ダスティン・ジャコビー
ダスティン・ジャコビー | |
---|---|
本名 |
ダスティン・アンソニー・ジャコビー (Dustin Anthony Jacoby)[1] |
生年月日 | 1988年4月4日(36歳) |
出身地 |
アメリカ合衆国 コロラド州フォート・モーガン |
通称 |
ザ・ハンヤック (The Hanyak) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
身長 | 193 cm (6 ft 4 in) |
体重 | 93 kg (205 lb) |
階級 |
ライトヘビー級 ミドル級 |
リーチ | 200 cm (79 in) |
スタイル | キックボクシング |
スタンス | オーソドックス |
チーム | ファクトリーX・ムエタイ |
現役期間 |
総合格闘技:2010年 - キックボクシング:2013年 - |
総合格闘技記録 | |
試合数 | 29 |
勝利 | 19 |
ノックアウト | 12 |
タップアウト | 1 |
判定 | 6 |
敗戦 | 9 |
ノックアウト | 2 |
タップアウト | 2 |
判定 | 5 |
引き分け | 1 |
キックボクシング記録 | |
試合数 | 18 |
勝利 | 10 |
ノックアウト | 9 |
敗戦 | 8 |
ノックアウト | 3 |
プロボクシング記録 | |
試合数 | 1 |
勝利 | 1 |
ノックアウト | 1 |
敗戦 | 0 |
その他 | |
総合格闘技記録 - SHERDOG | |
ボクシング記録 - BoxRec |
ダスティン・ジャコビー(Dustin Jacoby、1988年4月4日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家、キックボクサー、ボクサー。コロラド州フォート・モーガン出身。ファクトリーX・ムエタイ所属。元CFFCミドル級王者。
来歴
[編集]双子の兄弟と共に4歳からテコンドーを始め、1年後にレスリングを始めた。テコンドーは4年間経験し、レスリングは12歳の時にイリノイ州へ移住するまで続けた。高校ではバスケットボールとアメリカンフットボールで活躍し、両方のスポーツで各地の大学から奨学金のスカウトを受けたが、膝に重傷を負ったため殆どのスカウトが取り下げられた。カルバー=ストックトン大学に進学後はアメリカンフットボールのクォーターバックで2年間活躍し、その後クインシー大学に編入した[2]。
キックボクシング
[編集]2013年、プロキックボクシングデビュー。キックボクシングのメジャー団体GLORYを主戦場とし、2015年にGLORYミドル級予選トーナメント、2016年にGLORYミドル級コンテンダートーナメントで優勝した。通算戦績は10勝8敗。
総合格闘技
[編集]2010年、プロ総合格闘技デビュー。ローカル団体で6戦全勝の戦績を残した。
UFC
[編集]2011年10月29日、UFC初参戦となったUFC 137でクリフォード・スタークスと対戦し、0-3の判定負け。
2012年1月28日、UFC on FOX 2でクリス・カモージーと対戦し、ギロチンチョークで3R一本負け。2連敗となり、UFCからリリースされた。
UFCリリース後
[編集]2012年8月24日、Cage Fury FC 16のCFFCミドル級タイトルマッチで王者ティム・ウィリアムズに挑戦し、ドクターストップで1RTKO勝ち。王座獲得に成功した。
2014年9月5日、Bellator初参戦となったBellator 123でキング・モーと対戦し、パウンドで2RTKO負け。
2015年1月16日、Bellator 132でジョン・ソルターと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本負け。この試合後に、キックボクシングのキャリアに専念することを決意したため約4年半のブランクを作った。
2020年8月4日、Dana White's Contender Series 27でタイ・フローレスと対戦し、3-0の判定勝ちを収め、UFCとの契約権を獲得した[3]。
UFC復帰
[編集]2020年10月31日、約8年9カ月ぶりのUFC復帰戦となったUFC Fight Night: Hall vs. Silvaでジャスティン・レデットと対戦。右ローキックでダウンを奪い、直後に右アッパーで1RTKO勝ち[4]。
2022年7月16日、UFC on ABC: Ortega vs. Rodríguezでチョン・ダウンと対戦し、右ストレートで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]。
2022年10月29日、UFC Fight Night: Kattar vs. Allenでカリル・ラウントリー・ジュニアと対戦し、1-2の判定負けを喫したが、海外のMMAメディアサイトの採点では16人中14人の記者がジャコビーの勝利を支持するなど物議を醸す判定となった[6]。
2023年4月15日、UFC on ESPN: Holloway vs. Allenでライトヘビー級ランキング15位のアザマト・ムルザカノフと対戦し、0-3の判定負け[7]。
2023年8月5日、UFC on ESPN: Sandhagen vs. Fontでケネディ・エンジーチュクーと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]。
2023年12月16日、UFC 296でライトヘビー級ランキング14位のアロンゾ・メニフィールドと対戦し、0-3の判定負け[9]。
2024年6月8日、UFC on ESPN: Cannonier vs. Imavovでライトヘビー級ランキング15位のドミニク・レイエスと対戦し、スタンドパンチ連打で1RKO負け[10]。
戦績
[編集]総合格闘技
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
29 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
19 勝 | 12 | 1 | 6 | 0 | 1 | 0 |
9 敗 | 2 | 2 | 5 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ドミニク・レイエス | 1R 2:00 KO(スタンドパンチ連打) | UFC on ESPN 57: Cannonier vs. Imavov | 2024年6月8日 |
