ザ・マペッツ・スタジオ
カーミットの画像(真ん中) | |
以前の社名 | ザ・マペッツ・ホールディングス・カンパニー(2004年 - 2007年) |
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種類 | 子会社 |
業種 | エンターテインメント |
設立 | 2004年2月14日 |
本社 | アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス |
ブランド | マペット(ディズニー) |
所有者 | ディズニー・ライブ・エンターテインメント |
従業員数 | 5人 (2015年) |
親会社 | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
ウェブサイト | https://muppets.disney.com/ |
ザ・マペッツ・スタジオ(The Muppets Studio, LLC)は、アメリカ合衆国のウォルト・ディズニー・カンパニー(ディズニー・ライブ・エンターテインメント)傘下の映画製作会社である[1]。
概要
[編集]ザ・マペッツ・スタジオは『マペット』に登場する緑色のカーミットをシンボルに、活躍をしている[2]。
2004年に設立された製作会社である。その後ウォルト・ディズニー・カンパニーがザ・マペッツ・アンド・ビッグ・ベアを買収したが、映画製作会社はウォルト・ディズニー・スタジオの子会社にはならず、ディズニーリゾートの運営で知られているディズニー・エクスペリエンス完全子会社となった。また、ウォルト・ディズニー・ダイレクト・トゥ・コンシューマー&インターナショナルによる「Disney+」でも全作品に加えてオリジナル作品も配信されることが決定した[3][4]。
また、日本のみならず、世界でもディズニー・チャンネルやディズニーXD、ディズニージュニアや同じディズニー傘下のABCのチャンネルでも放送されている[5][6]。
権利問題
[編集]ディズニー社がジム・ヘンソン・カンパニーを7500万ドルで買収し、マペット・キャラクター権を獲得した。マペットのキャラクターも登場する『セサミストリート』の一部の配給権はソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(ソニーグループ)が所持している。また、この買収により「マペット」という単語はディズニー社の登録商標となったが、セサミワークショップはこれまで通り自身のキャラクターをマペットと呼ぶことが出来、ディズニー社とのライセンスとの元で過去のカーミットが登場する映像を利用する事が出来る。
2011年の『ザ・マペッツ』よりウォルト・ディズニー・ピクチャーズと共に製作をしている。
ディズニー以外のテーマパークの展開
[編集]シンボルのカーミットは『セサミストリート』にも登場しているが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(ユニバーサル・デスティネーションズ&エクスペリエンシズ)のハリウッド・エリア内にはマペットキャラクターは登場していない。
それは、ウォルト・ディズニー・カンパニーがマペッツ・スタジオを買収したため、『セサミストリート』ではなく、マペッツ関連の作品は、映画と違い、ディズニーパーク以外のテーマパークには登場させる事は出来ない。
歴史
[編集]2006年、マペット・ホールディング・カンパニーは、ディズニー・コンシューマー・プロダクツからウォルト・ディズニー・スタジオのウォルト・ディズニー・モーション・ピクチャーズ・グループの一員に譲渡された。同年、ディズニーはパペットヒープと契約して、マペット・キャラクターを再構築などを行った。2007年4月、マペット・ホールディング・カンパニーは、社名をザ・マペッツ・スタジオ社名変更を行った。
ディズニー・シアトリカル・プロダクションズ(ディズニー・シアトリカル・グループ)は、マペットに基づいたショーが計画され、日本でも公開された[7]。2018年3月のディズニーによる部門再編でウォルト・ディズニー・スタジオからディズニー・パークス・エクスペリエンス・プロダクツ傘下の企業となった。
キャラクター
[編集]ディズニーパークでの登場
[編集]ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのディズニー・ハリウッド・スタジオで、マペッツ作品は登場している。また「マペット・ビジョン 3D」と呼ばれるシアタータイプのアトラクションも存在している[8][9][10]。かつてはディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー(ディズニーランド・リゾート)にも存在していた。
エプコット(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)と香港ディズニーランド(香港ディズニーランド・リゾート)でブンゼンとビーカーを主役にした「マペット・モバイルラボ」、マジック・キングダム(ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート)でマペットたちがアメリカの歴史を紹介する「マペッツ・プレゼンツ...グレート・モーモンツ・イン・アメリカン・ヒストリー」という名のショーが公演されている。
