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スティーブン・フルトン 対 井上尚弥戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
スティーブン・フルトン 対 井上尚弥戦
開催日 2023年7月25日
認定王座 WBC・WBOスーパーバンタム級タイトルマッチ
開催地 東京都江東区
会場 有明アリーナ
リングアナ ジミー・レノン・ジュニア
放送局 Lemino(日本限定)
ESPN+(アメリカ限定)
実況・解説 ジョー・テシトレ(ESPN+:実況)
ティモシー・ブラッドリー(ESPN+:解説)
主催 ボブ・アラム(トップランク)
大橋秀行（大橋ボクシングジム）
トム・ブラウン(TGBプロモーションズ)
スティーブン・フルトン 対 井上尚弥
Cool Boy Steph The Monster(怪物)
比較データ
(1994-07-17) 1994年7月17日（30歳） 年齢 (1993-04-10) 1993年4月10日（31歳）
ペンシルベニア州フィラデルフィア 出身地 神奈川県座間市
21戦21勝（8KO）無敗 戦績 24戦24勝（21KO）無敗
169cm 身長 165cm
122lbs 体重 117.9lbs
179cm リーチ 171cm
オーソドックス 特徴 オーソドックス
ワヒド・ラヒーム 指導者 井上真吾
大橋秀行
WBC・WBO世界スーパーバンタム級統一王者・元IBO世界スーパーバンタム級王者 評価 元世界バンタム級4団体統一王者
世界3階級制覇王者
結果 井上の8回1分14秒TKO勝ち
主審 ヘクトール・アフー(WBC)
副審 リチャード・ブロイン(WBO)
ギエド・カバリエリ(WBC)
マヌエル・オリバー・ポロモ(WBO)

スティーブン・フルトン 対 井上尚弥戦（スティーブン・フルトン たい いのうえなおやせん）は、2023年7月25日に日本の有明アリーナで行われたプロボクシングの試合。WBC・WBO世界スーパーバンタム級王者のスティーブン・フルトンが世界3階級制覇王者の井上尚弥と対戦する2団体防衛戦。この試合は日本限定でLemino、アメリカではESPN+で放送した[1][2][3][4][5][6][7]。

試合までの経緯

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両者の王座獲得から防衛まで

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2021年1月23日、コネチカット州アンカシヴィルのモヒガン・サン・アリーナで、フルトンがWBO世界スーパーバンタム級王者アンジェロ・レオに挑戦し、12回3-0（119-109×2、118-110）の判定勝ちを収め王座獲得に成功した[8][9]。

2021年11月27日、ラスベガスのパークMGM内ドルビー・ライブでフルトンがWBC世界スーパーバンタム級王者のブランドン・フィゲロアと2団体統一戦を行い、12回2-0（114-114、116-112×2）の判定勝ちを収め、WBC王座獲得及びWBO王座の初防衛に成功し2団体統一王者となった[10]。

2022年6月4日、ミネソタ州ミネアポリスのミネアポリス・アーモリーにてフルトンがWBO世界スーパーバンタム級1位の元WBAスーパー・IBF世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマンと対戦し、12回3-0（120-108×2、119–109）の判定勝ちを収めWBC王座は初防衛、WBO王座は2度目の防衛に成功した[11]。

背景

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元々は5月7日に横浜アリーナで行われる予定だったが、井上の負傷により7月25日に延期された[12][13][14]。

試合カード

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階級 vs. 結果 Round Time Notes
スーパーバンタム級 アメリカ合衆国の旗 スティーブン・フルトン vs. 日本の旗 井上尚弥 TKO 8/12 1:14 Note 1
フェザー級 キューバの旗 ロベイシ・ラミレス vs. 日本の旗 清水聡 TKO 5/12 1:08 Note 2
ライトフライ級 日本の旗 坂間叶夢 vs. 日本の旗 堀川龍 TKO 8/8 2:40 Note 3
スーパーバンタム級 日本の旗 武居由樹 vs. フィリピンの旗 ロニー・バルドナド KO 3/8 1:08
フェザー級 日本の旗 岩下千紘 vs. 日本の旗 高原裕之 NC Note 4
ライト級 日本の旗 今永虎雅 vs. インドネシアの旗 ヘビ・マラプ UD 8/8
スーパーフライ級 日本の旗 梶谷有樹 vs. 日本の旗 篠田将人 TKO 3/6 2:35
フェザー級 日本の旗 山川健太 vs. 日本の旗 中村亮介 TKO 2/4 0:44
ミニマム級 日本の旗 川上拳汰 vs. 日本の旗 北野武郎 TKO 2/4 2:35

[15]

^Note 1 WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ
^Note 2 WBO世界フェザー級タイトルマッチ
^Note 3 日本ユースライトフライ級王座決定戦
^Note 4 当初は4回1分40秒に3ノックダウンで岩下がTKO勝ちしていたが、高原が初回でダウンした際に岩下が加撃したことが問題視され、8月23日付で無効試合に変更された。


