タンマサート大学
มหาวิทยาลัยธรรมศาสตร์ | |
旧称 | University of Moral and Political Sciences |
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モットー |
• Be the finest, be fair, be the main engine of the society. (official) • I love Thammasat because Thammasat teaches me to love people. (unofficial) |
種別 | 国立 |
設立年 | 27 June 1934 |
学長 | Professor Dr. Somkit Lertpaithoon |
職員数 | 1,505 (2007)[1] |
学生総数 | 33,422 (2007)[1] |
学部生 | 25,369 (including joint bachelor's and master's) |
大学院生 | 7,736 |
博士課程在籍者 | 317 |
所在地 |
タイ王国 バンコク 北緯13度45分21.07秒 東経100度29分27.16秒 / 北緯13.7558528度 東経100.4908778度 |
キャンパス |
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校歌 |
"Yung Thong" ("Golden Flamboyant") |
スクールカラー | |
マスコット | Flamboyant Tree |
ASAIHL | |
公式サイト | http://www.tu.ac.th/ |
タマサート大学(タイ語: มหาวิทยาลัยธรรมศาสตร์, Thammasat University)はタイ王国にある大学。
概要
[編集]旧称はมหาวิทยาลัยวิชาธรรมศาสตร์และการเมืองで日本語では法学大学と呼ばれていた。タイが王政から民主主義体制へと移行した2年後の1934年6月27日に法学者であり首相、元老などを務めたプリーディー・パノムヨンによって創設された。タイで最も歴史のあるチュラーロンコーン大学に次ぐ歴史を有する。国立大学で、王宮の近くに所在する。チュワン元首相をはじめとして各界の多くの著名人を輩出している。
設立当初はタマサート学士一コースで「タマサート」の名前の通り、法学系の大学であり、法学部門ではタイ国内の権威とされている。また、人文学などの講義も行われている。文系の大学として知られていたが、1980年代以降、国内の経済発展により国内が慢性的な人材不足に陥ったため、タマサート大学は理系のコースも設置するようになった。
人民党出身であり、自由タイメンバーも努めたプリーディーが設置したこともあり、ラーマ6世(ワチラーウット)によって設置された保守的なチュラロンコーン大学に比べ、民主化思想の傾向を持つ大学であった。1947年移行の軍事政権下では反体制的運動の中心的存在となり、10月学生決起などを引き起こした。プリーディーをはじめとして多くの大学関係者が海外へ亡命し、大学の財産は差し押さえられ、国立大学化させられた。
1962年文学部が設置されると、入学後一年間は一般教養科目の履修が必須となり、民主主義についても学ぶようになった。その結果、学生の多くがタイの社会問題を考えるようになり、農村などへ出かけて民主主義の啓蒙活動を行うようになった。こうしたことが積み重ねられ軍事独裁に反対する勢力が拡大していった。このような社会の動きが1973年10月14日、タマサート大学の学長サンヤー・タンマサックを首相に押し上げ、軍事政権から民主主義国家へと移行した。しかし、保守派と右翼が大学を中心とする改革派との対抗姿勢を強め、学生や改革派市民を右翼が継続的に襲撃し、1976年10月6日に頂点に達し、大学構内で多くの学生が銃撃され暴力を受け死亡した(血の水曜日事件)。周りを警察や軍隊が取り巻いていた。タイはまた軍事政権に逆戻りするが、大学ではその後も民主主義運動が継続され、1988年に再度民主化を勝ち取った。
その後も大学では、民主主義と言論の自由を重んじる校風が維持されており、伝統となっている[2]。
キャンパス
[編集]- タープラチャン・キャンパス
- ランシット・キャンパス
- ラムパーンキャンパス - ラムパーン県
シンボル
[編集]- スクールカラー: 黄色と赤(シー・ルワン・デーン)
- タンマサート大学グッズはこの二色で構成される。チュラロンコーン大学(スクールカラー:ピンク)との対抗試合など際にも用いられる。
- 大学章 法輪:タンマ(法)を示す。
- タープラチャンキャンパスの時計台の三角屋根(ドームと呼ばれる)
- 獅子:タープラチャンキャンパスには、一体の獅子の像が川岸にある。この獅子はもともと、二対の獅子像として製作された。しかし、もう一体は輸送の途中、川の中に沈んでしまったそうで、結局一体しか祀ることができなかった。この獅子はいまも、川の中にあるもう一体といつか会えることを願っている。そのため、この獅子には恋愛成就のご利益があるとされている。
