シクト・ドゥドゥム
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シクト・ドゥドゥム 教皇 エウゲニウス4世 による 教皇勅書 | |
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発令日 | 1435年1月13日 |
シクト・ドゥドゥム(ラテン語:Sicut Dudum)は、1435年1月13日にエウゲニウス4世 (ローマ教皇)がフィレンツェで公布した教皇勅書であり、キリスト教に改宗した、あるいは改宗しようとしているものを含むカナリア諸島のグアンチェ族全ての奴隷化を禁止したものである。シクト・ドゥドゥムは、前年に発行されたカナリア諸島でのポルトガル人による襲撃を非難するCreator Omniumを強化するためのものであった。
条文
[編集]私たちは、この文書が公布されてから15日以内に、かつて前記カナリア諸島に住んでいて、捕らえられ奴隷にされていた男女の信徒を含む全ての人を、以前のように自由に復帰させることを命じます。これらの人々は、完全かつ永続的に自由であり、金銭を要求したり受け取ったりすることなく解放されるべきです。もし15日が経過してもこれが行われない場合は、その行為自体が破門の宣告を受けることになり、聖座やスペインの司教、あるいは前述のフェルディナンドであっても、捕虜となった人々に自由を与え、その財物を回復させない限り、死をもってしても免れることはできません[1][2]。 — 教皇エウゲニウス4世『シクト・ドゥドゥム』第4条
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ Pope Eugene IV, Sicut Dudm, §4, Florence, 13 January 1435
- ^ Panzer, Joel S., Fr. Joel S. Panzer's book, "The Popes and Slavery", Appendix B, Society of St. Paul, 1996