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ダスティン・ジャコビー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダスティン・ジャコビー
本名 ダスティン・アンソニー・ジャコビー
(Dustin Anthony Jacoby)[1]
生年月日 (1988-04-04) 1988年4月4日(36歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
コロラド州フォート・モーガン
通称 ザ・ハンヤック
(The Hanyak)
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
身長 193 cm (6 ft 4 in)
体重 93 kg (205 lb)
階級 ライトヘビー級
ミドル級
リーチ 200 cm (79 in)
スタイル キックボクシング
スタンス オーソドックス
チーム ファクトリーX・ムエタイ
現役期間 総合格闘技:2010年 -
キックボクシング:2013年 -
総合格闘技記録
試合数29
勝利19
ノックアウト12
タップアウト1
判定6
敗戦9
ノックアウト2
タップアウト2
判定5
引き分け1
キックボクシング記録
試合数18
勝利10
ノックアウト9
敗戦8
ノックアウト3
プロボクシング記録
試合数1
勝利1
ノックアウト1
敗戦0
その他
総合格闘技記録 - SHERDOG
ボクシング記録 - BoxRec
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ダスティン・ジャコビーDustin Jacoby1988年4月4日 - )は、アメリカ合衆国男性総合格闘家キックボクサーボクサーコロラド州フォート・モーガン出身。ファクトリーX・ムエタイ所属。元CFFCミドル級王者。

来歴

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双子の兄弟と共に4歳からテコンドーを始め、1年後にレスリングを始めた。テコンドーは4年間経験し、レスリングは12歳の時にイリノイ州へ移住するまで続けた。高校ではバスケットボールアメリカンフットボールで活躍し、両方のスポーツで各地の大学から奨学金のスカウトを受けたが、膝に重傷を負ったため殆どのスカウトが取り下げられた。カルバー=ストックトン大学に進学後はアメリカンフットボールのクォーターバックで2年間活躍し、その後クインシー大学に編入した[2]

キックボクシング

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2013年、プロキックボクシングデビュー。キックボクシングのメジャー団体GLORYを主戦場とし、2015年にGLORYミドル級予選トーナメント、2016年にGLORYミドル級コンテンダートーナメントで優勝した。通算戦績は10勝8敗。

総合格闘技

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2010年、プロ総合格闘技デビュー。ローカル団体で6戦全勝の戦績を残した。

UFC

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2011年10月29日、UFC初参戦となったUFC 137でクリフォード・スタークスと対戦し、0-3の判定負け。

2012年1月28日、UFC on FOX 2でクリス・カモージーと対戦し、ギロチンチョークで3R一本負け。2連敗となり、UFCからリリースされた。

UFCリリース後

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2012年8月24日、Cage Fury FC 16のCFFCミドル級タイトルマッチで王者ティム・ウィリアムズに挑戦し、ドクターストップで1RTKO勝ち。王座獲得に成功した。

2014年9月5日、Bellator初参戦となったBellator 123でキング・モーと対戦し、パウンドで2RTKO負け。

2015年1月16日、Bellator 132でジョン・ソルターと対戦し、リアネイキドチョークで2R一本負け。この試合後に、キックボクシングのキャリアに専念することを決意したため約4年半のブランクを作った。

2020年8月4日、Dana White's Contender Series 27でタイ・フローレスと対戦し、3-0の判定勝ちを収め、UFCとの契約権を獲得した[3]

UFC復帰

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2020年10月31日、約8年9カ月ぶりのUFC復帰戦となったUFC Fight Night: Hall vs. Silvaでジャスティン・レデットと対戦。右ローキックでダウンを奪い、直後に右アッパーで1RTKO勝ち[4]

2022年7月16日、UFC on ABC: Ortega vs. Rodríguezチョン・ダウンと対戦し、右ストレートで1RKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[5]

2022年10月29日、UFC Fight Night: Kattar vs. Allenカリル・ラウントリー・ジュニアと対戦し、1-2の判定負けを喫したが、海外のMMAメディアサイトの採点では16人中14人の記者がジャコビーの勝利を支持するなど物議を醸す判定となった[6]

