ジリアン・アンダーソン
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2022年4月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
ジリアン・アンダーソン Gillian Anderson | |||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ジリアン・アンダーソン(2017年) | |||||||||||||||||||
本名 |
Gillian Leigh Anderson ジリアン・リー・アンダーソン | ||||||||||||||||||
生年月日 | 1968年8月9日(56歳) | ||||||||||||||||||
出生地 |
アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ | ||||||||||||||||||
身長 | 160cm[1] | ||||||||||||||||||
職業 | 女優 | ||||||||||||||||||
ジャンル | テレビドラマ、映画 | ||||||||||||||||||
配偶者 |
エノール・クラウド・クロック(1994年 - 1999年) ジュリアン・オザーン(2004年 - 2006年) マーク・グリフィス(恋人)(2006年-2012年) | ||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||
映画 『The House of Mirth』 テレビドラマ 『X-ファイル』 『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』 『セックス・エデュケーション』 | |||||||||||||||||||
|
ジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson, 1968年8月9日 - )は、アメリカ合衆国の女優。『X-ファイル』のFBI捜査官ダナ・スカリー (Dana Scully) 役や『セックス・エデュケーション』のジーン・ミルバーン役で有名である。
来歴
[編集]イギリス系・アイルランド系の両親のもと、3人兄弟のうちの1人として、米イリノイ州の都市シカゴに生まれる。出生直後に家族でプエルトリコに移り、15か月間の滞在ののちに英国のロンドンに転住[2]。11歳のときに米ミシガン州南西部の都市グランド・ラピッズに移る[3]。
自らの英国系としての背景とアイルランド訛りの英語もあり、アメリカ中西部という土地における疎外感と同時にこの土地に対する反骨心を旺盛に抱いた、強固な意志と反抗的な態度を持った少女であったという。アイルランド訛りの英語を度々からかわれた事もあり、次第に中西部方言を身につけた。現在でもインタビューの際に中西部方言とイギリス英語を使い分けている[4][5][6]。1980年代の始め頃には鼻ピアスを開けたり様々な色に染髪をするなどしていたという。
高校の頃から演じる事に興味を持つようになる。もともとは海洋生物学者を志していたが[2]、17歳を過ぎてからグランド・ラピッズの劇場などでオーディションを受け、いくつかの役を得た。デポール大学で演劇の学士号を取得[7]。オフ・ブロードウェイで舞台活動(『不在の友人たち』でシアター・ワールド賞受賞)を続ける中、『X-ファイル』のオーディションを受け、300人の応募の中からダナ・スカリー役に選ばれる。
1997年には、アニメシリーズ『ザ・シンプソンズ』で、デイヴィッド・ドゥカヴニーと共に『X-ファイル』のスカリー捜査官役で声のゲスト出演をしている。またスタジオジブリのアニメ作品『もののけ姫』の北米版においてモロ(山犬の母神)の声を担当した。
2014年、舞台『欲望という名の電車』のブランチ・デュボア役において、ロンドン・イブニング・スタンダード・シアター・アワードの主演女優賞を受賞[8]。
2021年、テレビドラマシリーズ『ザ・クラウン』にて第78回ゴールデングローブ賞におけるテレビドラマ演技賞(ミニシリーズ・テレビ映画部門)で助演女優賞を受賞した。
その他
[編集]- 瞳の色は青緑色。
- 地毛の色はアッシュ・ブロンド。
- 猫アレルギーを持っている。
- 鼻ピアスの穴は未だに健在で、写真などでも確認可能。
- 『X-ファイル』における役柄とは違い、超常現象などに対して肯定的である。逆に同作品における彼女の相棒フォックス・モルダー(熱烈的肯定者)を演じるデイヴィッド・ドゥカヴニーは超常現象などに対して懐疑的である。
- 娘と共に『となりのトトロ』、『魔女の宅急便』など宮崎アニメの大ファンである(公式HPより)。
- 『X-ファイル』のうちで好きなエピソードは「トライアングル」("Triangle")と「吸血」("Bad Blood")であるという。
- 動物の権利に関心を持ち、PETAの熱心な会員でもある[9]。
- 整形疑惑が囁かれることもあるが、本人は否定している[1]。
結婚・離婚歴
[編集]1994年にテレビ業界で美術監督として働くエノール・クラウド・クロックと結婚し、翌1995年に長女を出産したが、1999年に離婚。
2002年に参加したサファリツアーをきっかけにフォトジャーナリストのジュリアン・オザーンと知り合い、数か月後に婚約、2004年12月に結婚。ケニアで結婚式を挙げたあと、前夫との娘と一緒にロンドンで暮らしていたが2006年に別居が伝えられ、2度目の結婚に1年4か月で終止符を打ち離婚[10]。
その後、ビジネスマンのマーク・グリフィスと交際し、2006年11月初めに長男を出産。予定日よりも3週間早く生まれ、NICUに入っていたため、出産の発表が遅れた[11]。2008年に、ロンドンの病院で次男を出産[12]。2012年にマーク・グリフィスとも別れている[13]。
主な出演作品
[編集]映画
[編集]公開年 | 邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1991 | THE TURNING The Turning |
エイプリル・キャヴァナー | |
1997 | シカゴ・ドライバー Chicago Cab |
Southside Girl | |
1998 | マイ・フレンド・メモリー The Mighty |
ロレッタ・リー | |
X-ファイル ザ・ムービー The X-Files The Movie |
ダナ・スカリー捜査官 | ||
マイ・ハート、マイ・ラブ Playing by Heart |
メレディス | ||
2000 | The House of Mirth | Lily Bart | |
2005 | トリストラム・シャンディの生涯と意見 A Cock and Bull Story |
ウォドマン夫人 | |
2006 | ラストキング・オブ・スコットランド The Last King of Scotland |
サラ・メリット | |