採点表

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日本ボクシングコミッション
公式採点表
王座：WBC・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   主審：ヘクトール・アフー(WBC)   立会人：ドウェイン・フォード(WBC:アメリカ合衆国,NABF会長)
フランシスコ・バルカルセル(WBO:プエルトリコ,WBO会長)
開催日：2023年7月25日 会場：東京都江東区・有明アリーナ 主催：トップランク
TGBプロモーションズ
スティーブン・フルトン 対 井上尚弥 スティーブン・フルトン 対 井上尚弥 スティーブン・フルトン 対 井上尚弥
RS TS 回 TS RS RS TS 回 TS RS RS TS 回 TS RS
9 1 10   9 1 10   9 1 10
9 18 2 20 10 9 18 2 20 10 9 18 2 20 10
9 27 3 30 10 9 27 3 30 10 9 27 3 30 10
9 36 4 40 10 9 36 4 40 10 9 36 4 40 10
10 46 5 49 9 9 45 5 50 10 9 45 5 50 10
9 55 6 59 10 9 54 6 60 10 9 54 6 60 10
10 65 7 68 9 10 64 7 69 9 10 64 7 69 9
計   –   計   計   –   計   計   –   計
副審：リチャード・ブロイン（WBO） 副審：ギエド・カバリエリ（WBC） 副審：マヌエル・オリバー・ポロモ（WBO）
処分：無し 減点：無し 結果：井上の8回1分14秒TKO勝ち


日本ボクシングコミッション
公式採点表
王座：WBO世界フェザー級タイトルマッチ   主審：ラモン・ペーニャ（プエルトリコ）   立会人：グスタボ・オリビエリ(プエルトリコ,WBOラテンアメリカ部門チェアマン)
開催日：2023年7月25日 会場：東京都江東区・有明アリーナ 主催：トップランク
大橋プロモーション
ロベイシ・ラミレス 対 清水聡 ロベイシ・ラミレス 対 清水聡 ロベイシ・ラミレス 対 清水聡
RS TS 回 TS RS RS TS 回 TS RS RS TS 回 TS RS
10 1 9   10 1 9   10 1 9
10 20 2 18 9 10 20 2 18 9 10 20 2 18 9
10 30 3 27 9 10 30 3 27 9 10 30 3 27 9
10 40 4 36 9 10 40 4 36 9 10 40 4 36 9
計   –   計   計   –   計   計   –   計
副審：リチャード・ブロイン（カナダ） 副審：マヌエル・オリバー・ポロモ（スペイン） 副審：ホセ・ロベルト・トーレス（プエルトリコ）
処分：無し 減点：無し 結果：ラミレスの5回1分8秒TKO勝ち

放送

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国/地域 Free-to-air Cable/Satellite PPV Stream
日本の旗 日本 (host) — Lemino
アメリカ合衆国の旗 アメリカ — ESPN+
オーストラリアの旗 オーストラリア — Main Event, Kayo

脚注

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  1. ^ “Stephen Fulton vs Naoya Inoue unified world title fight rescheduled for July 25 on Sky Sports”. Sky Sports. April 23, 2023閲覧。
  2. ^ “Stephen Fulton vs Naoya Inoue is boxing at its best with two elite fighters in their primes” (March 8, 2023). April 23, 2023閲覧。
  3. ^ “Naoya Inoue and Stephen Fulton reschedule hotly anticipated fight”. The Japan Times (March 29, 2023). April 23, 2023閲覧。
  4. ^ “Stephen Fulton vs. Naoya Inoue rescheduled for July 25 in Tokyo” (March 29, 2023). April 29, 2023閲覧。
  5. ^ “Stephen Fulton vs Naoya Inoue has officially been rescheduled for July 25 in Tokyo”. Bad Left Hook (March 29, 2023). April 29, 2023閲覧。
  6. ^ “What channel is Stephen Fulton vs. Naoya Inoue? Live stream info, start time, fight card, how to watch | DAZN News Global”. DAZN. April 29, 2023閲覧。
  7. ^ “Naoya Inoue vs Stephen Fulton Jr Confirmed for July 25 in Japan”. www.itnwwe.com (March 29, 2023). April 29, 2023閲覧。
  8. ^ Stephen Fulton Decisions Angelo Leo in Action-Fight, Wins WBO Title BoxingScene.com 2021年1月23日
  9. ^ フルトン快勝　WBO･S･バンタム級王者交代 Boxing News(ボクシングニュース) 2021年1月24日
  10. ^ フルトンが2-0判定でS･バンタム級2冠統一　王座陥落のフィゲロアは勝利猛アピール Boxing News(ボクシングニュース) 2021年11月28日
  11. ^ “Stephen Fulton routs Daniel Roman by unanimous decision to keep junior featherweight belts”. espn.com (4 June 2022). 5 June 2022閲覧。
  12. ^ “Report: Naoya Inoue's Title Fight vs. Stephen Fulton Postponed Due to Injury”. Bleacher Report. April 29, 2023閲覧。
  13. ^ “Sources: Inoue injured, title bout vs. Fulton ppd.”. ESPN.com (March 21, 2023). April 29, 2023閲覧。
  14. ^ March 2023, Tom Eaton on 29th (March 29, 2023). “Stephen Fulton vs Naoya Inoue Title Fight Rescheduled For July 25”. boxing-social.com. April 29, 2023閲覧。
  15. ^ “BoxRec: Event”. April 23, 2023閲覧。

関連項目

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外部リンク

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先代
ポール・バトラー戦 		井上尚弥の試合
2023年7月25日 		次代
マーロン・タパレス戦
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