ザキール・フセイン
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ウスタッド・ザキール・フセイン Ustad Zakir Hussain | |
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ミュンヘンでのザキール・フセイン(2001年) | |
基本情報 | |
生誕 | 1951年3月9日(73歳) |
出身地 | インド マハーラーシュトラ州ムンバイ |
ジャンル | ヒンドゥスターニー音楽/インドの伝統音楽、フュージョン、ワールドミュージック |
職業 | タブラ奏者 |
担当楽器 | タブラ |
活動期間 | 1963年 - |
レーベル | HMV |
共同作業者 |
シャクティ リメンバー・シャクティ タブラ・ビート・サイエンス |
公式サイト |
zakirhussain |
ウスタッド・ザキール・フセイン(Ustad Zakir Hussain、ヒンディー語: ज़ाकिर हुसैन、ウルドゥー語: زاکِر حسین、1951年3月9日 - )は、インド出身の世界的に有名なタブラ奏者。
北インドの伝統音楽、ヒンドゥスターニー音楽を基盤としているが、様々な海外ミュージシャンとも共演しており、グレイトフル・デッドのミッキー・ハートやヴァン・モリソン、ジョン・マクラフリンらとシャクティを、ビル・ラズウェルとタブラ・ビート・サイエンス等を組んでいた。
来歴
[編集]著名なタブラ奏者であるウスタッド・アラー・ラーカの息子として生まれ、幼い頃よりインドの伝統音楽に触れ、学び育った。12歳になる頃には北インドのプロのミュージシャンと競演をするようになる。
父の後を継ぐようにして、シタール奏者のラヴィ・シャンカルのサポートをするようになり、1970年に共にアメリカにてデビューする。ニューヨークに滞在している時、ギタリストのジョン・マクラフリンと出会い、シャクティを結成。1970年代半ばから後半にかけて活動し、活動停止するが、後年、1997年に再結成し、リメンバー・シャクティの名義でワールド・ツアーを行い、2005年に来日公演を実現している。
1999年にはビル・ラズウェルとのユニット、タブラ・ビート・サイエンスを組んでいる。2008年には南インドのカルナタカ音楽等の汎インドのパーカッショニストらによる「マスターズ・オブ・パーカッション」との来日公演も行った。2022年京都賞思想・芸術部門受賞。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- Evening Ragas (1970年) ※with ヴァサン・ライ
- Shanti (1971年)
- 『メイキング・ミュージック』 - Making Music (1987年) ※with ヤン・ガルバレク、ジョン・マクラフリン、ハリプラサード・チョウラシア
- Zakir Hussain and the Rhythm Experience (1987年)
- Tabla Duet (1988年) ※with アラー・ラーカ
- 『北インドの古典音楽(2)』 - Venu (1989年) ※with ハリプラサード・チョウラシア
- Maestro's Choice Series One (1991年) ※with アラー・ラーカ
- When Words Disappear (1991年) ※with デイヴィッド・トラゾフ
- 『インド〜ラーガ・プルヤ・カルヤン』 - India: Raga Purya Kalyan (1991年) ※with シヴ・クマール・シャルマ
- Flights of Improvisation (1992年) ※with G. S. Sachdev
- Sangeet Sartaj (1992年)
- The One and Only (1992年) ※with アドナン・サミー
- Music of the Deserts (1993年)
- Magical Moments of Rhythm (1993年)
- Jog And Rageshri (1994年) ※with Pandit V. G. Jog
- Ustad Amjad Ali Khan & Zakir Hussain (1994年) ※with ウスタッド・アムジャッド・アリ・カーン
- Golden Krithis Colours (1994年) ※with クンナックディ・ヴァイディヤナタン
- Kirwani: Essence Of A Raag (1995年) ※with クリシュナ・バッド
- Essence of Rhythm (1998年)
- Maestro's Choice - Series Two (1995年) ※with スルタン・カーン
- World Network Series, Vol. 1: India- Raga Purya Kalyan (1995年) ※with シヴ・クマール・シャルマ
- 『スペース・ザ・エレメンツ』 - The Elements - Space (1996年)
