ジョナサン・ラティマー
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ジョナサン・ラティマー Jonathan Wyatt Latimer | |
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誕生 |
1906年10月23日 アメリカ合衆国 |
死没 | 1983年6月23日(76歳没) |
職業 | 作家 |
ジャンル | ミステリー |
代表作 | 『処刑6日前』 |
デビュー作 | 『精神病院の殺人』 |
ウィキポータル 文学 |
ジョナサン・ラティマー[1](Jonathan Wyatt Latimer、1906年10月23日 - 1983年6月23日)は、アメリカの推理作家。酔いどれの私立探偵ビル・クレインを主人公にした長編シリーズの作者として知られる。
経歴
[編集]1906年 、イリノイ州シカゴ出身、ノックス・カレッジを卒業後、新聞記者を経て1935年に処女作「精神病院の殺人」でミステリ作家デビュー。以後、ビル・クレインが登場する長編を発表し、 1940年代に入るとハリウッドに移住、映画脚本家としても活躍した。短編がほとんど無いのが特徴[2]の作家。
主な著作
[編集]ビル・クレインもの長編
[編集]- Murder in the Madhouse (1935年) 『精神病院の殺人』 ラティマーの処女作。
- Headed for a Hearse[3] (1935年) 『処刑6日前(死刑六日前)』[4]
- The Lady in the Morgue (1936年) 『モルグの女(盗まれた美女)』[5]
- The Dead Don't Care (1938年) 『サンダルウッドは死の香り』
- Red Gardenias (1939年) 『赤き死の香り』
ノンシリーズ長編
[編集]- The Search for My Great Uncle's Head (1937年) ※ピーター・コフィン名義
- Dark Memory (1940年) 『暗い記憶』 ※未訳
- Solomon's Vineyard (1941年) 『第五の墓』[6]
- Sinners and Shrouds (1955年) 『シカゴの事件記者』
- Black Is the Fashion for Dying [7] (1959年) 『黒は死の装い』
映画脚本
[編集]- The Big Clock (1948年) ケネス・フィアリング原作『大時計』[8]。
ドラマ脚本
[編集]脚注
[編集]- ^ ジョナサン・ラティーマー、J.W.ラティマーなどの表記もあり。
- ^ 秋田書店 世界名作推理全集11「死刑六日前」('63)巻末
- ^ のちに、The Westland Case と改題
- ^ 邦訳は秋田書店『世界名作推理全集11 死刑六日前』(1963年)、東京創元社『処刑6日前』(創元推理文庫129-1、1965年)
- ^ 邦訳は新樹社『盗まれた美女』(ぶらっく選書17、1950年)、早川書房『モルグの女』(ハヤカワポケットミステリ697、1962年)
- ^ 邦訳は早川書房『第五の墓』(ハヤカワポケットミステリ875、1965年)
- ^ 英題は The Mink-Lined Coffin
- ^ 原作の邦訳は早川書房「大時計」(ハヤカワ・ポケットミステリ142 1954年)
- ^ 邦訳(ノヴェライズ)は二見書房「刑事コロンボ/悪の温室」(サラ・ブックス25 1976年)