シェイン・カーウィン
基本情報 | |
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本名 |
シェイン・バニスター・カーウィン (Shane Bannister Carwin) |
国籍 | アメリカ合衆国 |
生年月日 | 1975年1月4日(49歳) |
出身地 | コロラド州グリーリー |
所属 |
ジャクソンズMMA →グラッジ・トレーニング・センター |
身長 | 188cm |
体重 | 120kg |
リーチ | 203cm |
階級 | ヘビー級 |
バックボーン | レスリング |
テーマ曲 |
Bodies (ドラウニング・プール) |
シェイン・カーウィン(Shane Carwin、1975年1月4日 - )は、アメリカ合衆国の男性総合格闘家。コロラド州グリーリー出身。グラッジ・トレーニング・センター所属。元UFC世界ヘビー級暫定王者。
来歴
[編集]6歳の時にレスリングを始める。大学時代はNCAAディヴィジョン2で1度王者になり、オールアメリカンに3度選出された。また、アメリカンフットボールでもオールアメリカンに選出され、大学4年生のオールスターゲームであるシニアボウルの出場選手に選ばれている。
2005年10月14日、30歳でWEC 17においてプロ総合格闘技デビューを果たし、カールトン・ジョーンズに勝利した。
2007年12月1日、Ring of Fire 31で行われたROFヘビー級王座決定戦でシャーマン・ペンダーガーストと対戦し、TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。
UFC
[編集]2008年5月24日、UFC初参戦となったUFC 84でクリスチャン・ウェリッシュと対戦し、1R開始44秒でKO勝ちを収め、白星デビューとなった。10月18日にはイギリスで行われたUFC 89に出場、地元出身のニール・ウェインにマウントパンチで勝利し、UFC2連勝とした。
2009年3月7日、UFC 96でガブリエル・ゴンザーガと対戦し、1R開始1分9秒で右ストレートでダウンさせてからの右アッパーでKO勝ちを収めた[1]。
2009年11月21日のUFC 106でUFC世界ヘビー級王者ブロック・レスナーとタイトルマッチで対戦予定であったがレスナーの体調不良により、2010年1月2日のUFC 108に延期されるも、最終的に試合は消滅した[2][3]。
2010年3月27日、UFC 111のUFC世界ヘビー級暫定王座決定戦でフランク・ミアと対戦。クリンチアッパー連打でダウンさせてからのパウンドにより、プロデビューから12試合連続1Rフィニッシュ勝利となる、1R3分48秒でKO勝ちを収め王座獲得に成功。ノックアウト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。試合後に正規王者レスナーがオクタゴンに上がり、王座統一戦での対戦を約束した[4]。
2010年7月3日、UFC 116のUFC世界ヘビー級王座統一戦で正規王者ブロック・レスナーと対戦。1Rはパンチでダウンをさせてからのパウンドででレスナーを圧倒。しかし、それまで自身が経験したことのなかった2Rに突入するとスタミナ切れにより失速。肩固めで一本負けを喫し王座統一に失敗し、総合格闘技公式戦初の黒星を喫するとともに暫定王座を失った[5]。
2011年1月1日、UFC 125でロイ・ネルソンと対戦予定であったが、カーウィンが首の手術を受け試合が消滅した[6]。
2011年6月11日、UFC 131でジュニオール・ドス・サントスと対戦し、0-3の判定負けを喫した。
2012年、The Ultimate Fighter 16でロイ・ネルソンと共にコーチを務めた。12月15日のThe Ultimate Fighter 16 Finaleでネルソンとのコーチ対決が予定されていたが、負傷により欠場した。
2013年5月8日、自身のTwitter上で引退を表明した[7]。
人物・エピソード
[編集]- 拳が大きいためグローブは、最大サイズの4Xのグローブのサイドをカットした特注品を使用している[8]。
- コロラド鉱山大学で機械工学、ウェスタン・コロラド大学で環境工学の学士号を取得。エンジニアとして働いている。
- 日本で東日本大震災が起きた際に、米国で自らTシャツを販売して義援金を募り、米格闘技界に支援を呼びかけた[9]。
戦績
[編集]総合格闘技 戦績 | ||||||
