歳以下の選手の移籍であるため、バーンリーに800万英ポンドの育成金が支払われる見込みであると報じられている[8]。9月20日のノリッジ・シティ戦と10月4日のエヴァートンFCとのマージーサイド・ダービーでそれぞれ1得点の活躍をしたが、その後左ひざ前十字靭帯を断裂し、残りのシーズンを棒に振り長期離脱を強いられた。
2016-2017シーズンは、リハビリの結果リーグカップの試合で復帰したが、10月26日のトッテナム・ホットスパー戦で今度は前回と逆の右膝に大怪我を負い、軟骨を摘出する手術を受け、不運な2年連続の大怪我でこのシーズンの残りも欠場する結果となった[9]。
2018年4月7日のエヴァートン戦で916日ぶりにリーグ戦で先発出場を飾った[10]。その後同月21日のWBA戦では再び先発出場の上、2年半ぶりに公式戦でのゴールを奪った。
サウサンプトン
[編集]2018年8月9日、サウサンプトンFCにレンタル移籍、シーズン終了後に完全移籍することが発表された[11]。
2019年7月1日、サウサンプトンFCと2022年までの契約を締結し完全移籍した[12]。11月9日のエヴァートン戦から12月8日のニューカッスル・ユナイテッドFC戦まで5試合連続ゴールを決めるなど[13]、22ゴールを決めたが、1点差でゴールデンブーツのタイトルを逃した[14]。
アストン・ヴィラ
[編集]2021年8月4日、アストン・ヴィラFCと3年契約を結んだ事を発表[15][16]。
代表経歴
[編集]2013年10月3日、イングスはガレス・サウスゲート監督率いるイングランドU-21代表に初招集され[17]、一週間後のアウェーでのサンマリノ代表戦に途中出場した[18]。代表2試合目となる11月19日のホームでのサンマリノ戦では2ゴールを決めて9-0での大勝に貢献している[19]。
2020年8月、クラブでの活躍から、UEFAネーションズリーグ、アイスランド、デンマーク戦を戦うメンバーとして、約5年振りに代表に招集され[20]、アイスランド戦で途中出場[21]、約5年振りの出場を果たし、代表2キャップ目を刻んだ。2020年10月8日のウェールズ戦でフル代表での初ゴールを決めた[22]。
私生活
[編集]2014年11月、身体的あるいは学習障碍を持つ子供にサッカーの指導を施す目的で「ダニー・イングス障碍者スポーツプロジェクト」を立ち上げた[23]。
個人成績
[編集]クラブ | シーズン | リーグ | FAカップ | リーグカップ | その他 | 合計 | ||||||
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リーグ | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||
ボーンマス | 2009-10 | リーグ2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 |
2010-11 | リーグ1 | 26 | 7 | — | 0 | 0 | 2 | 1 | 28 | 8 | ||
2011-12 | リーグ1 | 1 | 0 | — | 0 | 0 | — | 1 | 0 | |||
通算 | 27 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 1 | 30 | 8 | ||
ドーチェスター・タウン (loan) | 2010-11 | カンファレンス・サウス | 9 | 4 | 2 | 2 | — | 2 | 1 | 13 | 7 | |
バーンリー | 2011-12 | チャンピオンシップ | 15 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | — | 15 | 3 | |
2012-13 | チャンピオンシップ | 32 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | — | 33 | 3 | ||
2013-14 | チャンピオンシップ | 40 | 21 | 1 | 1 | 4 | 4 | — | 45 | 26 | ||
2014-15 | プレミアリーグ | 35 | 11 | 1 | 0 | 1 | 0 | — | 37 | 11 | ||
通算 | 122 | 38 | 3 | 1 | 5 | 4 | 0 | 0 | 130 | 43 | ||
リヴァプールFC | 2015-16 | プレミアリーグ | 6 | 2 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2 | 0 | 9 | 3 |
2016-17 | プレミアリーグ | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | - | 2 | 0 | ||
通算 | 6 | 2 | 0 | 0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 11 | 3 | ||
総通算 | 164 | 51 | 5 | 3 | 8 | 5 | 7 | 2 | 184 | 61 |
代表歴
[編集]出場大会
[編集]- U-21イングランド代表
- 2015年 - UEFA U-21欧州選手権2015(グループリーグ敗退)
試合数
[編集]国際Aマッチ 2試合 1得点(2015年- )
イングランド代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2015 | 1 | 0 |
2020 | 1 | 1 |
通算 | 2 | 1 |
ゴール
[編集]# | 日時 | 場所 | 相手 | スコア | 結果 | 大会 |
