ジュビレーション! (東京ディズニーランド)
ジュビレーション! (Jubilation!) は、東京ディズニーランドで2008年4月15日から2013年4月5日まで実施されたパレードの名称。NTTドコモがスポンサーとなっていた[1]。
概要
[編集]Jubilationは『歓喜・歓声』という言葉を意味する[2]。 東京ディズニーリゾート25周年を記念して東京ディズニーランドに登場したパレード。 ディズニー映画のワンシーンやピュアなディズニーの世界観をテーマにした色鮮やかな9つのフロートで構成されている。
オープニングフロートにミニーマウスが、フィナーレフロートにミッキーマウスと仲間たちが乗っている。
2013年4月15日に新パレードハピネス・イズ・ヒアがスタートすることから、同年4月5日に公演を終了した。
25thアニバーサリー版
[編集]『ジュビレーション!』では東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーとして2008年4月15日から2009年4月14日まで、停止してショーモードを行っていた[3]。
『ジュビレーション!』以前に開催されてきた停止型パレードは通常3回の停止であったのに対し、『ジュビレーション!』では計4回(観覧場所単位ではAパートとBパートの1回ずつ)の停止が行われた。
- 停止位置
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- ウエスタンランド〜ファンタジーランド
- プラザ〜ウエスタンランド
- トゥーンタウン〜パートナー像前(プラザ)
- トゥーンタウン
パートごとでの停止となるため、4回目の停止ではパレード全体がパレードルートに停止しているわけではない[4]。
ショーモードの内容は、停止して25周年をダンスと手拍子でお祝いするという物であった。悪天候時には実施されなかった。
レギュラーパレード
[編集]2009年4月15日以降は、停止してのショーモードが無くなり、通過型として開催された[3]。
ミッキーマウスたちが乗っているフィナーレフロートに付けられていた「25th」のロゴ[5]が外され、ハートマークに付け替えられた[3]。
スタート当初のフロート構成と登場キャラクター
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- Aパート
- Bパート
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- フロート6 リロ・アンド・スティッチ [リロ・スティッチなどハワイアンなフロート]
- フロート7 バブルス [ピノキオ・ジミニー・クリケット・三匹の子ぶた・ダンボなど]
- フロート8〜10 ピクサーパルズ [Mr.インクレディブル・モンスターズ・インクなどピクサーのキャラクター]
- フロート11 フィナーレ [ミッキーマウス・ドナルドダック・デイジーダック・グーフィー・プルート・ティンカー・ベルなど]
25周年が終了しショーモードの省略が行われ、フロートの順番が一部変更になっている。25周年終了後はフロートの順番が一部変更されたが、順番が固定されていないのかフロートが前後している場合もある。下のは現在のフロート構成&登場キャラクターである。
最終的なフロート構成と登場キャラクター
[編集]この節の加筆が望まれています。 |
- Aパート
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- フロート1 オープニング [ミニーマウス・ブルーフェアリー など]
- フロート2 プリンセスガーデン [シンデレラ・ベル・オーロラ姫 ディズニープリンセス&プリンス]
- フロート3 フォレストフレンズ [ポカホンタス・ミーコ・プーさん・イーヨー・ブレアラビット・ブレアベアなど森をイメージしたフロート]
- フロート4 ジャングル・サファリ [シンバ・バルー・モーグリなど]
- フロート5 リロ・アンド・スティッチ [リロ・スティッチなどハワイアンなフロート]
- フロート6 パイレーツムーン [ピーター・パン・フック船長・スミーなどゆりかごのような海賊船でピーターパンとフック船長ら海賊が戦っているフロート]
- Bパート
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- フロート7 バブルス [ピノキオ・ジミニー・クリケット・三匹の子ぶた・ダンボなど]
- フロート8〜10 ピクサーパルズ [Mr.インクレディブル・モンスターズ・インクなどピクサーのキャラクター]
- フロート11 フィナーレ [ミッキーマウス・ドナルドダック・デイジーダック・グーフィー・プルート・ティンカー・ベルなど]
2013年時点では、2つのパートに解かれており、途中AパートBパートの間で間があいていた。2009年では最後のフロート11フィナーレとスポンサーのロゴ・フロートの2つからなるパートもあったが(もちろん、このパートの間も間が空いていた。)、現在はBパートに吸収された。 また、25周年の間も、2つのパートに分かれてはいたが、1つのパートとして行われた。(途中間が空いていない。)
Trivia
[編集]- 軸となっている曲はパレードオリジナルのTreasure the MomentとティガームービーのYour heart Will lead You Homeである。
- アンダーライナー(パーク側のスピーカーから流れるベースの音楽)が細かく切り替わるのが特徴的。通常のデイパレードは(スペシャルイベントのパレードを含め)大半は1〜2パターンで、多くても「先頭通過まで」「パレード中」「フィナーレ接近以降」の3パターンだが、このパレードは「〜フロート1」「フロート2〜3」「フロート4〜6」「フロート7〜10」「フロート11〜」の5パターン用意されていた。
- フロート4の「シンバ」はパレード初出演である。
- ファイナルフロートの後ろに、スポンサーであるNTTドコモのロゴが付いた「ロゴ・フロート」が置いてあるが、2008年4月15日にスタートした際には、前のディズニー・ドリームス・オン・パレード"ムービン・オン"と同じものが流用されていた。これは、NTTドコモが2008年7月1日からコーポレートアイデンティティを変更することが決定していたためである。2008年7月8日から、新ロゴのデコレーションを施されたフロートとなった。
- 2008年4月11日には、ジュビレーションスペシャルナイトとして、デイパレードのパレードを夜に開催した。
- 2011年3月11日、東北三陸沖を震源とする東日本大震災がこのパレードの公演開始直後に発生した。パレードは、ホーンテッドマンション前付近で停止し、中止となった。その後、フロート1の最高部に居たブルーフェアリーはリフト付きの小型電動車で救出された。なお、パレードは東京ディズニーランドの再開後の4月19日に再開した。
- 公演終了後、以下のフロートが海外パークに輸出された。
- 「フロート2 プリンセスガーデン」と「フロート7 バブルス」……フロリダ・ウォルトディズニーワールド・マジックキングダムの13年ぶりの完全新作となるデイパレード「Festival of Fantasy Parade」にて、2014年3月9日より使用
- 「ピクサーパルズ」のうちリトルグリーンメンのフロート……ディズニーランド60周年記念パレード「Disney Paint the Night ~new Electrical Parade~」にて、2015年6月より使用
- 「フロート4 ジャングル・サファリ」と「フロート5 パイレーツムーン」……ディズニーランド・パリ25周年記念のデイパレード「Disney Stars on Parade」にて、2017年3月26日より使用
出典・脚注
[編集]- ^ “報道発表資料 : NTTドコモ20周年感謝フェアを実施 | お知らせ | NTTドコモ”. www.docomo.ne.jp. 2024年10月5日閲覧。
- ^ “英語「jubilation」の意味・使い方・読み方 | Weblio英和辞書”. ejje.weblio.jp. 2024年10月5日閲覧。
- ^ a b c 寄金佳一 (2013年4月8日). “【TDL】ファンの涙と感謝に包まれて。ディズニーランド『ジュビレーション!』最終公演レポート”. ウレぴあ総研. 2016年1月26日閲覧。
- ^ ディズニーファン 2008年7月号より
- ^ “〈写真で振り返る30周年〉 東京ディズニーランド「ジュビレーション!」スタート”. 朝日新聞デジタル. 2016年1月26日閲覧。