タルボ・マトラ・ムレーナ
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タルボ・マトラ・ムレーナ | |
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タルボ・マトラ・ムレーナ | |
同リアビュー | |
概要 | |
販売期間 | 1980年 - 1983年 |
ボディ | |
乗車定員 | 3人 |
ボディタイプ | 3ドア ハッチバック |
駆動方式 | ミッドシップ |
パワートレイン | |
エンジン | 直4ガソリンOHV 1,592cc / SOHC 2,156cc |
変速機 | 5速MT |
系譜 | |
先代 | マトラ・シムカ・バゲーラ |
タルボ・マトラ・ムレーナ (Talbot Matra Murena )はフランスの自動車メーカー・マトラが1980年から1983年まで生産したスポーツカーである。1973年に発表されヒット作となったミッドシップエンジン横3人がけのスポーツカー、バゲーラの改良・発展型というべき製品。
概要
[編集]バゲーラとの相違はまずエンジンが拡大強化されたことで、タルボ・1510と同じOHV1,592cc92馬力(1.6)と、短命に終わったタルボのトップモデル・タゴーラ用の新しい SOHC2,156cc118馬力(2.2)が用意され、ようやく5段となったギアボックスとの組み合わせで2.2の最高速度は197km/h、0-1000m加速31秒に達するようになった。なお1983年にはそれまでディーラー・オプションであった2,156cc142馬力のチューニングキットを標準装着したムレーナSが登場した。
トレーリングアーム式のリアサスペンションはトーションバーからコイルに変更された。やや大型化され個性が若干薄れた印象の車体も、鉄製スペースフレーム+FRP製ボディの基本設計は同じだが、バゲーラで問題になった発錆対策として亜鉛めっきが施された。
1983年にマトラがルノーと提携すると、アルピーヌと競合することや、マトラが開発した画期的なミニバン、ルノー・エスパスの生産に専念することを理由に、わずか3年余り、10,680台で生産終了となった。当時の日本には並行輸入で少数が上陸した。
エンジン
[編集]エンジン | ムレーナ1.6 | ムレーナ2.2 | ムレーナ2.2 "Préparation 142" およびムレーナS |
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タイプ | 直列 | 直列 | 直列 |
シリンダー数 | 4気筒 | 4気筒 | 4気筒 |
バルブ | 8バルブ (気筒あたり2バルブ) |
8バルブ (気筒あたり2バルブ) |
8バルブ (気筒あたり2バルブ) |
カムシャフト | OHV | SOHC | SOHC、カスタムカムプロファイル |
排気量 | 1,592 cm3 | 2,155 cm3 | 2,155 cm3 |
ボア×ストローク | 80.6 mm x 78 mm | 91.7mm x 81.6mm | 91.7mm x 81.6mm |
圧縮比 | 9.35 :1 | 9.45 :1 | 9.5 :1 |
最大出力 | 65.7 kW(92 hp) / 5,600 rpm | 86 kW(118 hp) / 5,800 rpm | 104 kW(142 hp)/ 6,000 rpm |
最大トルク | 13.5 mkg / 3,200 rpm | 18.5 mkg / 3,000 rpm | 19.1 mkg 3,800 rpm |
触媒 | なし | なし | なし |
燃料の種類 (オクタン価) | RON 97 | RON 97 | RON 97 |
気化器 | ウェーバー 36 DCNVA 16/100 2バレルキャブレター 1個 |
Solex 34 CIC F 2バレル ダウンドラフトキャブレター 1個 |
Solex 40 ADDHE 2バレル サイドドラフトキャブレター 2個 4分割独立インテークマニホールド |
0-1km加速 | 33.3秒 | 30.4秒 | 29.1秒 |
0-100km/h加速 | 11.8秒 | 9.3秒 | 8.4秒 |
最高速度 | 182 km / h | 197 km / h | 210 km / h |
燃費 | 6 - 10.5L / 100 km | 6.9 - 12.3L / 100 km | 6.9 - 13.9L / 100 km |