2023年4月15日、UFC on ESPN: Holloway vs. Allenでライトヘビー級ランキング15位のアザマト・ムルザカノフと対戦し、0-3の判定負け[7]

2023年8月5日、UFC on ESPN: Sandhagen vs. Fontケネディ・エンジーチュクーと対戦し、右ストレートでダウンを奪いパウンドで1RTKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した[8]

2023年12月16日、UFC 296でライトヘビー級ランキング14位のアロンゾ・メニフィールドと対戦し、0-3の判定負け[9]

2024年6月8日、UFC on ESPN: Cannonier vs. Imavovでライトヘビー級ランキング15位のドミニク・レイエスと対戦し、スタンドパンチ連打で1RKO負け[10]

戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
29 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
19 12 1 6 0 1 0
9 2 2 5 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ドミニク・レイエス 1R 2:00 KO(スタンドパンチ連打) UFC on ESPN 57: Cannonier vs. Imavov 2024年6月8日
× アロンゾ・メニフィールド 5分3R終了 判定0-3 UFC 296: Edwards vs. Covington 2023年12月16日
ケネディ・エンジーチュクー 1R 1:22 TKO(右ストレート→パウンド) UFC on ESPN 50: Sandhagen vs. Font 2023年8月5日
× アザマト・ムルザカノフ 5分3R終了 判定0-3 UFC on ESPN 44: Holloway vs. Allen 2023年4月15日
× カリル・ラウントリー・ジュニア 5分3R終了 判定1-2 UFC Fight Night: Kattar vs. Allen 2022年10月29日
チョン・ダウン 1R 3:13 KO(右ストレート) UFC on ABC 3: Ortega vs. Rodríguez 2022年7月16日
ミハル・オレクシェイチュク 5分3R終了 判定3-0 UFC 272: Covington vs. Masvidal 2022年3月5日
ジョン・アラン 5分3R終了 判定3-0 UFC 268: Usman vs. Covington 2 2021年11月6日
ダレン・スチュワート 1R 3:04 TKO(スタンドパンチ連打) UFC on ESPN 30: Barboza vs. Chikadze 2021年8月28日
イオン・クテラバ 5分3R終了 判定1-1 UFC on ESPN 23: Reyes vs. Procházka 2021年5月1日
マキシム・グリシン 5分3R終了 判定3-0 UFC Fight Night: Rozenstruik vs. Gane 2021年2月27日
ジャスティン・レデット 1R 2:38 TKO(右アッパー) UFC Fight Night: Hall vs. Silva 2020年10月31日
タイ・フローレス 5分3R終了 判定3-0 Dana White's Contender Series 27 2020年8月4日
コーディ・イースト 5分3R終了 判定3-0 SCL 74: King of Sparta Heavyweight Series 2019年6月29日
× ジョン・ソルター 2R 3:33 リアネイキドチョーク Bellator 132 2015年1月16日
× キング・モー 2R 1:13 TKO(パウンド) Bellator 123 2014年9月5日
ルーカス・ロペス 1R 4:15 TKO(ハイキック→パウンド) Titan FC 29 2014年8月22日
アンドリュー・サンチェス 5分3R終了 判定2-1 CCCW: The Uprising 2013年3月2日
× デヴィッド・ブランチ 5分3R終了 判定0-3 WSOF 1 2012年11月3日
ティム・ウィリアムズ 1R 4:04 TKO(ドクターストップ) Cage Fury FC 16
【CFFCミドル級タイトルマッチ】
2012年8月24日
ビリー・ジョンソン 1R 0:45 KO(パンチ) Hoosier Fight Club 11 2012年6月2日
× クリス・カモージー 3R 1:08 ギロチンチョーク UFC on FOX 2: Evans vs. Davis 2012年1月28
× クリフォード・スタークス 5分3R終了 判定0-3 UFC 137: Penn vs. Diaz 2011年10月29日
ビリー・ホーン 1R 0:37 TKO(パンチ連打) AP: Riverfists 2011 2011年9月4日
ライアン・スターディ 2R 2:31 TKO(ドクターストップ) XFO 40 2011年6月25日
オスカー・グローバー 1R 2:25 TKO(パンチ連打) CCCW: Fight Night 3 2011年4月30日
ライアン・ブラウン 1R 1:05 三角絞め Island Fights 40 2011年3月12日
デビッド・ガストン 1R 0:54 TKO(パンチ連打) CCCW 6 2011年1月29日
ダン・マクグラスソン 1R 2:09 TKO(パンチ連打) CCCW 2010年11月27日

