シスキン
シスキン | |||||||||||||||
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ハーリド・ビン・アブドゥッラーの勝負服 | |||||||||||||||
欧字表記 | Siskin[1] | ||||||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | ||||||||||||||
性別 | 牡[1] | ||||||||||||||
毛色 | 鹿毛[1] | ||||||||||||||
生誕 | 2017年2月25日[1] | ||||||||||||||
父 | First Defence[1] | ||||||||||||||
母 | Bird Flown[1] | ||||||||||||||
母の父 | Oasis Dream[1] | ||||||||||||||
生国 | アメリカ合衆国[1] | ||||||||||||||
生産者 | Juddmonte Farm[1] | ||||||||||||||
馬主 | Khalid Abdullah[1] | ||||||||||||||
調教師 | Ger Lyons( アイルランド)[1] | ||||||||||||||
競走成績 | |||||||||||||||
生涯成績 | 8戦5勝[1] | ||||||||||||||
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シスキン (Siskin) は、アメリカ合衆国生産、アイルランド調教の競走馬。主な勝ち鞍は2020年のアイリッシュ2000ギニー、2019年のフェニックスステークス、レイルウェイステークスなど。
戦績
[編集]- 特記事項なき場合、本節の出典はRacing Post[1]
2019年5月11日、ネース競馬場のメイドン競走でデビューし、1着。カラ競馬場で行われたリステッド競走マーブルヒルステークスも勝ち上がったのち、重賞初出走となった3戦目のG2競走レイルウェイステークスでも2着のモナークオブエジプトに2馬身2分の1差をつけ重賞初制覇[2]。6ハロンのG1競走フェニックスステークスでも、最後にモナークオブエジプトに詰め寄られたものの4分の3馬身の差をつけて逃げ粘り、G1初制覇を成し遂げた[3][4]。フェニックスステークスのあとはヴィンセントオブライエンステークスやミドルパークステークス[5]、デューハーストステークス[3]への出走が示唆されたが、ヴィンセントオブライエンステークスをパスしてミドルパークステークスに備えて渡英した際に反抗的なそぶりを見せたということもあって[5]、そのまま休養に入った。
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で6月12日に順延開催されたアイリッシュ2000ギニー[6]から始動し、2着バチカンシティを1馬身4分の3差下して無敗でクラシック競走を制覇した[7]。その後、古馬との初対戦となった7月29日のサセックスステークスではモハーザーの3着に敗れ初黒星を喫した。続く9月6日のムーラン・ド・ロンシャン賞では勝ち馬ペルシアンキングから8馬身3/4差離された4着に終わる。引退レースとなった11月7日のブリーダーズカップ・マイルでは勝負どころで進路を失い9着に終わった。
種牡馬時代
[編集]2021年より北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることになった。初年度の種付け料は350万円である[8]。
2021年は20頭に種付けした[9]。これについて、社台スタリオンステーションの関係者は「昨年(2021年)はアクシデントにより20頭と交配を終えた後は大事を取ってお休みをしました。その中でも少ないながら初年度産駒が誕生していて、名牝系出身のアドマイヤセプターの産駒など注目の繁殖牝馬との間に素晴らしい産駒が誕生しています」などと話した[10]。
2024年6月2日の京都競馬場の第5レースの2歳新馬で、キトンインザスカイ(栗東・高野友和厩舎)が勝利をおさめ、シスキン産駒としてのJRA初勝利となった[11]。また、2024年に産駒がデビューした新種牡馬では、最初の勝ち上がりとなった[12]。
競走成績
[編集]以下の内容は、Racing Post[1]の情報に基づく。
出走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭数 | 枠番 (Draw) |
馬番 (Horse No.) |
着順 | 騎手 | 斤量(st./lb./kg換算) | タイム | 着差 | (2着)馬 |
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2019. 5.11 | ネース | メイドン競走 | 芝6f (Gd) | 7 | 2 | 5 | 1着 | C. キーン | 9-2(128/58) | 1:11.66 | 2馬身3/4 | (Harpocrates) | |
5.24 | カラ | マーブルヒルS | L | 芝6f (GS) | 5 | 5 | 3 | 1着 | C. キーン | 9-3(129/58.5) | 1:12.65 | 2馬身1/2 | (King Nepture) |
6.29 | カラ | レイルウェイS | G2 | 芝6f (Gd) | 5 | 2 | 5 | 1着 | C. キーン | 9-3(129/58.5) | 1:13.02 | 2馬身1/2 | (Monarch of Egypt) |
8. 9 | カラ | フェニックスS | G1 | 芝6f (Sft) | 5 | 2 | 4 | 1着 | C. キーン | 9-3(129/58.5) | 1:17.14 | 3/4馬身 | (Monarch of Egypt) |
