コンテンツにスキップ

シング・心・ジャディブ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シング・心・ジャディブ
基本情報
本名 シング・ジャディブ
(Singh Jaideep)
通称 ロシアを喰らうエレファント
マハラジャ・ビッグガイ[1]
インドの虎
国籍 インドの旗 インド
生年月日 (1987-08-21) 1987年8月21日(37歳)
出身地 パンジャーブ
所属 パワーオブドリーム
フリーランス
身長 195cm
体重 100kg
階級 ヘビー級
バックボーン キックボクシング
テーマ曲 サーベルタイガー
テンプレートを表示

シング・心・ジャディブSingh "Heart" Jaideep1987年8月21日 - )は、インド男性キックボクサー総合格闘家パンジャーブ出身。日本東京都在住。フリーランス。元DEEPメガトン級王者。元J-NETWORKヘビー級王者。

両親ともインド人でありインドに生まれたが、3歳で両親とともに日本に移住した。K-1参戦時点ではVTRで「ずっと足立区」と足立区育ちであると語っていた。

名前の“心”は「ハート」と読む。

ファイトスタイル

[編集]

195cmの長身と長い手足を持つ。その体格を生かした膝蹴りが最大の武器である。また、ロングフックも得意とする。

来歴

[編集]

2006年1月22日、第88回新空手道交流大会・K-2トーナメント重量級に出場。決勝で新野秀和に勝利し、優勝を果たした[2]

2006年5月4日、第17回全日本新空手道選手権大会・K-2トーナメント重量級に出場し、3位となった[3]

2006年12月8日、プロデビュー戦となった全日本キックボクシング連盟「藤原祭り 2006」で谷川紀勝と対戦し、KO勝ちを収めた。

J-NETWORK王座獲得

[編集]

2008年4月11日に東京の後楽園ホールで行われたJ-NETWORK「Let's Kick with J the 2nd」のJ-NETWORKヘビー級タイトルマッチで、ファビアーノ・サイクロン(王者/ブラジルの旗 ブラジル)と対戦。5R判定3-0で勝利し新王者になった。点差は1点から2点と僅差であり、ジャディブが5Rに右アッパーで奪ったダウンが決定打となった[4]

2008年11月30日にR.I.S.E.主催の「R.I.S.E. 51」に参戦し、ファビアーノ・サイクロンと3度目の対戦。3R終了時の判定では決着が付かず延長Rに突入。序盤にラッシュを仕掛けられ判定負け[5]

2009年3月28日、K-1 WORLD GP 2009 IN YOKOHAMAの第2代K-1ヘビー級王者決定トーナメント・リザーブファイトで前田慶次郎と対戦予定であったが、トーナメント出場予定であったハリッド"ディ・ファウスト"の欠場により、前田が本戦出場となり、ジャディブの出場はなくなった。

2009年5月6日に東京の後楽園ホールで行われた「GET REAL in J-WORLD 2nd」のJ-NETWORKヘビー級タイトルマッチでKOICHI(挑戦者/J-NETWORK同級3位、M-1同級王者)と対戦。2R終盤に右フックでKOICHIからダウンを奪うが、3Rに左フックでダウンを奪われてしまう。その後、4R序盤にKOICHIからダウンを奪い返し、5R3-0の判定勝ちを収めて初防衛に成功した[6]

K-1出場

[編集]

2009年8月2日に韓国ソウル市にあるジャンチュン体育館で行われた「K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP-」に出場。1回戦でパク・ヨンス大韓民国の旗 韓国)と対戦し、2Rに右フックでKO勝ちを収めた。準決勝でソン・ミンホ(大韓民国の旗 韓国)と対戦し、ローキックで1Rに2度どダウンを奪いKOで下すと、決勝戦で金泰泳日本の旗 日本)と対戦。3R判定0-3で勝利し、優勝した。そしてWORLD GPへの出場権を獲得した[7]

2009年9月26日、K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16にて極真空手世界王者エヴェルトン・テイシェイラと対戦。膝蹴りを何発もヒットさせ、有利な状況であったのにもかかわらず本戦ドローで延長へ。延長でも膝蹴りを当てティシェイラをぐらつかせるが、またも不可解な判定で再延長まで縺れ込み判定負け。

2010年2月6日、グラップリングルール初挑戦となったDEEP X 05で関根秀樹と対戦し、1-27でポイント負け。

2010年4月3日、K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMAグーカン・サキと対戦し、0-3の判定負け。得意とする膝蹴りをヒットさせることをできずに終わった。

2010年8月22日、J-NETWORKヘビー級タイトルマッチでプリンス・アリと対戦し、膝蹴りでKO勝ちを収め2度目の王座防衛に成功した[8]

2010年12月11日、セルゲイ・ハリトーノフと対戦。膝蹴りからのフックでダウンを奪いTKO勝ち。

RIZIN参戦

[編集]

