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シカゴ・スタッグズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

シカゴ・スタッグズ(Chicago Stags)はかつてアメリカ合衆国イリノイ州シカゴに存在したNBAのバスケットボールチーム。1946年に創設されて、1950年に解散した。

歴史

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BAAが創設時、11チームが2つのディビジョンに分かれていて、シカゴ・スタッグズは西部地区に所属した。

1946-47シーズンは、49勝11敗のワシントン・キャピトルズに次いで39勝22敗で終了、3位で38勝23敗に終わったセントルイス・ボンバーズを1ゲーム差で退け地区2位となった。 プレーオフ1回戦は不戦勝となり2回戦でキャピタルズと対戦4-2で勝ち上がった。 そして決勝で、フィラデルフィア・ウォリアーズと対戦したが1-4で敗れた。

1947-48シーズンには、11チームあったリーグは8チームになっていてスタッグズは4チーム中セントルイス・ボンバーズに次いで2位になった。まず同率だったワシントン・キャピトルズと対戦4点差で勝利して、プレーオフに勝ち進んだ。 準々決勝では、ボストン・セルティックスと対戦して勝利、準決勝に進んだ。 しかし、そこでその年チャンピオンとなったボルチモア・ブレッツに敗れた。

1948-49シーズンはミネアポリス・レイカーズや、ニューヨーク・ニッカボッカーズと同じディビジョンになり、地区優勝したロチェスター・ロイヤルズと7ゲーム差、38勝22敗で地区3位となった。プレーオフに出場できるのは、6チームから8チームとなり、スタッグズは最終的にチャンピオンになったレイカーズと対戦し、0-2で敗れた。

1949-50(最後のシーズン)は、BAAはNBAに改称するとともに、3地区17チームに膨れ上がった。スタッグズは首位と11ゲーム差の40勝28敗で終わり、レイカーズ、ロイヤルズに次いで地区3位となった。しかしプレーオフには出場できなかった。

シーズンごとの成績

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Note: 勝 = 勝利数, 敗 = 敗戦数, % = 勝率

シーズン % プレーオフ 結果
Chicago Stags (BAA)
1946-47 39 22 .639 BAAプレーオフ準決勝勝利
BAA決勝敗退
スタッグズ 4, ワシントン・キャピトルズ 2
フィラデルフィア・ウォリアーズ 4, スタッグズ 1
1947-48 28 20 .583 タイブレーク勝利
プレーオフ1回戦勝利
プレーオフ準決勝敗退
スタッグズ 1, ワシントン・キャピトルズ 0
スタッグズ 2, セルティックス1
ボルチモア・ブレッツ 2, スタッグズ 0
1948-49 38 22 .633 ディビジョン準決勝敗退 ミネアポリス・レイカーズ 2, スタッグズ 0
シカゴ・スタッグズ (NBA)
1949-50 40 28 .588 タイブレーク敗戦
ディビジョン準決勝敗退
フォートウェイン・ピストンズ 1, スタッグズ 0
ミネアポリス・レイカーズ 2, スタッグズ 0

外部リンク

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