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シン・ユリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シン・ユリ
基本情報
本名 シン・ユリ
通称 ツヨカワコリア
国籍 大韓民国の旗 韓国
生年月日 (1994-05-13) 1994年5月13日(30歳)
出身地 公州市(忠清南道)
所属 TEAM GENIUS
身長 168 cm
体重 48 kg
リーチ 157 cm
階級 アトム級
バックボーン シラットムエタイ
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YouTube
チャンネル
活動期間 2023年
ジャンル ブログ
登録者数 7,030人
総再生回数 301,317回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2024年9月30日時点。
テンプレートを表示

シン・ユリ韓国語: 심유리, ラテン文字転写: Yu Ri Shim1994年5月13日 - )は、韓国女性総合格闘家忠清南道公州市出身[1]。TEAM GENIUS所属。第2代ROAD FC女子アトム級王者。シム・ユリとも表記される[2]

来歴

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軍で働くことを目指していたため格闘技を習い始めたが、その過程で総合格闘技の面白さに夢中になり、プロ格闘家への道を進むことを決める[3]

2015年からアマチュア大会に出場し、2017年にプロ総合格闘家としてデビュー。日本のGRACHANとWARDOGにも1試合ずつ出場するなど、複数の団体に出場して経験を積んだ[3]

2021年9月4日、ROAD FC 59で行われたROAD FC女子アトム級タイトルマッチでパク・ジョンウンと対戦し、判定勝ち。第2代ROAD FC女子アトム級王者となった。

2021年以降、女子アトム級の強豪選手をあまり多く確保できていないROAD FCが(中止となった2019年6月のパク・ジョンウン戦を含め、)パク・ジョンウンとの4度目の対戦オファーばかりしてくることから、数年以上もパク・ジョンウン以外と対戦する機会が得られなかった。そのため、ROAD FCと話し合い円満に契約を解除。ROAD FCアトム級王座のベルトを返上した[4]

また、返上までの期間中には負傷と手術も重なったことで、約2年半ほど試合から遠ざかることとなった。その際には「ROAD FCで王者になってもお金持ちになれなかった。金銭的に苦しい生活が続いている」と話して経済的な事情から引退を考えたが、シン・ユリが「出場を夢見ていた団体[5]」「死ぬまでに一度は立ちたい舞台」と思っていた、自身の女子アトム級で世界一の選手層を誇る『RIZIN』からオファーが届いたことで引退を思いとどまった[6]

RIZIN

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2023年12月31日、RIZIN.45の会場で日本語を交えた挨拶を行い、RIZINとの契約を発表。同時にRENAとの対戦が発表された。

2024年3月23日、RIZIN LANDMARK 9でSBフライ級王者のRENAと対戦し、接戦となるも0-3の判定負けを喫した[7][試合映像 1][補足映像 1]

2024年11月17日、RIZIN2戦目となるRIZIN LANDMARK 10で初代・第3代RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加と対戦予定。

人物・エピソード

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  • 憧れの選手はヴァンダレイ・シウバ[8]
  • 2023年12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われたRIZIN.45RIZIN参戦が発表され観客の前で挨拶をした。すると、即座にSNSで話題となり、それまで数千人だったシン・ユリのInstagramのフォロワー数が、あっという間に1万7000人にまで増加した。(その後、RIZINデビュー戦を行うと4万6000人に増加。)さらに、YouTubeのシン・ユリchの登録者数も参戦発表から数日で約2~3倍に増加した。また、検索数が急増したことで、メディアサイトGONG格闘技では、アクセスランキングを独占していたRIZINの速報記事に次いで、3年前のシン・ユリの記事がアクセスランキング2位に急上昇して入るなど、格闘技ファンや日本の人々の興味を強く引いた。
  • RIZINに参戦したことで母国でも注目を浴びるようになり、Netflixの番組への出演が決まったり、NIKEの広告モデルに起用されるなど、今までにない新しい仕事がたくさん舞い込むようになった[9]

