ジョン・ロバート・カズンズ
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ジョン・ロバート・カズンズ John Robert Cozens | |
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![]() カズンズ作「ネミ湖の風景」 | |
生誕 |
1752年 ロンドン |
死没 |
1797年12月14日 ロンドン |
ジョン・ロバート・カズンズ(John Robert Cozens、1752年 - 1797年12月14日)はイギリスの画家である。ロマンチックな雰囲気の水彩画を描いたことで知られる。
略歴
[編集]ロンドンで生まれた。父親はロシアのサンクトペテルブルクの生まれで、ローマなどで絵を学び、水彩画家、美術教師になったアレキサンダー・カズンズ(Alexander Cozens: 1717–1786)で、母方の祖父、ジョン・パイン(1690-1756)も有名な画家である。父親から絵を学び、15歳になった1767年にはロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの母体となる美術家グループ「Society of Artists」の展覧会に出展した。1776年にはロイヤル・アカデミーの展覧会に油絵の大作も出展した[1] 。
1776年からスイス、イタリアを旅し、アルプスやローマの風景を描いた多くの水彩画を制作した。1779年に帰国したが、1782年から再び名門の子弟で紀行家となったウィリアム・トマス・ベックフォード(1760-1844)の「グランドツアー」に同行し、ナポリへ旅し、ナポリでは1年ほど滞在した。
42歳になった時、精神に異常をきたし、ロンドンのベスレム王立精神病院に入院した。美術愛好家でもあったトーマス・モンロー(Thomas Monro: 1759–1833)の治療を受けるが3年後に45歳で狂気のうちに亡くなった。
ロマンチックな雰囲気の風景画は高く評価され、トーマス・ガーティン(1775-1802)やウィリアム・ターナー(1775-1851)といった画家に影響を与えた。
作品
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Reichenbachの滝
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アリッチャの風景
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チロルのHadernberg城
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カステル・ガンドルフォ、1777
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Villa Madama
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Villa Lante
脚注
[編集]- ^ Kim Sloan "Alexander and John Robert Cozens - The Poetry of Landscape" (1986).
参考文献
[編集]- K. Sloan, Alexander and John Robert Cozens The Poetry of Landscape (1986)
- A. P. Oppe, Alexander and John Robert Cozens (1952)