ダニエル・マクファデン
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生誕 |
1937年7月29日(87歳) ノースカロライナ州、ローリー |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
研究機関 |
カリフォルニア大学バークレー校 MIT 南カリフォルニア大学 |
研究分野 | 計量経済学 |
母校 | ミネソタ大学 |
博士課程 指導教員 | レオニード・ハーヴィッツ |
博士課程 指導学生 |
ウォルター・E・ディワート ハル・ヴァリアン John Rust Axel Börsch-Supan Vassilis Hajivassiliou Jonathan Feinstein 市村英彦 |
実績 | 離散選択(計量経済学における離散選択分析理論と計算手法) |
受賞 |
ジョン・ベイツ・クラーク賞(1975年) フリッシュ賞(1986年) アーウィン・プレイン・ネンマーズ経済学賞(2000年) ノーベル経済学賞(2000年) |
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ダニエル・リトル・マクファデン(Daniel Little McFadden、1937年7月29日 - )は、アメリカ人計量経済学者で、現在南カリフォルニア大学教授。離散選択分析理論とその計算手法の開発によって、ジェームズ・ヘックマンとともに2000年のノーベル経済学賞を受賞した[1]。2005年アメリカ経済学会会長。
略歴
[編集]- 1937年 マクファデンはノースカロライナ州ローリー(Raleigh)で生まれる。
- 1957年 19歳の時にミネソタ大学を卒業する(物理学科、B.S.)。
- 1957年~1958年 ミネソタ大学の物理学の専任講師となる。
- 1959年~1960年 ミネソタ大学の社会心理学の研究助教授となる。
- 1961年~1962年 ミネソタ大学の経済学部の専任講師となる。
- 1962年 ミネソタ大学より経済学で博士号(行動科学、Ph.D.)を取る(ミネソタ大学時代の指導教官は、2007年にノーベル賞経済学賞を受賞したレオニード・ハーヴィッツだった)[2]。
- 1962年 - 1963年 ピッツバーグ大学経済学部の助教授となる。
- 1963年 - 1966年 カリフォルニア大学バークレー校経済学部の助教授となる(このころ選択行動と計量経済理論の研究を始める)。
- 1966年 - 1968年 カリフォルニア大学バークレー校の准教授となる。
- 1968年 - 1979年 カリフォルニア大学バークレー校の教授となる。
- 1978年 - 1991年 マサチューセッツ工科大学の教授となる。
- 1990年 - 2011年 カリフォルニア大学バークレー校の教授(E. Morris Cox Chair)として戻る(バークレー校では計量経済学研究室の立ち上げに関わる)。
- 2011年 - 現在 南カリフォルニア大学の保健経済学統括教授となる。合わせて、南カリフォルニア大学の政策・計画・開発スクール、および経済学部教授となる。
栄誉・受賞
[編集]- 1975年 ジョン・ベイツ・クラーク賞を受賞する。
- 1981年 全米科学アカデミーの会員に選ばれた。
- 1986年 フリッシュ賞を受賞する。
- 2000年 アーウィン・プレイン・ネンマーズ経済学賞を受賞する。
- 2000年 ノーベル経済学賞を受賞する(ジェームズ・ヘックマンとともに受賞)。
- 2001年 華中科技大学より名誉博士号が授与される。
著書
[編集]共著
[編集]- Microeconomic Modeling and Policy Analysis: Studies in Residential Energy Demand, with Thomas G. Cowing, (Academic Press, 1984).
共編著
[編集]- Essays on Economic Behavior under Uncertainty, co-edited with M. Balch and S. Wu, (North-Holland, 1974).
- Applications of the Theory of Production, co-edited with Melvyn Fuss, (North-Holland, 1978).
- Structural Analysis of Discrete Data with Econometric Applications, co-edited with Charles F. Manski, (MIT Press, 1981).
- Preferences, Uncertainty, and Optimality: Essays in honor of Leonid Hurwicz, co-edited with John S. Chipman and Marcel K. Richter, (Westview Press, 1990).
脚注
[編集]- ^ “The Sveriges Riksbank Prize in Economic Sciences in Memory of Alfred Nobel 2000”. Nobelprize.org. 2007年10月16日閲覧。
- ^ “All Laureates in Economics”. Nobelprize.org (2007年). 2007年10月16日閲覧。