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14 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
12 勝 | 7 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 敗 | 0 | 1 | 1 | 0 |
勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
× | ジュニオール・ドス・サントス | 5分3R終了 判定0-3 | UFC 131: dos Santos vs. Carwin | 2011年6月11日 |
× | ブロック・レスナー | 2R 2:19 肩固め | UFC 116: Lesnar vs. Carwin 【UFC世界ヘビー級王座統一戦】 |
2010年7月3日 |
○ | フランク・ミア | 1R 3:48 KO(パウンド) | UFC 111: St-Pierre vs. Hardy 【UFC世界ヘビー級暫定王座決定戦】 |
2010年3月27日 |
○ | ガブリエル・ゴンザーガ | 1R 1:09 KO(右ストレート→右アッパー) | UFC 96: Jackson vs. Jardine | 2009年3月7日 |
○ | ニール・ウェイン | 1R 1:31 TKO(マウントパンチ) | UFC 89: Bisping vs. Leben | 2008年10月18日 |
○ | クリスチャン・ウェリッシュ | 1R 0:44 KO(右ストレート) | UFC 84: Ill Will | 2008年5月24日 |
○ | シャーマン・ペンダーガースト | 1R 1:41 TKO(パウンド) | Ring of Fire 31: Undisputed 【ROFヘビー級王座決定戦】 |
2007年12月1日 |
○ | レックス・リチャーズ | 1R 1:24 フロントチョーク | Art of War 4 | 2007年10月27日 |
○ | リック・スレイトン | 1R 0:49 KO(パンチ) | Ring of Fire 30: Domination | 2007年9月15日 |
○ | クリス・ギーエン | 1R 0:29 チョークスリーパー | Ultimate Texas Showdown 6 | 2006年6月24日 |
○ | ジャスティス・スミス | 1R 0:31 TKO(パンチ連打) | Extreme Wars 3: Bay Area Brawl | 2006年6月3日 |
○ | ジェイ・マッカウン | 1R 1:31 チョークスリーパー | Ultimate Texas Showdown 5 | 2006年4月29日 |
○ | ケイシー・ジャクソン | 1R 0:22 ギロチンチョーク | Extreme Wars 2: X-1 | 2006年3月18日 |
○ | カールトン・ジョーンズ | 1R 2:11 ギブアップ(パンチ連打) | WEC 17: Halloween Fury 4 | 2005年10月14日 |
獲得タイトル
[編集]表彰
[編集]- UFC ノックアウト・オブ・ザ・ナイト(1回)
脚注
[編集]- ^ 【UFC96】ナパォン、カーウィンに69秒KO負け MMAPLANET 2009年3月8日
- ^ ブロック・レスナーが奇跡の復活!UFCヘビー級王者戦は夏実現へ UFC日本語公式サイト 2010年1月21日
- ^ 【UFC108】対戦カード変更続出、UFC2010スタート!! MMAPLANET 2009年12月29日
- ^ 【UFC111】カーウィンまたもや1R決着、暫定王座戴冠 MMAPLANET 2010年3月28日
- ^ 【UFC116】レスナー絶体絶命も、大逆転で王座統一 MMAPLANET 2010年7月4日
- ^ 【UFC125】MMA2011は五味隆典×グイダでスタート MMAPLANET 2010年12月31日
- ^ Twitter-@ShaneCarwin
- ^ みどころ UFC116 UFC WORLD
- ^ UFCカーウィンら米格闘技界も支援動く日刊スポーツ 2016年11月12日
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]暫定王座決定戦 対戦者 フランク・ミア |
UFC世界ヘビー級暫定王者 2010年3月27日 - 2010年7月3日 |
次暫定王者 王座統一戦により消滅 |