ソロモンミズナギドリ
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ベックミズナギドリ | |||||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価[1] | |||||||||||||||||||||||||||
CRITICALLY ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) | |||||||||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Pterodroma becki (Murphy, 1928)[1][2] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ベックミズナギドリ[3] | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
Beck's petrel[1][2][3] |
ベックミズナギドリソロモンミズナギドリ[要出典](所羅門水凪鳥、Pseudobulweria becki) は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科Pseudobulweria属に分類される鳥類。
分布
[編集]形態
[編集]全長29センチメートル[1][3]。頭部と頸部・上面・胸部までの下面は黒褐色、下胸から腹部・尾羽基部の下面を被う羽毛(下尾筒)は白い[3]。
分類
[編集]セグロシロハラミズナギドリP. rostrataの亜種とする説もあった[3]。
人間との関係
[編集]1920年代末に2羽の標本が採取されたのみで、未確認の報告例はあったものの、それ以降は標本の採集例がなかった[1][3]。2007年に再発見され、1日あたり最大16羽、少なくとも30羽が生息することが確認された[1]。2006年にグレートバリアリーフ周辺で、2010年にはバヌアツ諸島で報告例がある[1]。それ以前の標本数が非常に少ないことから、生息数そのものも非常に少ないと考えられている[1][3]。繁殖地は不明だが、森林伐採や採掘などによる破壊、人為的に移入されたネコやネズミなどの捕食により、壊滅する可能性が懸念されている[1]。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k BirdLife International. 2016. Pseudobulweria becki. The IUCN Red List of Threatened Species 2016: e.T22697913A93646628. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2016-3.RLTS.T22697913A93646628.en. Downloaded on 30 January 2018.
- ^ a b Loons, penguins, petrels, Gill F & D Donsker (Eds). 2018. IOC World Bird List (v 8.1). doi:10.14344/IOC.ML.8.1 (Retrieved 27 January 2018)
- ^ a b c d e f g h i 竹下信雄 「ベックミズナギドリ」『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ7 オーストラリア、ニューギニア』小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著、講談社、2000年、168頁。