ジェイコブ・ディラン
ジェイコブ・ディラン Jakob Dylan | |
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出身地 | アメリカ合衆国 |
活動期間 | 1987-現在 |
ジェイコブ・ディラン(Jakob Luke Dylan、1969年12月9日-)は、ロックバンドザ・ウォールフラワーズのリードシンガーであり、作曲家である。ニューヨーク出身。ボブ・ディランの息子。
ザ・ウォールフラワーズ
[編集]ザ・ウォールフラワーズは、1989年にロサンゼルスのデリカテッセンであるCanter'sで活動を始めた。バンドはヴァージン・レコードと契約し、歌手名がそのままタイトルになったアルバムを製作した。そのカバーは、メンバー全員の足とドラマーのペドロ・ヤノウィッツの犬の写真であった。
デビュー作はほとんど売れず、ヴァージン・レコードを解雇されたが、再結成し、メンバーを入れ替えながら10,000 Maniacs、Toad The Wet Sprocket、Cracker、The Spin Doctors等のバンドと一緒にツアーを行った。マネージャーのアンドリュー・スレーターのおかげで、インタースコープ・レコードの運営するレーベルと契約することができた。
Tボーン・バーネットのプロデュースで1996年に製作されたアルバムBringing Down the Horseには"6th Avenue Heartache"や"One Headlight"等の曲が収録され、世界中で600万枚以上を売り上げた。これは、父のアルバム『血の轍』の20年間の売り上げの3倍に達する。バーネットは、Bringing Down the Horseの成功は、ディランの家族の名前とは関係がないと語っている[1]。ザ・ウォールフラワーズは2つのグラミー賞を獲得し、"One Headlight"はVH1の1997年度ビデオ・オブ・ザ・イヤーを受賞している。
2007年現在で、ザ・ウォールフラワーズは5枚のアルバムをリリースしている。
2007年秋、ザ・ウォールフラワーズは2年以上ぶりにライブを行い、10月には東海岸、11月には中西部を含む短いツアーを行った。2007年9月、バンドの公式ウェブサイトで、メンバーのラミ・ジャフィーが脱退することが発表された[2]。2008年2月にはカリフォルニア、4月には東海岸、夏にはいくつかのフェスティバルでライブを行ったが、3人編成かまたはマルチプレーヤーのベン・ピーラーが加わって行われた。
ソロ
[編集]2006年9月20日、ビルボードから、ジェイコブ・ディランがコロムビア・レコードと新しい契約を結んだことが発表された[3]。2005年にインタースコープ・レコードとの契約が終了したザ・ウォールフラワーズの状況については明らかになっていない。
彼は2006年9月21日から放送されたドラマSix Degreesの主題歌"Here Comes Now"を作曲し、"Stardust Universe"は2006年10月25日から放送された『ジェリコ 閉ざされた街』の主題歌に使われた。
ザ・バンドの"Whispering Pines"のカバーが、トリビュートアルバムEndless Highway — The music of The Bandに収録され、2007年1月にリリースされた。また、ジョージ・ハリスンの息子ダーニ・ハリスンとともにジョン・レノンの『真実が欲しい』をカバーし、レノンのトリビュートアルバム『インスタント・カーマ』に収録されて2007年6月12日にリリースされた[4]。2007年初めには、1997年11月14日の半導体メーカアプライド・マテリアルズでの演奏会以来、父親と一度だけ共演した[5][6]。ただこの時は、同じショーに出たものの、一緒に演奏することはなかった。
2007年9月初め、ニューヨーク・タイムズは、リック・ルービンのハリウッドヒルズの自宅で、ジェイコブが自身初のソロアルバムの製作を行っていると報じた[7]。ルービンはアルバムのプロデューサーの1人でもあり、アルバムはSeeing Thingsというタイトルで2008年6月10日に発売された。ほとんどがアンプラグドの曲で10曲が収録されている。
2008年春、ツアーバンドのThe Gold Mountain Rebelsとともに、ボナルー音楽祭、ロスベリー音楽祭、ミルウォーキーサマーフェスト、ニューポートフォークフェスティバル、オースティンシティー・リミッツフェスティバルなどでツアーを行うことが発表された。2008年6月には、『レイト・ナイト・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』、2008年7月には『ザ・トゥナイト・ショー・ウィズ・ジェイ・レノ』、2008年8月には『ザ・レイト・レイト・ショー・ウィズ・クレイグ・ファーガソン』、2008年9月には『レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン』に出演して演奏した。コナンの番組では、ノラ・ジョーンズとともに"War Is Kind"を演奏した。8月中旬には、The Gold Mountain Rebelsとともにヨーロッパで10日間のツアーを行った。10月にはドイツとイギリスで10日間のツアーを行った[8]。10月21日にはイギリスBBC Twoの『レイター・ウィズ・ジュールズ・ホーランド』に出演し、"Evil Is Alive And Well"と"Something Good This Way Comes"を歌った。これがジェイコブにとって、テレビでのソロの歌唱の初披露だった。10月25日の週には、The Gold Mountain Rebelsとともに『オースティン・シティー・リミッツ』に出演し、"No Matter What"を歌った[9]。
ディスコグラフィー
[編集]ソロ
[編集]- Seeing Things (2008)
- Women + Country (2010)
ザ・ウォールフラワーズ
[編集]- The Wallflowers (1992)
- Bringing Down the Horse (1996)
- (Breach) (2000)
- Red Letter Days (2002)
- Rebel, Sweetheart (2005)
出典
[編集]- ^ Sounes, Howard. (2001). Down the Highway: The Life Of Bob Dylan. Doubleday. p. 464. ISBN 0-552-99929-6
- ^ Official website of The Wallflowers
- ^ Cohen, Jonathan (2006年9月20日). “Jakob Dylan Joins Columbia, Writes For TV” 2007年3月3日閲覧。
- ^ http://www.amnestyusa.org/document.php?lang=e&id=ENGUSA20070427003
- ^ Boucher, Geoff. You too can rent a rock star. Los Angeles Times, January 11, 2007. Retrieved January 15, 2007.
- ^ Gary Andrew Poole Nerds In Gilded Cubicles New York Times February 4, 1999. Retrieved on May 7, 2008.
- ^ Rick Rubin - Recording Industry - Rock Music - New York Times
- ^ [1]
- ^ [2]