戦績

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総合格闘技

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総合格闘技 戦績
10 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
6 2 1 3 0 0 0
4 1 0 3 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
浜崎朱加 試合前 RIZIN LANDMARK 10 2024年11月17日
× RENA 5分3R終了 判定0-3 RIZIN LANDMARK 9 2024年3月23日
パク・ジョンウン 5分3R終了 判定2-1 ROAD FC 59
【ROAD FC女子アトム級タイトルマッチ】
2021年9月4日
× パク・ジョンウン 2R 1:09 TKO(パウンド) ROAD FC 57 2019年12月14日
シ・ミング 2R 4:08 TKO(膝蹴り) ROAD FC 51 2018年12月15日
イム・ソヒ 5分2R終了 判定3-0 ROAD FC 50 2018年11月3日
ERIKA 1R 4:24 TKO(パウンド) WARDOG Cage Fight 16 x GRACHAN 33 2018年1月28日
× 沙弥子 5分2R終了 判定0-3 GRACHAN 32 2017年12月9日
× ホン・ユンハ 5分2R終了 判定0-3 ROAD FC 43 2017年10月28日
ベク・ヒョンジュ 2R 1:15 リアネイキッドチョーク ROAD FC 41 2017年8月12日
原田志保 5分2R終了 判定3-0 ROAD FC 37 2017年3月11日

獲得タイトル

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脚注

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  1. ^ 심유리 - 나무위키”. namu.wiki. 2024年1月11日閲覧。
  2. ^ 【ROAD FC】新女王はシム・ユリ! 小狼パク・ジョンウンを打撃で上回り、涙の戴冠”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年1月11日閲覧。
  3. ^ a b シン・ユリ - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト”. jp.rizinff.com. 2024年1月14日閲覧。
  4. ^ (日本語) [인터뷰 심유리 “저 복귀하겠습니다” 심유리가 로드FC챔피언 벨트를 반납한 이유 / 팀지니어스], https://www.youtube.com/watch?v=pQMHmiAdV-U 2024年1月14日閲覧。 
  5. ^ 本人のYouTube ch - Vlog I 오랜만에 돌아온 브이로그…(+그동안 안온 이유?,상체운동 루틴)』動画の本人コメントより。 特定の団体に出てほしいというコメントに、「RIZINは私が夢見ていた団体ですので」とコメントを返している。
  6. ^ 【RIZIN】RENAと対戦するシン・ユリ「生活が苦しく引退を考えていました。死ぬまでに立ちたいと思っていたRIZINで一生懸命戦う」=3月23日(土)神戸”. ゴング格闘技 - GONKAKU. 2024年4月2日閲覧。
  7. ^ “【RIZIN】RENA、顔面流血も復帰戦で勝利!韓国ユリとの“打撃戦”を制す=試合結果”. efight.jp. (2024年3月23日). https://efight.jp/result_s-20240323_1479013 2024年3月24日閲覧。 
  8. ^ シン・ユリ - RIZIN FIGHTING FEDERATION オフィシャルサイト”. jp.rizinff.com. 2024年1月15日閲覧。
  9. ^ 【RIZIN】“美女韓国ファイター”シン・ユリ、日本ファン急増に感謝”. ORICON NEWS (2024年3月21日). 2024年4月2日閲覧。

試合映像

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  1. ^ 【試合映像】RENA vs. シン・ユリ/ RENA vs. Yu Ri Shim - RIZIN LANDMARK9 in KOBE』RIZIN公式YouTubeチャンネル、2024年https://www.youtube.com/watch?v=O0dqgSAw_J8 

補足映像

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  1. ^ 【番組】RIZIN CONFESSIONS #146(※番組内で試合映像。シン・ユリとRENAによる試合振り返りドキュメンタリー番組)』RIZIN公式YouTubeチャンネル、2024年https://www.youtube.com/watch?v=lGThjEMY5mo 

関連項目

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外部リンク

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