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シロエリヒタキ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シロエリヒタキ
Collared flycatcher (Ficedula albicollis)
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
: ヒタキ科 Muscicapidae
: キビタキ属 Ficedula
: シロエリヒタキ Ficedula albicollis
学名
Ficedula albicollis
Temminck1815
和名
シロエリヒタキ
英名
Collared Flycatcher
Ficedula albicollis

シロエリヒタキ(学名:Ficedula albicollis)とは、スズメ目ヒタキ科に分類される鳥類の一種である。

形態

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体長は、およそ13cmで重量は10-12gである[1]

成鳥のメスはオリーブ味のある灰褐色である。オスは、首、喉から腹がく、腰も少し白色がかる。頭、尾羽、体上面などは黒色である。翼は、風切羽の雨覆に接する縁が白色で、それ以外は黒い[1]

分布

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主にフランス東部から東へイタリア北マケドニアモスクワ周辺までの地域で繁殖し、アフリカ中南部で越冬する[2]

生態

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主に、ひらけたや湿った森林、サバンナ樹木の多い公園などに生息し、落葉性の森を好む[3]

主に空中を飛ぶ昆虫などの節足動物を摂食しているが、種子果実も摂食する[3]

繁殖期は地上3-32mの高さ[注釈 1]の木、壁や建物の穴などに、乾いたでできたカップ状のを作り、1-9個[注釈 2]を産む。ヨーロッパ中部では4月中旬から7月上旬に、ウクライナでは4月下旬から産卵をする[3]

脚注

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注釈

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  1. ^ ほとんどの場合は10-15mである[3]
  2. ^ 通常は5-7個を産む[3]

脚注

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  1. ^ a b Cahiers d’Habitat « Oiseaux » - MEEDDAT- MNHN – Fiche projetGobemouche à collier, Ficedula albicollis (Temminck, 1815)” (PDF). INPN mnhn. 2020年4月27日閲覧。
  2. ^ HBW Alive Collared Flycatcher”. HBW Alive. 2020年4月27日閲覧。
  3. ^ a b c d e BirdLife International (2016). "Ficedula albicollis". IUCN Red List of Threatened Species. Version 3.1. International Union for Conservation of Nature. 2020年4月27日閲覧

関連項目

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