シュタイニッツ・ディフェンス
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シュタイニッツ・ディフェンス
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シュタイニッツ・ディフェンス (Steinitz Defence) は、チェスのオープニングの1つで、ルイ・ロペスの変化の1つである。右図がシュタイニッツ・ディフェンスの基本形で[1]、基本形までの手順は1.e4 e5 2.Nf3 Nc6 3.Bb5 d6である[2]。初代公式世界チャンピオンのヴィルヘルム・シュタイニッツが好んで指したことからこの名前が付いた[3]。
主な変化
[編集]4.d4 Bd7 5.Nc3 ed 6.Nxd4 Nf6 7.0-0 Be7である[1]
黒の4手目で4.… Bg4と指すのは5.d5 a6 6.Ba4 b5 7.dc ba 8.c4と進行しd5を白に押さえられるので黒が不利な展開となる[3]。
白の5手目で5.deと指した場合、黒が5.… deと指せば形勢互角[3]。しかし5.… Nxe5と指すと6.Nxe5 de 7.Qd5と進行し白が有利になる[3]。この手順の途中で6.… Bxb5?と指すと7.Nxf7で黒はポーンを損する[3]。
黒の5手目では5.… Nf6と指す手もある[3]。その後は6.Bxc6 Bxc6 7.Qd3 ed 8.Nxd4 Bd7と進行する[3]。
黒の6手目では6.… g6とフィアンケットする手もある[3]。その後は7.Be3 Bg7 8.Qd2 Nf6 9.f3 0-0と進行する[3]。
参考文献
[編集]- 有田謙二 著 『チェス・マスター・ブックス 1 定跡と戦い方』 河出書房新社、1980年1月25日初版発行、1995年10月25日改訂版初版発行、2010年9月30日新装版初版発行、ISBN 978-4-309-73141-4[4]