ゾルタン・サローシー
ゾルタン・サローシー（Zoltan Sarosy） | |
|---|---|
| 生誕 |
1906年8月23日 オーストリア・ハンガリー帝国ブダペスト |
| 死没 |
2017年6月19日（110歳没） カナダオンタリオ州トロント |
| 職業 | チェス選手 |
| 著名な実績 | スーパーセンテナリアン[1] |
| 配偶者 |
最初の妻（1931年結婚 - 1950年離婚） Hella Mällo (1950年結婚 - 1998年死去) |
ゾルタン・サローシー（Zoltan Sarosy、ハンガリー語: Sárosy Zoltán、1906年8月23日 - 2017年6月19日[2]）は、ハンガリー系カナダ人のチェスプレイヤー、スーパーセンテナリアン。
来歴
[編集]1906年8月23日、オーストリア・ハンガリー帝国ブダペストにて生誕[3]。
ハンガリー各地のチェス大会に出場し、1929年ナジカニジャ、1932年ペーチ、1934年ブダペストで優勝している。第二次世界大戦中の1943年には、ハンガリー・マスター候補トーナメント（Hungarian Master Candidates Tournament）で優勝[4]。
戦後は、西ドイツ難民キャンプを経て1948年にフランスに移住。1950年にはアルザス地方チャンピオンのHenri Sapinと引き分ける。
その後カナダのハリファックスを経てトロントに移民。この時、カナダ移住を拒否した最初の妻と離婚した[4]後、エストニア系移民のHella Mällo (1930年生-1998年没）と再婚。
カナダでは、1967年・1972年・1981年の3度通信チェスのカナダ代表となった[4]。
2006年にはカナダのチェス殿堂（Canadian Chess Hall of Fame）入りとなった。107歳の時点でも積極的にチェスをプレイしていた[5]。
2016年8月23日に110歳の誕生日を迎えスーパーセンテナリアンとなった。この時点で、カナダの存命男性としては最長寿、男女含めて4番目の長寿であった[6][7]。
2017年6月19日、トロントにて死去、享年110歳。
出典
[編集]- ^ Kate McGillivray (August 23, 2016). “Chess master turns 110 years old”. Canadian Broadcasting Corporation. September 19, 2016閲覧。
- ^ “Zoltan Sarosy, Chess Master, passes away at 110”. chessbase.com (June 21, 2017). June 22, 2017閲覧。
- ^ Fred Langan (August 12, 2016). “Hungarian chess master living in Toronto tells tales from his 110 years”. The Globe and Mail. August 15, 2016閲覧。
- ^ a b c Eszter Vass (August 22, 2016). “The Oldest Man In Canada Is A 110-Year-Old Hungarian Chess Player”. Daily News Hungary. August 23, 2016閲覧。
- ^ “Dust settles. People shouldn't.”. Staff. Human Unlimited (January 16, 2015). June 15, 2016閲覧。
- ^ Eszter Vass (August 22, 2016). “The Oldest Man In Canada Is A 110-Year-Old Hungarian Chess Player”. Daily News Hungary. August 23, 2016閲覧。
- ^ Kate McGillivray (August 23, 2016). “Chess master turns 110 years old”. Canadian Broadcasting Corporation. September 19, 2016閲覧。
参考文献
[編集]- Berry, Jonathan, "Chess", The Globe and Mail, December 30, 2006, pg. R17
- Berry, J. "Chess", The Globe and Mail, September 16, 2006, pg. R25
- Berry, J. "Chess", The Globe and Mail, April 14, 2007, pg. R25