ショーワ
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本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒361-8506 埼玉県行田市藤原町一丁目14番地1 |
設立 | 1938年10月28日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 8030001086904 |
事業内容 | 自動車部品 |
代表者 | 代表取締役社長 杉山伸幸 |
資本金 | 126億98百万円(2017年3月31日現在) |
発行済株式総数 | 76,020,019 |
売上高 |
連結:2,866億9,200万円 単体:1,110億3,500万円 (2019年3月期) |
営業利益 |
連結:301億4,200万円 単体:71億6,500万円 (2019年3月期) |
総資産 |
連結:2,102億7,500万円 単体:1,220億1,400万円 (2019年3月期) |
従業員数 |
連結:12,615人 単体:2,710人 (2019年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 本田技研工業 100% |
外部リンク |
www |
特記事項:売上高等の数値はIFRS 2021年1月1日に日立オートモティブシステムズへ吸収合併され解散。 |
株式会社ショーワ (Showa Corporation) は、かつて存在した自動車部品メーカー。本社は埼玉県行田市。本田技研工業(ホンダ)の100%子会社で、ケーヒンなどと並ぶ業界大手であった。
概要
[編集]輸送用機器の精密機能部品などを製造。特に二輪・四輪車向けショックアブソーバー(緩衝器)およびパワーステアリングシステムを主力製品としていた。ホンダのグループ企業ながら、国内外の他メーカーにも部品を供給していた。
モータースポーツ活動からフィードバックを受けたショックアブソーバーと、専用スプリングをセットした一般ユーザー向けの自動車用自社ブランド「SHOWA TUNING」が存在した。
2019年10月30日、親会社であるホンダは、当社、ケーヒン、日信工業の3社の株式を株式公開買付けで取得することを発表。3社は株式公開買付け成立後、ホンダの完全子会社となった。その後、2021年1月1日に日立オートモティブシステムズを存続会社(同時に社名を変更して日立Astemoとなる)とした経営統合を実施[1]し、当社は解散した[2][3]。本社工場は日立Astemo埼玉工場に、秦野工場は日立Astemo秦野工場に、御殿場工場は日立Astemo御殿場工場に、浅羽工場は日立Astemo袋井工場となった。
なお、子会社であるホンダカーズ埼玉北の株式は、2020年5月15日にテイ・エス テックへ譲渡された[4][5]。
沿革
[編集]- 1938年:昭和航空精機株式会社として東京都板橋区に設立。
- 1946年:本社を東京都王子区(現・北区)に移転。商号を株式会社昭和製作所に変更。
- 1953年:2輪車用ショックアブソーバーの製造を開始。
- 1958年:スーパーカブ用サスペンションの量産を開始。
- 1959年:マン島TTレースに2輪レース用ショックアブソーバーの供給を開始。
- 1960年:愛知県春日井市に名古屋工場を設立。二輪車用ショックアブソーバー(フロントフォーク、リヤクッション)を製造。
- 1962年:4輪車用ショックアブソーバーの生産を開始。
- 1964年:F1用ショックアブソーバーの供給開始。
- 1965年:埼玉県行田市に埼玉工場を設立。四輪車用ショックアブソーバーを製造。
- 1972年:シビック用ショックアブソーバーの量産開始。
- 1974年:海外2輪メーカーにショックアブソーバーの供給を開始。静岡県袋井市に浅羽工場を設立。二輪車用フロントフォークを製造。
- 1976年:アコード用ショックアブソーバーの量産を開始。
- 1978年:インドネシアにピー・ティー・ショーワ・インドネシア・マニュファクチャリングを設立。
- 1981年:ブラジルにショーワ・ド・ブラジル・リミターダを設立。
- 1982年:ショーワ製ショックアブソーバー搭載車がモトクロスアメリカ4タイトル独占、WGP500初タイトル獲得。
- 1986年:インドにムンジャル・ショーワ・リミテッドを設立。
- 1988年:倒立フロントフォークを初めて導入(NS250R)。
- 1988年 - 1991年:ショーワ製ショックアブソーバーを搭載のマクラーレン・ホンダがF1の4年連続総合優勝を達成。
- 1990年:栃木県芳賀郡芳賀町に栃木研究所(現・栃木開発センター)を設立。
- 1991年:本社を埼玉県行田市に移転。
- 1993年:精機技研工業株式会社と合併し、商号を株式会社ショーワに変更。パワーステアリングの製造が加わる。タイにサミット・ショーワ・マニファクチャリング・カンパニー・リミテッドを設立。