2020. 6.12 | カラ | 愛2000ギニー | G1 | 芝1m (GF) | 11 | 2 | 10 | 1着 | C. キーン | 9-2(128/58) | 1:38.49 | 1馬身3/4 | (Vatican City) |
7.29 | グッドウッド | サセックスS | G1 | 芝1m (Gd) | 7 | 1 | 5 | 3着 | C. キーン | 9-0(126/57) | 1馬身1/4 | Mohaather | |
9. 6 | ロンシャン | ムーラン・ド・ロンシャン賞 | G1 | 芝1m (Gd) | 6 | 6 | 4 | 4着 | C. キーン | 8-13(125/56.5) | 8馬身3/4 | Persian King | |
11. 7 | キーンランド | BCマイル | G1 | 芝1m (Gd) | 14 | 4 | 4 | 9着 | C. キーン | 8-12(124/56) | 4馬身3/4 | Order of Australia |
- 馬場状態: GF=Good to Firm, Gd=Good, GS=Good to Soft, Sft=Soft
血統表
[編集]シスキンの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | ミスタープロスペクター系 |
[§ 2] | ||
父 First Defence 2004 鹿毛 |
父の父 Unbridled's Song 1993 芦毛 |
Unbridled | Fappiano | |
Gana Facil | ||||
Trolley Song | Caro | |||
Lucky Spell | ||||
父の母 Honest Lady 1996 黒鹿毛 |
Seattle Slew | Bold Reasoning | ||
My Charmer | ||||
Toussaud | El Gran Senor | |||
Image of Reality | ||||
母 Bird Flown 2011 鹿毛 |
Oasis Dream 2000 鹿毛 |
Green Desert | Danzig | |
Foreign Courier | ||||
Hope | Dancing Brave | |||
Bahamian | ||||
母の母 Silver Star 1996 鹿毛 |
Zafonic | Gone West | ||
Zaizafon | ||||
Monroe | Sir Ivor | |||
Best In Show | ||||
母系(F-No.) | (FN:8-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | Sir Ivor 5 × 4 = 9.38%、Northern Dancer 5 × 5 = 6.25%、Mr. Prospector 5 × 5 = 6.25% | [§ 4] | ||
出典 |
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o “Siskin(USA) form”. Racing Post. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “シスキンが無傷の3連勝、愛2歳G2レイルウェイSで重賞初制覇”. JRA-VAN World. 海外競馬ニュース. JRA-VAN. 2020年4月11日閲覧。
- ^ a b “シスキンが無敗のG1馬に、フェニックスSも制してデビュー4連勝”. JRA-VAN World. 海外競馬ニュース. JRA-VAN. 2020年4月11日閲覧。
- ^ “シスキンが無傷4連勝でG1初制覇/フェニックスS”. 日刊スポーツ (2019年8月10日). 2020年4月11日閲覧。
- ^ a b Cook, Chris (28 September 2019). “Earthlight wins Middle Park but Frankie Dettori steals the show”. 2020年4月18日閲覧。
- ^ “アイルランド競馬の再開日程が発表、愛2000ギニーは6月12日”. JRA-VAN Ver. World - 海外競馬ニュース. JRA-VAN (2020年5月18日). 2020年6月13日閲覧。
- ^ “Siskin Shows Class in Irish Two Thousand Guineas Win”. BloodHorse.com. Blood-Horse LLC. (2020年6月12日). 2020年6月13日閲覧。
- ^ “新種牡馬シスキンが社台スタリオンステーションに到着、今年の愛2000ギニー覇者”. netkeiba.com (2020年12月23日). 2020年12月23日閲覧。
- ^ “2021年の種付情報の公開と各種雄馬の種付頭数” (2021年12月6日). 2021年12月27日閲覧。
- ^ 「日本の競馬に適性高い血統背景が魅力/シスキン」『日刊スポーツ』2022年2月24日。2023年1月22日閲覧。
- ^ 「【京都5R新馬戦結果】キトンインザスカイがV シスキン産駒のJRA初勝利」『netkeiba』2024年6月2日。2024年6月2日閲覧。
- ^ 「【2歳新馬・京都5R】キトンインザスカイが好位抜け出しV!父シスキンは新種牡馬勝ち第1号」『サンケイスポーツ』2024年6月2日。2024年6月2日閲覧。
- ^ a b c d “Siskinの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2020年6月12日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post