2015年12月31日、RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYSエメリヤーエンコ・ヒョードルと対戦し、マウントパンチでギブアップしTKO負けを喫した[9]

戦績

[編集]

総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
5 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
2 2 0 0 0 0 0
3 1 0 2 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× ロッキー・マルティネス 5分3R終了 判定0-5 DEEP CAGE IMPACT 2017
【DEEPメガトン級タイトルマッチ】
2017年7月15日
× テオドラス・オークストリス 3R(10分/5分/5分)終了 判定0-3 RIZIN.1 2016年4月17日
× エメリヤーエンコ・ヒョードル 1R 3:02 TKO(マウントパンチ) RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 さいたま3DAYS 2015年12月31日
カルロス・トヨタ 2R終了時 TKO(タオル投入) DEEP 73 IMPACT
【DEEPメガトン級王者決定戦】
2015年10月17日
アリレザ・タヴァク 1R 4:24 TKO(肘打ち) Super Fight League 19 2013年6月7日

キックボクシング

[編集]
キックボクシング 戦績
50 試合 (T)KO 判定 その他 引き分け 無効試合
40 12 0 1
10 1
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
上原誠 1R 0:38 KO(左ストレート) RISE85
【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011決勝戦】
2011年11月23日
羅王丸 1R 0:38 KO(左ストレート) RISE85
【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011準決勝】
2011年11月23日
天田ヒロミ 2R 2:59 TKO(ドクターストップ) RISE85
【RISE HEAVY WEIGHT TOURNAMENT 2011一回戦】
2011年11月23日
高萩ツトム 1R 2:15 KO(左飛び膝蹴り) RISE83 2011年9月23日
セルゲイ・ハリトーノフ 1R 2:58 KO(右フック) K-1 WORLD GP 2010 FINAL
【スーパーファイト】
2010年12月11日
プリンス・アリ 2R 1:08 KO(膝蹴り) J-NETWORK「FORCE for the TRUTH of J 4th」
【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】
2010年8月22日
× グーカン・サキ 3R終了 判定0-3 K-1 WORLD GP 2010 IN YOKOHAMA 2010年4月3日
上原誠 2R 1:36 KO(右フック) K-1 WORLD GP 2009 FINAL
【オープニングファイト】
2009年12月5日
× エヴェルトン・テイシェイラ 延長2R終了 判定0-3 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL FINAL16
【1回戦】
2009年9月26日
金泰泳 3R終了 判定3-0 K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP-
【K-1 ASIA GP 2009 決勝】
2009年8月2日
ソン・ミンホ 1R 2:45 KO(右ローキック) K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP-
【K-1 ASIA GP 2009 準決勝】
2009年8月2日
パク・ヨンス 2R 1:35 KO(右フック) K-1 WORLD GP 2009 IN SEOUL -ASIA GP-
【K-1 ASIA GP 2009 1回戦】
2009年8月2日
KOICHI 5R終了 判定3-0 J-NETWORK「GET REAL in J-WORLD 2nd」
【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】
2009年5月6日
× ファビアーノ・サイクロン 延長R終了 判定0-3 R.I.S.E. 51 2008年11月30日
嚴士鎔 3R 0:22 TKO(カット) TITANS NEOS IV 2008年9月15日
ファビアーノ・サイクロン 5R終了 判定3-0 J-NETWORK「Let's Kick with J the 2nd」
【J-NETWORKヘビー級タイトルマッチ】
2008年4月11日
プリンス・アリ 2R 2:05 KO(右膝蹴り) J-NETWORK「Let's Kick with J 1st」
【J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント 決勝】
2008年2月29日
高萩ツトム 1R 1:17 KO(右フック) J-NETWORK「Let's Kick with J 1st」
【J-NETWORKヘビー級王座次期挑戦者決定トーナメント 準決勝】
2008年2月29日
× ファビアーノ・サイクロン 1R 2:45 KO(右フック) R.I.S.E. DEAD OR ALIVE TOURNAMENT '07 2007年12月16日
森口竜 3R終了 判定3-0 R.I.S.E.-α- "THE FACE" 2007年8月26日
悠羽輝 3R終了 判定3-0 全日本キックボクシング連盟「CUB☆KICK'S-7」 2007年6月10日
谷川紀勝 1R 1:48 KO 全日本キックボクシング連盟「藤原祭り 2006」 2006年12月8日

グラップリング

[編集]
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
× 関根秀樹 4分2R終了 ポイント1-27 DEEP X 05 2010年2月6日

獲得タイトル

[編集]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
ファビアーノ・サイクロン
第5代J-NETWORKヘビー級王者

2008年4月11日 - 2012年12月19日

空位
次タイトル獲得者
楠ジャイロ
空位
前タイトル保持者
長谷川賢
第5代DEEPメガトン級王者

2015年10月17日 - 2017年7月15日

次王者
ロッキー・マルティネス