- 1994年:米国の子会社3社(ショーワ・アメリカン・インコーポレイテッド、サンベリー・コンポーネント・インダストリーズ・インコーポレイテッド、ブランチェスター・エフシーエム・インコーポレイテッド)が合併、同時に商号をアメリカン・ショーワ・インコーポレイテッドと変更。
- 1997年:世界で初めてラック・アシスト電動パワーステアリングの量産化に成功。
- 2001年:北米最高峰のオープンホイールカテゴリー、CARTに、ショーワ製ショックアブソーバー搭載車がTeam KOOL Greenを通じ初参戦。
- 2002年:WGPをはじめ、世界各地の2輪レースでショーワ製ショックアブソーバー搭載車がタイトルを席巻。
- 2003年:カスタマイズ市場へオリジナルブランド「SHOWA TUNING」を投入。
- 2005年:B・A・RホンダにF1用ショックアブソーバーを供給。
- 2020年
- 2021年1月1日:日立オートモティブシステムズ(同日付で日立Astemoへ商号変更)へ吸収合併され解散。
生産拠点
[編集]日本国内
[編集]開発拠点
[編集]- 4輪開発センター・埼玉 - 埼玉県行田市
- 4輪開発センター・栃木 - 栃木県芳賀郡芳賀町
- 2輪開発センター・浅羽 - 静岡県袋井市
生産技術拠点
[編集]- 生産技術本部・埼玉
関係会社
[編集]- 株式会社九州ショーワ
- 株式会社ショーワ精工
日本国外
[編集]アジア
[編集]- Kaifa Industry Co,Lid.
- 上海昭和汽車配件有限公司
- 広州昭和汽車零部件有限公司
- 広州昭和汽車零部件有限公司 武漢分公司
- 成都寧江昭和汽車零部件有限公司
- Summit Showa Manufacturing Co,Ltd.
- P.T Showa Indonesia Manufacturing
- Machino Auto-Parts Co,Ltd.
- Munjal Showa Ltd.
- SHOWA AUTOPARTS (THAILAND) CO.,LTD.
- SHOWA INDIA PVT. LTD.
ヨーロッパ
[編集]- Showa UK Ltd.
北アメリカ
[編集]- American Showa, Inc. Sunbury Plant&Head Office
- American Showa, Inc. Los Angeles Office
- American Showa, Inc. Milwaukee Office
- American Showa, Inc. Blanchester Plant
- Showa Canada Inc.
- Showa AUTOPARTS MEXICO, S.A. de C.V.
南アメリカ
[編集]- Showa DO Brasil Ltda.
- Showa Industria Comercio Ltda.
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 日立オートモティブシステムズ株式会社、株式会社ケーヒン、株式会社ショーワおよび日信工業株式会社の経営統合に関する吸収合併契約締結および効力発生日決定のお知らせ - 日立製作所・本田技研工業・日立オートモティブシステムズ・ケーヒン・ショーワ・日信工業 2020年11月18日(2020年11月27日閲覧)
- ^ 日立オートモティブシステムズ株式会社、株式会社ケーヒン、株式会社ショーワ及び日信工業株式会社の経営統合に関するお知らせ 日立製作所、本田技研工業、日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワ、日信工業 2019年10月30日
- ^ 日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワおよび日信工業は経営統合を完了し、日立Astemoとして営業開始 日立Astemo 2021年1月6日
- ^ 連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ ショーワ 2020年3月25日
- ^ 株式会社ホンダカーズ埼玉北の株式取得(子会社化)に関するお知らせ テイ・エス・テック 2020年3月25日
- ^ 本田技研工業株式会社(証券コード:7267)による当社株式に対する公開買付けの結果並びに親会社及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ ショーワ 2020年10月16日
- ^ 本田技研工業株式会社(証券コード:7267)による当社株式に係る株式売渡請求を行うことの決定、当該株式売渡請求に係る承認及び当社株式の上場廃止に関するお知らせ ショーワ 2020年10月23日
外部リンク
[編集]- ショーワ・沿革 - 日立Astemo株式会社