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1. | 2020年10月10日 | ロンドン、ウェンブリー・スタジアム | ウェールズ | 3-0 | 3-0 | 国際Aマッチ |
脚注
[編集]- ^ Pete Oliver (2014年11月28日). “Danny Ings: From non-league to England hopeful in four years for Burnley's good guy goal-getter”. デイリー・ミラー. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “Burnley sign Bournemouth striker Danny Ings”. BBC (2011年8月15日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ a b “Burnley's Danny Ings faces up six months out with knee injury”. BBC (2012年8月13日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “Ings on Rodgers' radar as Liverpool keep an eye on prolific £8m Burnley striker”. デイリー・メール (2014年1月9日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “Danny Ings named Sky Bet Championship Player of the Year”. フットボールリーグ (2014年3月17日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ Nicholas Veevers (2014年10月26日). “Danny Ings nets his first Premier League goal for Burnley”. フットボール・アソシエーション. 2015年6月11日閲覧。
- ^ Chris Shaw (2015年6月8日). “Reds agree deal to sign Danny Ings”. リヴァプールFC. 2015年6月11日閲覧。
- ^ David Hughes (2015年5月29日). “Danny Ings to Liverpool: Reds may have to pay record £8m tribunal fee to secure free agent”. インデペンデント. 2015年6月11日閲覧。
- ^ “リバプールFWが今シーズン絶望の大怪我…。クロップは「強くなって戻ってきてほしい」とエール”. サッカーダイジェストWeb (2016年11月3日). 2018年8月24日閲覧。
- ^ “リバプール、負傷に苦しんだ25歳元英代表FWが「916日ぶり」先発”. FOOTBALL CHANNEL (2018年4月7日). 2018年8月24日閲覧。
- ^ “Saints complete Ings deal”. Official Website of Saints (2018年8月9日). 2018年8月10日閲覧。
- ^ “Ings formally completes Saints move”. Official Website of Saints (2019年7月1日). 2019年7月3日閲覧。
- ^ “Ings”. Soccerbase. 2020年2月3日閲覧。
- ^ “33歳FWヴァーディが初のプレミア得点王に! アシスト王はデ・ブライネ”. www.soccer-king.jp. 2020年7月27日閲覧。
- ^ “Villa announce Danny Ings signing”. avfc.co.uk. 2021年8月4日閲覧。
- ^ “ダニー・イングス、アストン・ヴィラと3年契約を締結”. キッカー日本語版 (2021年8月5日). 2021年8月5日閲覧。
- ^ “Liverpool winger Raheem Sterling in England Under-21 squad”. BBC (2013年10月3日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “San Marino U21s 0-4 England U21s: Harry Kane nets hat-trick”. BBC (2013年10月10日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “BBC Sport - England U21 9-0 San Marino U21”. BBC (2013年11月19日). 2015年6月11日閲覧。
- ^ “Ings and Ward-Prowse back in England squad for Nations League fixtures”. www.dailyecho.co.uk. 2020年8月25日閲覧。
- ^ “Iceland 0-1 England: Late Raheem Sterling penalty seals Nations League win”. www.skysports.co.com. 2020年9月10日閲覧。
- ^ “イングランド、3選手が代表初ゴール 監督も及第点”. nikkansports (2020年10月9日). 2020年10月13日閲覧。
- ^ Nicholas Veevers (2014年11月25日). “Ings shows charitable side launching disability project”. フットボール・アソシエーション. 2015年6月11日閲覧。