× | アロンゾ・メニフィールド | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 296: Edwards vs. Covington | 2023年12月16日 |
○ | ケネディ・エンジーチュクー | 1R 1:22 TKO(右ストレート→パウンド) | UFC on ESPN 50: Sandhagen vs. Font | 2023年8月5日 |
× | アザマト・ムルザカノフ | 5分3R終了 判定0-3 | UFC on ESPN 44: Holloway vs. Allen | 2023年4月15日 |
× | カリル・ラウントリー・ジュニア | 5分3R終了 判定1-2 | UFC Fight Night: Kattar vs. Allen | 2022年10月29日 |
○ | チョン・ダウン | 1R 3:13 KO(右ストレート) | UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodríguez | 2022年7月16日 |
○ | ミハル・オレクシェイチュク | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 272: Covington vs. Masvidal | 2022年3月5日 |
○ | ジョン・アラン | 5分3R終了 判定3-0 | UFC 268: Usman vs. Covington 2 | 2021年11月6日 |
○ | ダレン・スチュワート | 1R 3:04 TKO(スタンドパンチ連打) | UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze | 2021年8月28日 |
△ | イオン・クテラバ | 5分3R終了 判定1-1 | UFC on ESPN 23: Reyes vs. Procházka | 2021年5月1日 |
○ | マキシム・グリシン | 5分3R終了 判定3-0 | UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gane | 2021年2月27日 |
○ | ジャスティン・レデット | 1R 2:38 TKO(右アッパー) | UFC Fight Night: Hall vs. Silva | 2020年10月31日 |
○ | タイ・フローレス | 5分3R終了 判定3-0 | Dana White's Contender Series 27 | 2020年8月4日 |
○ | コーディ・イースト | 5分3R終了 判定3-0 | SCL 74: King of Sparta Heavyweight Series | 2019年6月29日 |
× | ジョン・ソルター | 2R 3:33 リアネイキドチョーク | Bellator 132 | 2015年1月16日 |
× | キング・モー | 2R 1:13 TKO(パウンド) | Bellator 123 | 2014年9月5日 |
○ | ルーカス・ロペス | 1R 4:15 TKO(ハイキック→パウンド) | Titan FC 29 | 2014年8月22日 |
○ | アンドリュー・サンチェス | 5分3R終了 判定2-1 | CCCW: The Uprising | 2013年3月2日 |
× | デヴィッド・ブランチ | 5分3R終了 判定0-3 | WSOF 1 | 2012年11月3日 |
○ | ティム・ウィリアムズ | 1R 4:04 TKO(ドクターストップ) | Cage Fury FC 16 【CFFCミドル級タイトルマッチ】 |
2012年8月24日 |
○ | ビリー・ジョンソン | 1R 0:45 KO(パンチ) | Hoosier Fight Club 11 | 2012年6月2日 |
× | クリス・カモージー | 3R 1:08 ギロチンチョーク | UFC on FOX 2: Evans vs. Davis | 2012年1月28 |
× | クリフォード・スタークス | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 137: Penn vs. Diaz | 2011年10月29日 |
○ | ビリー・ホーン | 1R 0:37 TKO(パンチ連打) | AP: Riverfists 2011 | 2011年9月4日 |
○ | ライアン・スターディ | 2R 2:31 TKO(ドクターストップ) | XFO 40 | 2011年6月25日 |
○ | オスカー・グローバー | 1R 2:25 TKO(パンチ連打) | CCCW: Fight Night 3 | 2011年4月30日 |
○ | ライアン・ブラウン | 1R 1:05 三角絞め | Island Fights 40 | 2011年3月12日 |
○ | デビッド・ガストン | 1R 0:54 TKO(パンチ連打) | CCCW 6 | 2011年1月29日 |
○ | ダン・マクグラスソン | 1R 2:09 TKO(パンチ連打) | CCCW | 2010年11月27日 |
キックボクシング
[編集]キックボクシング 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
18 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
10 勝 | 9 | 0 | 8 | 0 | 0 | |
8 敗 | 3 | 0 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
○ | ショーン・チョイス | 1R 2:18 TKO(3ダウン) | GLORY 44: Chicago | 2017年8月25日 |
× | サイモン・マーカス | 2R 0:01 TKO(負傷) | GLORY 14: Zagreb | 2016年10月21日 |
× | サイモン・マーカス | 5R終了 判定0-3 | GLORY 30: Los Angeles 【GLORY世界ミドル級タイトルマッチ】 |
2016年5月13日 |
○ | ウェイン・バレット | 2R 1:06 TKO(右ストレート) | GLORY 27: Chicago 【ミドル級コンテンダートーナメント決勝】 |
2016年2月26日 |