キックボクシング

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キックボクシング 戦績
18 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
10 9 0 8 0 0
8 3 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
ショーン・チョイス 1R 2:18 TKO(3ダウン) GLORY 44: Chicago 2017年8月25日
× サイモン・マーカス 2R 0:01 TKO(負傷) GLORY 14: Zagreb 2016年10月21日
× サイモン・マーカス 5R終了 判定0-3 GLORY 30: Los Angeles
【GLORY世界ミドル級タイトルマッチ】
2016年5月13日
ウェイン・バレット 2R 1:06 TKO(右ストレート) GLORY 27: Chicago
【ミドル級コンテンダートーナメント決勝】
2016年2月26日
カール・ロバーソン 3R 2:56 TKO(右膝蹴り) GLORY 27: Chicago
【ミドル級コンテンダートーナメント準決勝】
2016年2月26日
ウェイン・バレット 3R 1:40 TKO(右ストレート) GLORY 24: Denver 2015年10月9日
ケイシー・グリーン 2R 1:19 TKO(パンチ連打) GLORY 23: Las Vegas
【ミドル級予選トーナメント決勝】
2015年8月7日
アリエル・セパルベダ 1R 2:59 KO(右ストレート) GLORY 23: Las Vegas
【ミドル級予選トーナメント準決勝】
2015年8月7日
× ムラッド・ボウジディ 3R終了 判定0-3 GLORY 20: Dubai 2015年4月3日
× マイク・ルメール 3R終了 判定 GLORY 17: Los Angeles
【ミドル級コンテンダートーナメント・リザーブマッチ】
2014年6月21日
× アレックス・ペレイラ 1R 2:02 KO(左フック) GLORY 14: Zagreb
【ミドル級コンテンダートーナメント準決勝】
2014年3月8日
× 上原誠 3R終了 判定1-2 GLORY 13 TOKYO 2013年12月21日
× ダニョ・イルンガ 3R終了 判定0-3 GLORY 9: New York
【スラムトーナメント準決勝】
2013年6月22日
ブライアン・コレット 3R終了 判定2-0 GLORY 9: New York
【スラムトーナメント準々決勝】
2013年6月22日
× マイケル・デュット 1R 2:25 TKO(レフェリーストップ) GLORY 5: London 2013年3月23日
ブライアン・コレット 1R 3:00 KO Xtreme Fight Night 11
【Road to Glory USA 95kg級トーナメント決勝】
2013年2月1日
ロイ・ボートン 1R 2:47 TKO Xtreme Fight Night 11
【Road to Glory USA 95kg級トーナメント準決勝】
2013年2月1日
ランディ・ブレイク 3R 1:43 TKO Xtreme Fight Night 11
【Road to Glory USA 95kg級トーナメント準々決勝】
2013年2月1日

ボクシング

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プロボクシング 戦績
1 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
1 1 0 0 0 0
0 0 0 0
日付 勝敗 時間 内容 対戦相手 国籍 備考
1 2019年6月29日 勝利 1R TKO テレンス・ホーゲス アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
テンプレート

獲得タイトル

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キックボクシング

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  • GLORYミドル級コンテンダートーナメント 優勝(2016年)
  • GLORYミドル級予選トーナメント 優勝(2015年)
  • Road to Glory USA 95kg級トーナメント 優勝(2013年)

総合格闘技

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  • 第2代CFFCミドル級王座(2012年)

表彰

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  • UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)

脚注

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関連項目

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外部リンク

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