2007 | バイオレンス・ブリット Straightheads |
アリス | |
2008 | X-ファイル: 真実を求めて The X-Files: I Want To Believe |
ダナ・スカリー | |
セレブ・ウォーズ 〜ニューヨークの恋に勝つルール〜 How to Lose Friends & Alienate People |
エレノア・ジョンソン | ||
2009 | ギャラリー 欲望の画廊 Boogie Woogie |
ジェーン・マクレストーン | |
2010 | 白鯨 MOBY DICK Moby Dick |
エリザベス | テレビ・ミニシリーズ |
2011 | ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬 Johnny English Reborn |
パメラ・ソーントン | |
2012 | シモンの空 L'enfant d'en haut |
クリスティン | |
シャドー・ダンサー Shadow Dancer |
ケイト・フレッチャー | ||
2013 | タイム・チェイサー I'll Follow You Down |
マリカ | |
2014 | スティールワールド Robot Overlords |
ケイト | |
2017 | 英国総督 最後の家 Viceroy's House |
エドウィナ・マウントバッテン夫人 | |
アガサ・クリスティー ねじれた家 Crooked House |
マグダ・レオニデス | ||
2018 | バッド・スパイ The Spy Who Dumped Me |
ウェンディ | |
UFO -オヘアの未確認飛行物体- UFO |
ヘンドリックス教授 | ||
2022 | ほの蒼き瞳 The Pale Blue Eye |
ジュリア・マークウィス | Netflixオリジナル映画 |
2025 | Tron: Ares |
TBA | 撮影中 |
テレビシリーズ
[編集]放送年 放映年 |
邦題 原題 |
役名 | 備考 |
---|---|---|---|
1993-2002 | X-ファイル The X-Files |
ダナ・スカリー捜査官 | レギュラー 全201話出演 |
2005 | ブリーク・ハウス Bleak House |
レディ・デッドロック | ミニシリーズ |
2011 | 大いなる遺産 Great Expectations |
ミス・ハヴィシャム | 全3回のテレビミニシリーズ |
2013-2016 | THE FALL 警視ステラ・ギブソン The Fall |
ステラ・ギブソン | 17エピソード 兼製作総指揮 |
2013-2015 | ハンニバル Hannibal |
ベデリア・デュ・モーリア博士 | 15エピソード |
2014 | CRISIS 〜完全犯罪のシナリオ Crisis |
メグ・フィッチ | 10エピソード |
2016 | X-ファイル 2016 The X-Files |
ダナ・スカリー博士 | 6エピソード |
戦争と平和 War & Peace |
アンナ・パヴロヴナ | ミニシリーズ | |
2017 | アメリカン・ゴッズ American Gods |
メディア | 4エピソード |
2018 | X-ファイル 2018 The X-Files |
ダナ・スカリー博士 | 10エピソード |
2019– | セックス・エデュケーション Sex Education |
ジーン・ミルバーン | 16エピソード |
2020 | ザ・クラウン The Crown |
マーガレット・サッチャー | 第78回ゴールデングローブ賞テレビ部門助演女優賞(ドラマ部門)受賞 第73回プライムタイム・エミー賞助演女優賞ドラマ部門受賞 |
脚注・出典
[編集]- ^ a b https://www.excite.co.jp/News/world_ent/20160218/Dramanavi_029584.html
- ^ a b “Gillian Anderson Biography”. Bio. 2013年2月18日閲覧。
- ^ Thompson, Jonathan (November 17, 2002). “Gillian Anderson: Just don't ask her about aliens”. The Independent October 6, 2010閲覧。
- ^ Farndale, Nigel (May 1, 2009). “Gillian Anderson bares all”. the Daily Telegraph. March 24, 2010閲覧。
- ^ September 17, 2007 (September 17, 2007). “Gillian Anderson interview — Parkinson — BBC”. YouTube. March 24, 2010閲覧。
- ^ “Gillian Anderson on Jay Leno Part 1”. YouTube (January 20, 2009). March 24, 2010閲覧。
- ^ “Academic Affairs: Who We Are (Alumni)”. oaa.depaul.edu. August 8, 2012閲覧。
- ^ “男優賞はトム・ヒドルストン!ロンドン・イブニング・スタンダード・シアター・アワード発表”. シネマトゥデイ. (2014年12月13日) 2014年12月16日閲覧。
- ^ “Turkey Passes Its First Comprehensive Animal-Protection Law”. PETA. October 4, 2006閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2006年4月26日). “ジリアン・アンダーソン、夫と別居へ”. 2008年11月9日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2006年11月21日). “ジリアン・アンダーソン、2人目の子供を出産”. 2008年11月9日閲覧。
- ^ シネマトゥデイ (2008年10月21日). “「Xファイル」のジリアン・アンダーソンに3人目の子供が誕生”. 2008年11月9日閲覧。
- ^ “「X-ファイル」ジリアン・アンダーソン、6年来のパートナーと破局”. シネマトゥデイ. (2012年8月9日) 2013年2月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- Gillian Anderson (@gilliana) - Instagram
- Gillian Anderson (@gilliana) - TikTok
- ジリアン・アンダーソン - allcinema
- Gillian Anderson - IMDb
- Gillian Anderson - インターネット・ブロードウェイ・データベース