シーモア・ベンザー
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Seymour Benzer シーモア・ベンザー | |
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シーモア・ベンザー(1974) | |
生誕 |
1921年10月15日 アメリカ合衆国 ニューヨーク・ブルックリン |
死没 |
2007年11月30日 (86歳没) アメリカ合衆国 カリフォルニア州パサデナ |
研究機関 |
パデュー大学 カリフォルニア工科大学 コールド・スプリング・ハーバー研究所 オークリッジ国立研究所 パスツール研究所 |
出身校 |
ニューヨーク市立大学ブルックリン校 パデュー大学 |
博士論文 | Photoelectric Effects in Germanium (1947) |
主な受賞歴 |
ガードナー国際賞(1964, 2004) アルバート・ラスカー基礎医学研究賞 ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞(1976) アメリカ国家科学賞(1982) ウルフ賞医学部門(1991) |
プロジェクト:人物伝 |
シーモア・ベンザー(Seymour Benzer, 1921年10月15日 - 2007年11月30日)は、アメリカ合衆国の物理学者、遺伝学者、分子生物学者。カリフォルニア工科大学の神経科学のJames G. Boswell Professorであった。ショウジョウバエの行動突然変異体の研究で最も知られている。
来歴
[編集]ニューヨークのサウス・ブロンクスでポーランド・ソハチェフからのユダヤ人移民の子に生まれた。ニューヨーク市立大学ブルックリン校に入学したが、パデュー大学に転向し、物理学部卒業、1947年に同大学院から固体物理学のPh.D.を取得。エルヴィン・シュレーディンガーの『人生とは何か?』に感銘を受け、研究を生物物理学に変更し、コールド・スプリング・ハーバー研究所のマックス・デルブリュックの下で研究を続け、1953年にパデュー大学助教授、1958年教授となった。オークリッジ国立研究所やカリフォルニア工科大学、パスツール研究所に所属したあと、1966年にロジャー・スペリー研究室に移籍した。1967年からカリフォルニア工科大学教授となった。
1961年王立協会外国人会員に選出。
彼について書いた本"Time, Love, Memory : A Great Biologist and His Quest for the Origins of Behavior" 邦題:「時間・愛・記憶の遺伝子を求めて―生物学者シーモア・ベンザーの軌跡」が1999年にピューリッツァー賞受賞作家であるジョナサン・ワイナーによって執筆された。
受賞歴
[編集]- 1964年 - ガードナー国際賞
- 1971年 - アルバート・ラスカー基礎医学研究賞
- 1975年 - シャルル=レオポール・メイエ賞
- 1976年 - ルイザ・グロス・ホロウィッツ賞(コロンビア大学)
- 1977年 - ハーヴェイ賞(イスラエル工科大学)
- 1978年 - ディクソン賞(カーネギーメロン大学)
- 1982年 - アメリカ国家科学賞、クルーニアン・メダル
- 1985年 - ローゼンスティール賞(ブランダイス大学)
- 1986年 - トーマス・ハント・モーガン・メダル
- 1988年 - カール・スペンサー・ラシュレー賞
- 1989年 - ラルフ・W・ジェラルド賞
- 1991年 - ウルフ賞医学部門
- 1993年 - クラフォード賞
- 1994年 - メンデル・メダル
- 2000年 - 国際生物学賞
- 2001年 - パサノ賞、米国科学アカデミー賞神経科学部門
- 2002年 - 発生生物学マーチ・オブ・ダイムズ賞
- 2004年 - グルーバー賞神経科学部門
- 2004年 - バウアー賞
- 2004年 - ガードナー国際賞(二回目)
- 2006年 - オールバニ・メディカルセンター賞