サーターラー
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サーターラー(マラーティー語:सातारा, ヒンディー語:सतारा, 英語:Satara)は、インドのマハーラーシュトラ州、サーターラー県の都市。かつてはマラーター王国の首都であった。
名称
[編集]都市名の由来に関しては2つの説があり、一つは単純にバフマニー朝の君主が建てた城の壁が17面(サーターラー)であったこと、もう一つはマーラーティー語で7を意味するサート(Saat सात)と丘を意味するターラー(Tara तारा)でサーターラーとなったとする説がある。
歴史
[編集]古くはデカン地方を支配したラーシュトラクータ朝の支配下にあった。
1296年にデリー・スルターン朝の支配下になり、その後は バフマニー朝、およびその分枝たるビジャープル王国のもとで栄えた。
1663年、マラーターの指導者シヴァージーに攻略された。その後、シヴァージーは1674年にマラーター王国を建国した。
その後、1699年にシェンジを捨てて逃げたラージャーラームによって王都に定められたが、1700年に皇帝アウラングゼーブによって攻略された(サーターラー包囲戦)。
1706年、マラーター王国はサーターラーを取り戻し、1708年にシャーフーが王座に付いたのちは、王都として発展を遂げた。
1818年、マラーター王国はイギリス保護下のサーターラー藩王国となり、サーターラーはその首都としてあり続けたが、1848年に藩王が死ぬとイギリス直轄領となった。
1940年代、インド独立運動がさかんとなると、サーターラーは独立運動家の拠点の一つとなった。
地理
[編集]サーターラーは北緯17度41分 東経73度59分 / 北緯17.68度 東経73.98度に位置している[1]。