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シルヴァーデピュティ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
シルヴァーデピュティ
欧字表記 Silver Deputy
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1985年2月25日
死没 2014年10月4日
Deputy Minister
Silver Valley
母の父 Mr. Prospector
生国 カナダの旗 カナダ
生産者 ITGB[1]
馬主 ウインドフィールズファーム
調教師 マック・ベンソン
競走成績
生涯成績 2戦2勝
獲得賞金 41,820ドル
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シルヴァーデピュティ (Silver Deputy) とはカナダで生産された競走馬および種牡馬である。シルバーデピュティと表記される場合もある。

経歴

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競走馬としては2歳時の1987年カナダで走った。デビュー戦を6馬身差で勝利し、続くスウィンフォードステークス(当時格付けなし)も3馬身差で制したが、その後骨折により競走に出走することなく競走馬を引退した。

1989年よりウインドフィールズファームで種牡馬となったが、目立った競走成績を残していないことから当初はあまり期待されていなかった。しかし1990年に生まれた初年度産駒のデピュティジーンウエストがG1競走を2勝する活躍をみせ、その後はデピュティミニスター系の主力種牡馬として多くの産駒を輩出した。

1993年からはアメリカ合衆国に輸出されてブルックデールファームで繋養されていたが、2008年の種付けシーズン後に受胎率の低下により種牡馬を引退した。2014年10月4日老衰のため安楽死の処置が取られた[2]

日本にも競走馬としての産駒が輸入された。1996年にはエイシンマンダン[3]が産駒の中央競馬初勝利を記録しており、2002年にはアタゴタイショウ函館2歳ステークスを制している。また、母の父としてもオウケンブルースリ菊花賞を制している。

主な産駒

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ブルードメアサイアーとしての主な産駒

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血統表

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シルヴァーデピュティ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 デピュティミニスター系
[§ 2]

Deputy Minister
1979 黒鹿毛
父の父
Vice Regent
1967 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Victoria Regina Menetrier
Victoriana
父の母
Mint Copy
1970 黒鹿毛
Bunty's Flight Bunty Lawless
Broomflight
Shakney Jabneh
Grass Shack

Silver Valley
1979 鹿毛
Mr. Prospector
1970 鹿毛
Raise a Native Native Dancer
Raise You
Gold Digger Nashua
Sequence
母の母
Seven Valleys
1972 栗毛
Road at Sea Bald Eagle
Hard-a-Lee
Proud Pied Seven Corners
Ancient History F-No.2-s
母系(F-No.) 2号族(FN:2-s) [§ 3]
5代内の近親交配 Native Dancer 5×4=9.38%、Polynesian 5×5=6.25%、Nasrullah 5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [4]
  2. ^ [5]
  3. ^ [4]
  4. ^ [4][5]

血統背景

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脚注

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  1. ^ International Thoroughbred Breeders Incorporatedの略称
  2. ^ Major Sire Silver Deputy Euthanized at Age 29”. 2018年7月17日閲覧。
  3. ^ シルヴァービュレットデイの全兄でもある
  4. ^ a b c Silver Deputy(CAN) 血統情報:5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年9月11日閲覧。
  5. ^ a b Silver Deputyの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年9月11日閲覧。

参考

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外部リンク

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