学部
[編集]- 法学部 Faculty of Law
- 商学部 Faculty of Commerce and Accountancy
- 政治学部 Faculty of Political Science
- 経済学部 Faculty of Economics
- 社会行政学部 Faculty of Social Administration
- ジャーナリズム・マスコミュニケーション学部 Faculty of Journalism and Mass Communication
- 社会学・人類学部 Faculty of Sociology and Anthropology
- 教育学部 Faculty of Learning Sciences and Education
- リベラルアーツ学部 Faculty of Liberal Arts
- 理工学部 Faculty of Science and Technology
- 工学部 Faculty of Engineering
- 建築学部 Faculty of Architecture and Planning
- 医学部 Faculty of Medicine
- 歯学部 Faculty of Dentistry
- 健康科学部 Faculty of Allied Health Sciences
- 看護学部 Faculty of Nursing
- 公衆衛生学部 Faculty of Public Health
- 薬学部 Faculty of Pharmacy
著名な出身者
[編集]- 浅見靖仁(学者)
- アッサニー・ポンラチャン(詩人、革命家)
- アッタカーン・ウォンチャナマース(在ギリシャ大使、在福岡総領事)
- アピシット・ウェーチャチーワ(第35代タイ王国首相)
- イーグル・デン・ジュンラパン(ボクサー)
- ウィタヤーコーン・チエンクーン(詩人)
- ガームパン・ウェーチャチーワ(作家)
- クリット・タンカナラット(在アルゼンチン大使、在大阪総領事)
- サネー・ヂャーマリック(学者)
- サマック・スントラウェート(第33代タイ王国首相)
- スチャート・サワッシー(詩人)
- ソムチャーイ・ウォンサワット(第34代タイ王国首相)
- チュワン・リークパイ(第27・30代タイ王国首相)
- ナワラット・ポンパイブーン(詩人)
- 西野順治郎(実業家)
- ブアチョンプー・フォード(歌手)
- ブンシリ(俳優)
- 松尾カニタ(ラジオDJ)
芸能
- ウォンラウィー・ナティートン(Sky) - 俳優
- ジランタニン・トライラッタナヨン(Mark) - 俳優
- タナウィン・ポンチャルンラット(Winny) - 俳優
- チャナプーム・テーンウォン(Petch) - 俳優
- パークプーム・ロムサイトーン(Mile) - 俳優
- ピーラウィット・アッタチットサターポーン(Mean) - 俳優
- プーシット・ディタピシット(Fluke) - 俳優
- プッティポン・アッサラッタナクン(Billkin) - 俳優
- プローイションプー・スパサップ(Jan) - 俳優
- メータウィン・オーパッイアムカジョーン(Win) - 俳優
- ワチラウィット・パイサーングンウォン(August) - 俳優
日本における協定校
[編集]- 東京大学
- 一橋大学
- 横浜国立大学
- 大阪大学
- お茶の水女子大学
- 慶應義塾大学
- 早稲田大学
- 国際基督教大学
- 明治大学
- 青山学院大学
- 法政大学
- 東洋大学
- 国際大学
- 大阪工業大学
- 関西大学
- 神奈川大学
- 神田外語大学
- 神戸大学
- 近畿大学
- 龍谷大学
- 埼玉大学
- 文京学院大学
- 静岡大学
- 中央大学
- 鶴見大学
- 同志社大学
- 同志社女子大学
- 名古屋工業大学
- 名古屋商科大学大学院
- 日本大学
- 長崎県立大学
- 兵庫県立大学
- 明治学院大学
- 三重大学
- 立命館アジア太平洋大学
- 創価大学
- 関西国際大学
- 昭和女子大学
- 北九州市立大学
- 佐賀大学
- 福井大学
- 浜松医科大学
- 国立工業高等専門学校
- 大正大学
- 琉球大学
- 東京都市大学
脚注
[編集]- ^ a b “Thammasat University Annual Report 2008” (RAR). Thammasat University (2008年). 14 July 2009閲覧。
- ^ 大島新人「タサート大学」/綾部恒雄・林行夫編著『タイを知るための60章』明石書店 2003年 225-227ページ
- ^ 北緯14度04分01.5秒 東経100度36分28.9秒 / 北緯14.067083度 東経100.608028度
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯13度45分21.07秒 東経100度29分27.16秒 / 北緯13.7558528度 東経100.4908778度