○ | カール・ロバーソン | 3R 2:56 TKO(右膝蹴り) | GLORY 27: Chicago 【ミドル級コンテンダートーナメント準決勝】 |
2016年2月26日 |
○ | ウェイン・バレット | 3R 1:40 TKO(右ストレート) | GLORY 24: Denver | 2015年10月9日 |
○ | ケイシー・グリーン | 2R 1:19 TKO(パンチ連打) | GLORY 23: Las Vegas 【ミドル級予選トーナメント決勝】 |
2015年8月7日 |
○ | アリエル・セパルベダ | 1R 2:59 KO(右ストレート) | GLORY 23: Las Vegas 【ミドル級予選トーナメント準決勝】 |
2015年8月7日 |
× | ムラッド・ボウジディ | 3R終了 判定0-3 | GLORY 20: Dubai | 2015年4月3日 |
× | マイク・ルメール | 3R終了 判定 | GLORY 17: Los Angeles 【ミドル級コンテンダートーナメント・リザーブマッチ】 |
2014年6月21日 |
× | アレックス・ペレイラ | 1R 2:02 KO(左フック) | GLORY 14: Zagreb 【ミドル級コンテンダートーナメント準決勝】 |
2014年3月8日 |
× | 上原誠 | 3R終了 判定1-2 | GLORY 13 TOKYO | 2013年12月21日 |
× | ダニョ・イルンガ | 3R終了 判定0-3 | GLORY 9: New York 【スラムトーナメント準決勝】 |
2013年6月22日 |
○ | ブライアン・コレット | 3R終了 判定2-0 | GLORY 9: New York 【スラムトーナメント準々決勝】 |
2013年6月22日 |
× | マイケル・デュット | 1R 2:25 TKO(レフェリーストップ) | GLORY 5: London | 2013年3月23日 |
○ | ブライアン・コレット | 1R 3:00 KO | Xtreme Fight Night 11 【Road to Glory USA 95kg級トーナメント決勝】 |
2013年2月1日 |
○ | ロイ・ボートン | 1R 2:47 TKO | Xtreme Fight Night 11 【Road to Glory USA 95kg級トーナメント準決勝】 |
2013年2月1日 |
○ | ランディ・ブレイク | 3R 1:43 TKO | Xtreme Fight Night 11 【Road to Glory USA 95kg級トーナメント準々決勝】 |
2013年2月1日 |
ボクシング
[編集]プロボクシング 戦績 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
1 試合 | (T)KO | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 | |
1 勝 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
0 敗 | 0 | 0 | 0 |
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2019年6月29日 | 勝利 | 1R | TKO | テレンス・ホーゲス | アメリカ合衆国 | |
テンプレート |
獲得タイトル
[編集]キックボクシング
[編集]総合格闘技
[編集]- 第2代CFFCミドル級王座(2012年)
表彰
[編集]- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)
脚注
[編集]- ^ MIXED MARTIAL ARTS SHOW RESULTS DATE: November 3rd, 2012 LOCATION: Planet Hollywood, Las Vegas boxing.nv.gov 2012年11月3日
- ^ Sunday Conversation with Dustin Jacoby Herald-Whig 2017年7月3日
- ^ Eight years after washing out of UFC, Dustin Jacoby ready to go on big run MMA Junkie 2020年8月5日
- ^ UFC Vegas 12 video: Dustin Jacoby flattens Justin Ledet with devastating first-round knockout MMA Fighting 2020年10月31日
- ^ UFC Long Island video: Dustin Jacoby scores walk-off knockout against Da Un Jung MMA Fighting 2022年7月16日
- ^ Khalil Rountree Jr. defeats Dustin Jacoby MMA Decisions 2022年10月29日
- ^ Azamat Murzakanov def. Dustin Jacoby at UFC on ESPN 44: Best photos MMA Junkie 2023年4月15日
- ^ Highlights! Dustin Jacoby sparks Kennedy Nzechukwu fast with picture-perfect punch | UFC Nashville MMA Mania 2023年8月5日
- ^ UFC 296 play-by-play and live results MMA Junkie 2023年12月16日
- ^ UFC Louisville results: Sharp Dominick Reyes knocks out Dustin Jacoby, finally returns to the win column MMA Mania 2024年6月8日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- UFC 選手データ
- GLORY 選手データ
- TAPOLOGY 選手データ
- ESPN 選手データ
- MMA Junkie 選手データ
- ダスティン・ジャコビーの戦績 - SHERDOG
- ダスティン・ジャコビーの戦績 - BoxRec
- ダスティン・ジャコビー (@thehanyakdj) - Instagram
- ダスティン・ジャコビー (@thehanyakdj) - X(旧Twitter)