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ダイソン・ダニエルズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダイソン・ダニエルズ
Dyson Daniels
2022年のダニエルズ
アトランタ・ホークス  No.5
ポジション SG
所属リーグ NBA
基本情報
愛称 The Great Barrier Thief
国籍 オーストラリアの旗 オーストラリア
生年月日 (2003-03-17) 2003年3月17日(21歳)
出身地 ビクトリア州の旗 ビクトリア州ベンディゴ
身長 201cm (6 ft 7 in)
体重 90kg (198 lb)
キャリア情報
NBAドラフト 2022年 / 1巡目 / 全体8位[1]
プロ選手期間 2021年–現在
経歴
2021–2022NBAGリーグ・イグナイト
20222024ニューオーリンズ・ペリカンズ
2024アトランタ・ホークス
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten
代表歴
キャップ オーストラリアの旗 オーストラリア
獲得メダル
オーストラリアの旗 オーストラリア
U-15 オセアニア選手権
金メダル - 1位 2018 パプアニューギニア

ダイソン・ジェームズ・ダニエルズDyson James Daniels, 2003年3月17日 - )は、オーストラリアビクトリア州ベンディゴ出身のプロバスケットボール選手。NBAアトランタ・ホークスに所属している。ポジションはシューティングガード

経歴

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生い立ち・ユース

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7歳の頃からバスケを始める[1]

2019年にオーストラリアのセミプロリーグNBL1英語版ベンディゴ・ブレーブス英語版と契約した。また、同年にオーストラリア国立スポーツ研究所で行われたNBA国際アカデミーにも参加した[2]

NBAGリーグ・イグナイト

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2021年6月21日にNBAGリーグ・イグナイトと契約した[3]。他にはNCAAの大学やNBLのチームからもオファーを受けていた[4]

1年間プレーした後、2022年のNBAドラフトにエントリーした。

ニューオーリンズ・ペリカンズ

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2022年6月23日に行われたNBAドラフトにて1巡目全体8位でニューオーリンズ・ペリカンズから指名され、7月9日にペリカンズとの契約に合意した[5]

アトランタ・ホークス

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2024年7月6日にデジャンテ・マレーとのトレードで、E・J・リデルラリー・ナンス・ジュニアコディ・ゼラーサイン・アンド・トレード)、2025年と2027年のドラフト1巡目指名権と共にアトランタ・ホークスへ移籍した[6]

11月8日のデトロイト・ピストンズ戦で18得点、3リバウンド、2アシスト、7スティール、2ブロックを記録したが、チームは121-122で惜敗した[7]。同月15日のワシントン・ウィザーズ戦で25得点、4リバウンド、3アシスト、6スティール、2ブロックを記録し、チームは129-117で勝利した。なお、4試合連続で15得点・5スティール以上を記録したのは、1990年のマイケル・ジョーダン以来約34年ぶりであり[8]、4試合連続で6スティール以上を記録したのは、1986年のアルヴィン・ロバートソン以来約38年ぶりであった[9]。12月23日のミネソタ・ティンバーウルブズ戦でキャリアハイとなる8スティールを含む10得点、4リバウンド、4アシスト、2ブロックを記録し、チームは117-104で勝利した[10]

個人成績

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略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド  APG  平均アシスト  SPG  平均スティール
 BPG  平均ブロック  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

NBA

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レギュラーシーズン

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2022–23 NOP 59 11 17.7 .418 .314 .650 3.2 2.3 .7 .2 3.8
2023–24 61 16 22.3 .447 .311 .642 3.9 2.7 1.4 .4 5.8
通算 120 27 20.0 .435 .312 .645 3.5 2.5 1.1 .3 4.8

プレーオフ

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シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2024 NOP 3 0 5.7 .333 .000 --- .7 .0 .7 .0 1.3
通算 3 0 5.7 .333 .000 --- .7 .0 .7 .0 1.3

家族

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父のリッキーはアメリカ合衆国出身の元バスケットボール選手で、ノースカロライナ州立大学でプレーした後にオーストラリアに渡り、ベンディゴ・ブレーブスで活躍した[1]。現役時代の背番号はブレーブスの永久欠番となっている[11]

兄のカイもバスケットボール選手で、現在はレジス大学英語版でプレーしている[12]

脚注

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  1. ^ a b Boomers' phenom will have you shouting Damn, Daniels!” (英語). FIBA.basketball. 2022年4月2日閲覧。
  2. ^ Dyson Daniels is the NBA Global Academy’s latest star, with an admirable goal in mind” (英語). Fox Sports (2020年3月1日). 2022年4月2日閲覧。
  3. ^ International Standout Dyson Daniels Signs With NBA G League Ignite” (英語). NBA G League. 2022年4月2日閲覧。
  4. ^ Australia's Daniels signs with G League Ignite” (英語). ESPN.com (2021年6月20日). 2022年4月2日閲覧。
  5. ^ Pelicans sign Dyson Daniels” (英語). www.nba.com. 2022年10月25日閲覧。
  6. ^ Hawks Acquire Dyson Daniels, E.J. Liddell, Larry Nance Jr., Cody Zeller, and 2 Future First-Round Draft Picks”. NBA.com (6 July 2024). 6 July 2024閲覧。
  7. ^ Hawks' Trae Young, Bulls' Nikola Vucevic look to get teams on track”. Reuters (November 9, 2024). November 10, 2024閲覧。
  8. ^ Dyson Daniels equals Michael Jordan record as the Australian's stunning start to the NBA season continues”. abc.net.au (November 16, 2024). November 16, 2024閲覧。
  9. ^ “'No notes': Dyson Daniels' nickname takes over NBA after clutch scenes”. couriermail.com.au. (19 November 2024). https://www.couriermail.com.au/sport/basketball/nba/no-notes-dyson-daniels-nickname-takes-over-nba-after-clutch-scenes/news-story/37b686fc8727dc1c279b4a687b48f37c 14 December 2024閲覧。 
  10. ^ https://www.news.com.au/sport/basketball/nba/dyson-daniels-rewrites-atlanta-hawks-record-books-with-absurd-display/news-story/b116a341e73b356eb76b681c89c49f4f?amp
  11. ^ Like father, like son - Dyson Daniels to play for Braves' senior team” (英語). Bendigo Advertiser (2019年2月22日). 2022年4月2日閲覧。
  12. ^ Insight, Pro (2020年10月30日). “Dyson Daniels” (英語). Pro Insight. 2022年4月2日閲覧。

外部リンク

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