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ソンミの歌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『ソンミの歌』
フレディ・ハバードスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年7月20日、8月10日 ニューヨーク リージェント・サウンド・スタジオ[1]
ジャンル アヴァンギャルド・ジャズミュジーク・コンクレート
時間
レーベル アトランティック・レコード
プロデュース イルハン・ミマールオール
専門評論家によるレビュー
フレディ・ハバード アルバム 年表
ストレート・ライフ
(1971年)
ソンミの歌
(1971年)
ファースト・ライト
(1971年)
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ソンミの歌』(そんみのうた、原題:Sing Me a Song of Songmy)は、アメリカ合衆国ジャズトランペット奏者、フレディ・ハバードが1970年に録音・1971年に発表したスタジオ・アルバム

解説

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トルコの作曲家イルハン・ミマールオールとのコラボレーション・アルバムで、朗読や合唱の断片、それにミュジーク・コンクレート色も取り入れられた[3]シャロン・テート殺害事件、ケント州立大学銃撃事件ベトナム戦争といった時事問題について言及された内容である[4]

スコット・ヤナウオールミュージックにおいて5点満点中2点を付け「思想(時事問題や反戦)を音楽で表現した誠実な作品だが、聴き手を選ぶ抽象的な音楽性で、ジャズ・ファンは他の作品を探した方がいい」と評している[2]

収録曲

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全曲ともイルハン・ミマールオール作。

ソンミの歌 パートI

  1. シャロン・テイトへの哀歌(序曲&コメント) - "Threnody for Sharon Tate" - 2:05
  2. 戦闘 - "This Is Combat, I Know" - 8:57
  3. 群集 - "The Crowd" - 7:03
  4. ホワット・ア・グッド・タイム・フォー・ア・ケント・ステイト - "What a Good Time for a Kent State" - 1:29

ソンミの歌 パートII

  1. モノドラマ(一人芝居) - "Monodrama" - 2:54
  2. ブラック・ソルジャー(黒人兵士) - "Black Soldier" - 2:19
  3. インタールードI - "Interlude I" - 5:48
  4. インタールードII - "Interlude II" - 4:30
  5. 愛を忘れず - "And Yet, There Could Be Love" - 4:28
  6. 終曲 - "Postlude" - 1:06

参加ミュージシャン

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脚注

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  1. ^ Freddie Hubbard Discography”. Jazz Discography Project. 2024年11月21日閲覧。
  2. ^ a b Yanow, Scott. “Sing Me a Song of Songmy - Freddie Hubbard - Album”. AllMusic. 2024年11月21日閲覧。
  3. ^ Waring, Charles (2024年4月7日). “Best Freddie Hubbard Songs: Jazz Essentials From An Iconic Hornblower”. 2024年11月21日閲覧。
  4. ^ Roberts, Chris (2023年10月21日). “Yes' Relayer: the story behind the album”. loudersound.com. Future plc. 2024年11月21日閲覧。

外部リンク

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