- Fire Dance (1998年) ※with パット・マルティーノ、ピーター・ブロック、ウスタッド・ハビブ・カーン、イリヤ・レイズマン
- 『インド古典パーカッション〜超絶のリズム』 - Super Percussion Of India (1999年)
- Golden Strings of the Sarode (2001年) ※with アーシシ・カーン
- Selects (2002年)
- Energy (2003年)
- Punjabi Dhamar (2004年)
- Raag Chandrakauns (2004年) ※with ハリプラサード・チョウラシア
- Global Drum Project (2007年、Shout Factory) ※with ミッキー・ハート、シキル・アデポジュ、ジオバーニ・イダルゴ
- 『インド古典パーカッション』 - Super Percussion Of India : Ud, Zakir Hussain (2008年)
- The Melody Of Rhythm (Triple Concerto & Music For Trio) (2009年) ※with ベラ・フレック、エドガー・メイヤー
- Good Hope (2019年) ※with デイヴ・ホランド、クリス・ポッター
- 『イズ・ザット・ソー?』 - Is That So? (2020年) ※with ジョン・マクラフリン、シャンカル・マハーデーヴァン
シャクティ
[編集]- 『ライブ・シャクティ』 - Shakti (1976年、Columbia)
- 『ハンドフル・オブ・ビューティー』 - A Handful of Beauty (1976年、Columbia)
- 『ナチュラル・エレメンツ』 - Natural Elements (1977年、Columbia)
リメンバー・シャクティ
[編集]- 『リメンバー・シャクティ』 - Remember Shakti (1999年、Verve)
- 『ザ・ビリーヴァー』 - The Believer (2000年、Verve)
- 『サタデー・ナイト・イン・ボンベイ』 - Saturday Night in Bombay (2001年、Verve)
- Live at 38th Montreux Jazz Festival (2004年)
- Live at Miles Davis Hall (2004年) ※1999年録音
タブラ・ビート・サイエンス
[編集]- 『ターラの子宮』 - Tala Matrix (2000年、Axiom)
- Live in San Francisco at Stern Grove (2002年、Axiom)
参加アルバム
[編集]- ミッキー・ハート : Rolling Thunder (1972年)
- ジョン・ハンディ with アリー・アクバル・カーン : Karuna Supreme (1976年、MPS)
- ジョン・ハンディ : Hard Work (1976年ABC/Impulse)
- ディガ・リズム・バンド : 『ディガ』 - Diga (1976年)
- シャンカール : 『幻想悦楽園〜ジョン・マクラフリンに捧ぐ〜』 - Who's to Know (1980年)
- シャンカール : 『ソング・フォー・エヴリワン』 - Song for Everyone (1985年)
- ミッキー・ハート : At the Edge (1990年)
- ミッキー・ハート : Planet Drum (1991年)
- シャンカール : 『M.R.C.S.』 - M.R.C.S. (1991年)
- シヴ・クマール・シャルマ : 『インド音楽の巨匠-2』 - Rag Madhuvanti / Rag Misra Tilang (1993年)
- ラヴィ・シャンカル : Concert for Peace (1993年)
- シャンカール : Raga Aberi (1995年)
- ミッキー・ハート : Mickey Hart's Mystery Box (1996年)
- ジョージ・ブルックス : Night Spinner (1998年、Moment Records)
- ミッキー・ハート : Supralingua (1998年)
- ファラオ・サンダース : 『セイヴ・アワ・チルドレン』 - Save Our Children (1999年)
- ミッキー・ハート : Spirit into Sound (1999年)
- ウスタード・モハンマド・オマール : Virtuoso from Afghanistan (2002年)
- ジョージ・ブルックス : Summit (2002年、Earth Brothers Music BMI)
- ミッキー・ハート : The Best of Mickey Hart: Over the Edge and Back (2002年)
- チャールス・ロイド : Sangam (2006年)
- V.セルヴァガネーシュ : Soukha (2006年、Naive)
- ミッキー・ハート・バンド : Mysterium Tremendum (2012年)