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スコット・オバーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スコット・オバーグ
Scott Oberg
2019年5月30日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 マサチューセッツ州ミドルセックス郡テュークスベリー英語版
生年月日 (1990-03-13) 1990年3月13日(34歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト15巡目(全体468位)でコロラド・ロッキーズから指名
初出場 2015年4月14日
最終出場 2019年8月16日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

スコット・マイケル・オバーグScott Michael Oberg, 1990年3月13日 - )は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ミドルセックス郡テュークスベリー英語版出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。愛称はオビー[1]

経歴

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コネチカット大学ではジョージ・スプリンガーと同期だった[2]2011年にはトミー・ジョン手術を受けた[3]

2012年MLBドラフト15巡目(全体468位)でコロラド・ロッキーズから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズでプロデビュー。25試合に登板して0勝2敗13セーブ、防御率2.33、29奪三振の成績を残した。

2013年はA+級モデスト・ナッツでプレーし、56試合に登板して1勝6敗33セーブ、防御率1.86、61奪三振の成績を残した。

2014年はAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、27試合に登板して0勝1敗15セーブ、防御率2.63、21奪三振の成績を残した。

2015年は開幕をAAA級アルバカーキ・アイソトープスで迎えたが、4月12日にメジャー契約を結んで25人枠入りした[4]4月14日サンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー[5]。この年メジャーでは64試合に登板して3勝4敗1セーブ、防御率5.09、44奪三振の成績を残した。

2016年は24試合に登板して1勝1敗1セーブ、防御率5.19、20奪三振の成績を残したが、8月に右腕にできた血栓の手術を行った[6]

2017年はキャリアハイとなる66試合に登板。

2018年は56試合(58.2イニング)に登板し、8勝1敗14ホールド、防御率2.45、57奪三振と、高地で打者有利と言われるクアーズ・フィールドを本拠地とする投手としては驚異的な成績を残した[7]。また、この年のナショナルリーグ(NL)ディビジョンシリーズ(DS)進出をかけたシカゴ・カブスとのワイルドカードゲームにおいて、打者4人を全て三振に打ち取る完璧な内容で延長13回までもつれた死闘を締めくくり、勝利投手となった[8][9]

2019年も49試合に登板して、6勝1敗5セーブ8ホールド、防御率2.25と好成績を残していたが、再び右腕に血栓が発生し、胸郭出口症候群と診断されたため、8月16日の試合を最後にマウンドを離れた[8]

2020年以降は手術とリハビリを続けて復帰を目指してきたが、そのたびに症状が再発し、マイナーでも復帰登板することは叶わなかった[7]

2023年1月10日に現役引退を発表した[8]。引退後はロッキーズの特別アシスタントを務める[8]

投球スタイル

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最速101mph[10](約162.5km/h)の速球スライダーを交える。

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2015 COL 64 0 0 0 0 3 4 1 16 .429 259 58.1 58 10 31 2 6 44 6 1 35 33 5.09 1.53
2016 24 0 0 0 0 1 1 1 1 .500 113 26.0 26 3 11 2 1 20 3 0 15 15 5.19 1.42
2017 66 0 0 0 0 0 1 0 15 .000 265 58.1 70 4 24 2 2 55 3 0 35 32 4.94 1.61
2018 56 0 0 0 0 8 1 0 14 .889 228 58.2 45 4 12 0 3 57 3 0 17 16 2.45 0.97
2019 49 0 0 0 0 6 1 5 8 .857 223 56.0 39 5 23 2 0 58 3 0 18 14 2.25 1.11
MLB:5年 259 0 0 0 0 18 8 7 54 .692 1088 257.1 238 26 101 8 12 234 18 1 120 110 3.85 1.32

年度別守備成績

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投手(P)












2015 COL 64 6 6 0 1 1.000
2016 24 1 3 0 0 1.000
2017 66 2 7 0 0 1.000
2018 56 4 9 0 2 1.000
2019 49 2 6 0 0 1.000
MLB 259 15 31 0 3 1.000

背番号

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  • 45(2015年 - 2019年)

脚注

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  1. ^ Rockies Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月19日閲覧
  2. ^ 「コロラド・ロッキーズ」『2016MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 116頁
  3. ^ After setbacks, Tewksbury's Oberg climbing the ladder”. lowellsun.com (2014年1月29日). 2017年4月17日閲覧。
  4. ^ Rockies place John Axford on family medical emergency list, call up Scott Oberg”. denverpost.com (2015年4月12日). 2017年4月17日閲覧。
  5. ^ 「2015メジャーデビュー全254選手リスト」『月刊スラッガー』2016年3・4月合併号 日本スポーツ企画出版社 55頁
  6. ^ Rockies' Scott Oberg out with blood clots in arm; Wade Davis placed on 10-day IL”. ESPN.com (2020年8月3日). 2023年3月26日閲覧。
  7. ^ a b Darragh McDonald (2023年1月10日). “Scott Oberg Announces Retirement From Playing”. MLB Trade Rumors. 2023年3月26日閲覧。
  8. ^ a b c d Thomas Harding (2023年1月11日). “Oberg, 2018 WC hero, joins Rox's front office”. MLB.com. 2023年3月26日閲覧。
  9. ^ Connor Farrell (2018年10月4日). “MLB Playoffs 2018: Dissecting Scott Oberg’s four strikeouts”. Purple Row. 2023年3月26日閲覧。
  10. ^ 2017年6月24日のドジャース戦で計測

関連項目

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外部リンク

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