ジャンボボール
ジャンボボールは、かつて石川県金沢市泉本町に開設していたボウリング場。
北陸鉄道が運営していたが、2018年(平成30年)3月31日で営業を終了した[1][2][3][4]。
概要
[編集]1970年(昭和45年)にオープンしたボウリング場で[3][4]、閉鎖した2018年時点で営業開始から48周年を迎えていた。全48レーン[3]オートスコアラー(内24レーンバンパーレーン)完備。ファールラインセンサーが設置されている。レーン材はアンビレーン(プロレーン)で、ピンセッターはAMF製である[要出典]。全国ボウリング公認競技場協議会認定ボウリング場である。なお、ボウリング場は2階にあり、1階はミーティングルーム4室と屋内駐車場となっている。週3、4日間隔でさまざまなスポンサー大会を開催し、所属プロボウラーによるボウリングレッスンが行われている。そのほか、夏季にボウリングセッターの見学イベントや金沢スカイホテルとのコラボレーションによるボウリング1ゲーム付きのビアバイキングイベントなどを開催していた。
1991年(平成3年)には第46回石川国体でボウリング競技の会場[3]、2013年10月には第46回全日本新人ボウリング選手権大会の会場となった。
2017年(平成29年)4月13日、北陸鉄道はジャンボボールの営業を2018年(平成30年)3月31日[2][3]、隣接するゴルフ練習場ジャンボゴルフガーデンの営業を同年11月30日に終了することを発表した[2][3]。また、建物は解体し跡地を再開発する計画があるともした(詳細は後述)[2][3]。
所在地
[編集]- 石川県金沢市泉本町7丁目7番地[1]
- 北陸鉄道石川線西泉駅に隣接、石川県道146号金沢停車場南線に面する。
沿革
[編集]- 1970年(昭和45年)9月15日 - ジャンボボール営業開始。
- 時期不明 - レーン数を72レーンから48レーンに縮小する[要出典]。
- 1991年(平成3年) - 第46回石川国体開催、ボウリング競技の会場となる[3]。
- 時期不明 - 北陸初の最新コンピュータースコアシステムを導入[要出典]。
- 2018年(平成30年)3月31日 - ジャンボボールの営業を終了[1][4][5]。
開催していた大会一覧
[編集]原則として昼と夜、2回行われる。MRO杯争奪戦のみ昼、JBスタッフチャレンジマッチのみ夜に行われる。友の会記録会、クラス別大会は友の会会員のみの参加制限がある。これに月1回以上参加し、かつその大会で男子180ピン以上、女子165ピン以上の平均スコアを出すと、マンスリーチャンピオン大会の参加権を獲得できる。
- 友の会記録会
- 友の会クラス別大会
- キリンビバレッジ杯争奪戦
- コカコーラ杯争奪戦
- ペプシコーラ杯争奪戦
- ポッカサッポロ杯争奪戦
- 北陸鉄道社長杯争奪戦
- あすなろツアー杯争奪戦(スポンサーは北鉄航空)
- めいてつ・エムザ杯争奪戦
- 環境開発杯争奪戦(スポンサーは環境開発株式会社)
- MRO杯争奪戦
- 品川ハイネン杯プロチャレンジマッチ(スポンサーはひまわりガスグループの品川ハイネン株式会社。ジャンボボール所属プロボウラーとのチャレンジマッチ大会となる。)
- JBスタッフチャレンジマッチ(ジャンボボールスタッフ2人とのタッグマッチ大会。参加する際は2人のタッグチームを組む必要がある。スタッフはプロ問わずランダムに選出される。)
- マンスリーチャンピオン大会
跡地の再開発
[編集]当初、ジャンボボールの跡地は北陸鉄道が北陸ミサワホームとミサワホームに依頼して再開発を予定していたが[3]、2018年に関係が白紙となった[6]。その後、大和ハウス工業主導で再開発が進められることに変更された[6]。
跡地は2021年(令和3年)に、スーパーマーケットの大阪屋ショップが中核となる複合商業施設「コレクトパーク金沢」として開業した[7][8]。土地は北陸鉄道が引き続き所有[7]、MULプロパティ(当時、現在の三菱HCキャピタルプロパティ)が施設運営を行っている[7]。「コレクトパーク金沢」は大阪屋ショップ・スギ薬局など合計8テナントで構成されている(開業時点)[7][8]。
脚注
[編集]- ^ a b c “「ジャンボボール」「ジャンボゴルフガーデン」営業終了について”. 北陸鉄道 (2017年4月13日). 2017年8月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
- ^ a b c d “ジャンボボール営業終了 来年3月で、県内最古ボウリング場”. 北國新聞 (2017年4月13日). 2017年5月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “石川)ジャンボボール営業終了 再開発へ、惜しむ声も”. 朝日新聞デジタル (2017年5月23日). 2017年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月5日閲覧。
- ^ a b c 「愛好者617人 別れ惜しむジャンボボール 48年の歴史に幕」『北國新聞』朝刊2018年4月1日、30面。
- ^ 『石川県年表 平成篇 参』石川県教育委員会、2021年3月31日、679頁。
- ^ a b “商業施設12月開業 金沢・ジャンボボール跡地”. 北國新聞 (2021年1月30日). 2021年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月5日閲覧。
- ^ a b c d “11月、6テナント開業 ジャンボボール跡 ドラッグ店やジム、飲食店 西金沢で集客合戦”. 北國新聞 (2021年10月20日). 2021年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月5日閲覧。
- ^ a b “大阪屋開店セールにぎわい 金沢・泉本町ジャンボボール跡”. 北國新聞 (2021年10月27日). 2021年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月5日閲覧。
関連項目
[編集]座標: 北緯36度33分11.2秒 東経136度37分58.8秒 / 北緯36.553111度 東経136.633000度