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ゾフィー・フォン・メクレンブルク (1481-1503)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゾフィー・フォン・メクレンブルク
Sophie von Mecklenburg

出生 (1481-12-18) 1481年12月18日
死去 (1503-07-12) 1503年7月12日(21歳没)
神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国
ザクセン選帝侯領トルガウ
埋葬 神聖ローマ帝国の旗 神聖ローマ帝国
ザクセン選帝侯領、トルガウ、聖マリア教会
配偶者 後のザクセン選帝侯ヨハン
子女 ヨハン・フリードリヒ
家名 メクレンブルク家
父親 メクレンブルク公マグヌス2世
母親 ゾフィー・フォン・ポンメルン
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「トルガウ祭壇画(Torgauer Altar)」

ゾフィー・フォン・メクレンブルク(ドイツ語:Sophie von Mecklenburg, 1481年12月18日 - 1503年7月12日)またはゾフィア(Sophia)は、後にザクセン選帝侯となるヨハンと結婚したが、ヨハンが選帝侯となる前に没した。

生涯

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ゾフィーはメクレンブルク公マグヌス2世とゾフィー・フォン・ポンメルンの間の7人の子女の3番目に生まれ、次女であった。

1500年3月1日に後にザクセン選帝侯となるヨハンと結婚し、1子をもうけた。

ゾフィーは息子の誕生後まもなく死去した。夫ヨハンが選帝侯になる前のことであった。ゾフィーはトルガウの聖マリア教会に埋葬された。ゾフィーの青銅製の墓板はニュルンベルクの工房でペーター・フィッシャー(父)が制作した。

夫ヨハンとその兄ザクセン選帝侯フリードリヒ3世はゾフィーを記念して祭壇を作らせた。その祭壇は聖アンナ14人の救難聖人に捧げられ、1505年7月18日に完成した。また、ヨハンとフリードリヒ3世はルーカス・クラナッハに祭壇画を依頼した。現在フランクフルトのシュテーデル美術館に展示されている3連の祭壇画は、「トルガウ祭壇画(Torgauer Altar)」として知られ、それがこの時の祭壇画であると考えられている[1]。他にクラナッハの14人の救難聖人を描いた小さな絵があり、それは現在ゾフィーの墓の後ろに展示されている。

脚注

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  1. ^ Eva Mongi-Vollmer: Meisterwerke im Städel Museum, Städel Museum, Frankfurt am Main, 2007, p. 90

参考文献

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  • Friedrich Wigger: Stammtafeln des Großherzoglichen Hauses von Meklenburg, in: Jahrbücher des Vereins für Mecklenburgische Geschichte und Altertumskunde, vol. 50, 1885, p. 111-326 (Online)
  • Peter Findeisen, Heinrich Magirius (eds.): Die Denkmale der Stadt Torgau, in the series Die Denkmale im Bezirk Leipzig, Seemann, Leipzig, 1976
  • Ingetraut Ludolphy: Friedrich der Weise, Kurfürst von Sachsen. 1463–1525, Göttingen, 1984, ISBN 3-525-55392-7