日本の場合は東京ディズニーリゾート内の東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、内にアトラクションのやエリアの展開、グッズ販売などは行っていないが、ディズニー・ハロウィーンでの仮装では仮装対象作品に入っている[11]。
作品
[編集]映画
[編集]- 『マペットの夢みるハリウッド』(1979年公開)
- 『マペットの大冒険/宝石泥棒をつかまえろ!』(1981年公開)
- 『マペットめざせブロードウェイ!』(1984年公開)
- 『マペットのクリスマス・キャロル』(1992年公開)
- 『マペットの宝島』(1996年公開)
- 『ゴンゾ宇宙に帰る』(1999年公開)
- 『ザ・マペッツ』(2011年公開)[12][13]
- 『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』(2014年公開)
テレビ映画
[編集]- 『マペットのメリー・クリスマス』(2002年)
- 『マペットのオズの魔法使い』(2005年)
オリジナルビデオ
[編集]- 『マペット・クラシック・シアター』(1994年)
- 『カーミットのどろんこ大冒険』(2002年)
テレビ作品
[編集]- 『サムと友達』(1955年 - 1961年)
- 『マペット・ショー』(1976年 - 1981年)
- 『マペット・ベイビーズ』(1984年 - 1990年)
- 『リトル・マペット・モンスター』 (1985年)
- 『ジム・ヘンソンのファンタジー・ワールド』(1989年)
- 『マペット放送局』(1996年 - 1998年)
- 『ザ・マペッツ』(2015年 - 2016年)
- 『マペット・ベビー』(2018年 - )
Disney+
[編集]- 『マペット大集合!』(2020年)
- 『マペットのホーンテッドマンション』(2021年)
脚注
[編集]- ^ “ザ・マペッツ : 作品情報”. 映画.com. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “ザ・マペッツ|ブルーレイ・DVD・デジタル配信|ディズニー公式”. ディズニー公式. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “D23 Expoで発表されたDisney+のドラマ・映画の情報まとめ”. jp.ign.com. 2020年2月19日閲覧。
- ^ 厚憲, 並木. “ディズニー、「動画ネット配信」戦略の全貌 | 敵はNetflixだけではない”. 週刊東洋経済プラス. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “新キャラも!「マペット・ベイビーズ」がCGアニメで復活!”. シネマトゥデイ. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “ディズニーが贈る等身大プリンセス 今年、映画公開で話題となった「シンデレラ」も登場ディズニー・サンデー「ちいさなプリンセス ソフィア」 | ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社のプレスリリース”. prtimes.jp. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “「ザ・マペッツ」5月19日公開 ディズニーがマペットのミュージカル”. アニメ!アニメ!. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “https://disneyworld.disney.go.com/attractions/hollywood-studios/muppet-vision-3d/” (英語). disneyworld.disney.go.com. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “2020年 Muppet Vision 3Dへ行く前に!見どころをチェック”. トリップアドバイザー. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “【WDW】マペット・ビジョン3D | ハリウッドスタジオ(フロリダ)のクチコミ・感想”. tdrnavi. 2020年2月19日閲覧。
- ^ Pamiroh (2016年6月20日). “ザ・マペッツも仮装対象に。TDL・TDS「ディズニー・ハロウィーン」2016”. Muppamiroh. 2020年2月19日閲覧。
- ^ “注目映画紹介:「ザ・マペッツ」 原色カラーが広がるマペットショーに心躍る”. MANTANWEB(まんたんウェブ). 2020年2月19日閲覧。
- ^ DaysLikeMosaic (1439740219). “「ザ・マペッツ」:人・マペット混然一体のミュージカル・コメディで人形劇を復活させるディズニー・マジック”. 夢は洋画をかけ廻る. 2020年2月19日閲覧。